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2017年05月17日

レクサスLC500hを試してみた

若い方はご存じないかも知れませんが、その昔1970年代後半まで、クラウンやセドリック/グロリアに2ドアハードトップモデルが存在しておりました。ひとつのモデルに2ドアと4ドアが同居するケースは今でも残っているものもありますが、当時のそれはただ単にドアの枚数を減らしてセンターピラーを取り去っただけのものが当たり前でありました。

それが80年代に入ってソアラが華々しく登場し、単にドアの枚数を減らしただけの車とは明らかに違うスペシャリティなクーペは当時の日本人の心を鷲掴みにした記憶があります。そしてクラウンの2ドアハードトップはそれを見届けて終了となった訳ですが、その後空前の高級車ブームの中では4ドアモデルの大ヒットの陰に隠れてしまった感があります。それは自営のおとうさん的に「2ドアは経費として難しい」という事もあったと思いますが、日本で大人のクーペというマーケットそのものが時期尚早だったのかも知れません。

で、今回全く新しいモデルとして登場したレクサスLCですが、去年あたりのスクープ画像を見て「お、コレはスーパースポーツなのか」と正直盛り上がりました。が、登場して詳細をチェックすると自分の中でLCがどんな車なのかよく分からなくなる一方でありました。

そこで百聞は一見にしかずという訳ではありませんが、今回は御厚意により自分の日常にLCを持ち込んで試すという機会に恵まれ、最近新しい車ネタが飢餓状態が続いていた事が解消されました。ディーラーさんには感謝致します。


そのスタイルはワイドで低く、一見スーパースポーツを思わせる面構えです。

リアフェンダーのグラマラス感も、これまでの国産車には無かったものです。

モデル名エンブレムがセンターに来たのはポルシェを意識したのかな…


全長4770mm、全幅1920mm、全高1345mmと比較的全高が高めの印象があります。ホイールベースも2870mmと比較的長めですが、注目すべきは最小回転半径が5.4mと小さ目な事です。

この恩恵で我が家の車庫にも比較的苦労せずに入庫可能で、このあたりはトヨタのマジメさが生きています。

3.5のV6ハイブリッドは299psでトルクは36.3と他のV6ハイブリッドよりも若干パワーが上がっています。因みに5000のV8になると477psでトルクが55.1となり、10速ATとの組み合わせとなりますが、こちらも2017年登場の車としては多少控えめな印象です。車重もハイブリッドで2020kgとなかなか重量級で、V8でも1960kgとかなり重い印象があります。


この個体には前245/45RF20と後275/40RF20が装着されておりましたが、オプションで21インチもあるそうです。

乗り込みます。

最近は空力を考えて格納式ドアハンドルが採用される車も増えました。ただおもてなしを標榜するレクサスならばクロージャーが欲しくなります。

上質な素材とデザインで、特にドア内貼りの意匠の凄さはトヨタ以外では実現不可能なほど複雑です。

シートは比較的大人しい印象を持ちました。どちらかと言えばラグジュアリー寄りかも。

シートに収まると、その贅沢な素材に心地よさを感じます。が、欧州のスーパースポーツのような昂揚感みたいなものは皆無でありました。

実際に走り出してみると、あの「ムイ~」という音で走り出すお馴染みのレクサスのハイブリッドそのものであります。それは正直なところ我が家にもあるRXとの違いをあまり見出す事は出来ず、強いて言えば低いドラポジでクーペに乗っている事を再認識する程度でありました。これがV8になってもマセラティのグランツーリズモのようにスタートから吠えまくる訳では無く、スポーツプラスモードを選択してある程度踏み込まない限りは咆哮を聞く事はありません。ハイブリッドも道が空いて少し強めに踏み込んだ時は心地よい音の演出を感じますが、どこまでも静かな車であることには変わりありません。それはもう国民性の表れなのでしょう。

LC・・・Luxury Coupeなので当然ですが、少し元気よく走ろうとすると2020kgの重さが気になります。この辺りはもう少しホイールベースを詰めるとかなり変わるハズですが、それより乗り心地を優先した結果なのだろうと思われます。

申し訳ありませんが、内外装の提案に関しては結構好印象を持てる割には走りに関してはいつもの「良い。おわり。」という感想以上を感じる事が出来ませんでした。「これが現代のスポーツだ」と言えない事も無いかと思いますが、それがV8になってもあまり大きく印象は変わりませんでした。という事はこの車にはV6ハイブリッドがベストマッチなのかも知れません。

興味があったので営業さんに「これを買いに来た人の下取りってどんな車が多いですか」と伺うと、同じレクサスのRC、一番多いのがGSとLSとの事でした。セールスマニュアルには仮想敵としてポルシェやジャガーFタイプなどが挙げられているようですが、私的に異論を承知で申せば最大のライバルは今度登場する新型レクサスLSではないかと思うのです。

つまりこの車は良くも悪くも嘗てのソアラの再来であり、欧州のスーパーカーとは根本的に方向性が違います。ただソアラが登場した頃は特にハードの部分で飛びぬけた印象がありましたが、今やどのクラスの車もかなりの水準を保っている為にそのアドバンスが目立たないのでありましょう。例えば今まで頑張ってきた自営のお父さんが「最近は子供も乗らないし…」という理由で自分へのご褒美としてLSからLCに乗り換えるというシチュエーションが一番しっくり来ます。

そんな訳で、レクサスLCは優れたグランドツーリングカーという自分の中での結論を見出す事が出来ました。街の中での注目度は昨年末のアストンマーチンDB11以上のものがあり、やはり日本人にとってのレクサスが特別な存在であることを再認識しました。

ただ輸入車党の私的にレクサスで一番美味しいのはSUVなんですけどね。


にしてもこのライトの造形の凄さは大したものです。
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Posted at 2017/05/17 11:28:14

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この記事へのコメント

2017/05/17 12:15:36
きっとこれからのクルマなんでしょう。
LSと名を受けて歴史のレの字も無い状態では、
なにもかもが手探りで、トヨタ自体にも若干の迷いがあるのかもしれませんね。

嫁にこの画像見せたら、「当時はこんな造形に出来る技術が無かったのよねぇ・・」と申しておりました笑
コメントへの返答
2017/05/17 12:50:43
多分今でもこれだけの造形技術ってトヨタ以外には難しいのではと思ってしまいます。

もし今後スーパースポーツを出す予定があるとしたら、レクサスではなくトヨタブランドで出して欲しいと思いました。日産がGT-Rをインフィニティブランドで出さなかったように。
2017/05/17 13:34:47
F-type下取りにしてこれには...しないでしょうね.ポルシェもないだろうなぁ...あるとしたらメルセデスのクーペかCLS?ちょっとお安い目だけどアウディのA5?

おっしゃるようにTOYOTAスープラかソアラで出してたら、こちらの捉え方も全然違うと思います.他社との比較で作る間は、それこそWraithぐらいを目指して作らないと打倒ドイツ3強は簡単にはいかないのかもしれませんね.
コメントへの返答
2017/05/17 15:40:44
あ、CLSからの乗りかえって想像し易いですね。ポルシェとかFタイプは全く別の乗り物なので、これはなさそうです。

これを見ていると、メーカーもどっちに振るか相当迷ったのでしょうね。そういう意味ではライバルと真っ向勝負よりもLSクーペ的なスタンスは間違っていないのかも知れませんが。

スープラも噂は聞きますね。是非トヨタブランドで出して欲しいものです。
2017/05/17 17:37:45
初めまして!私もx350のXJRに乗っておりまして、いつも楽しく拝見させて頂いております。多分年齢も近く、小学校高学年時にソアラにハマりまくった世代です。デザインはもちろん、あのデジタコはたまらなく魅力的でした!

さて、このLCは以前XK8に乗っていたクーペ好きとしては気になる一台で、早速ハイブリッドではないV8の方に試乗してきました。外装デザインの秀逸さは既に書かれている通りで、ただ個人的にはサンルーフ設定が無いのが残念だったのと、排気音をあそこまで煩くする必要があったのか?それが今の時代の流れなのか、僅か20分ほどの試乗でしたが、試乗後は何だか疲れてしまって、デザインが良いだけに残念な気持ちになりました。インパネのメーターも、オーソドックスな2連or3連表示もできたら良いのにと思いました。ただ感心したのがブレーキの効きの良さです。XJRもブレンボ製の大きなブレーキを装着していますが、LCの初期作動の良さやリニアさは感心しました。BMWの4シリーズよりもカッチリ効く印象を持ちました。

では、今後も楽しみに読ませて頂きます。
コメントへの返答
2017/05/17 19:15:21
初めまして。コメントありがとうございます。

あの頃のソアラは本当に夢のような存在でした。今の子達が同じようにLCにそれを感じる時代だとは思いませんが、やはりいつの時代も夢であってほしいですね。

確かに車そのものの造り込みとかデザインに関しては素晴らしいものがありますね。ご指摘のV8のエンジン音は確かに車のキャラクターに対してアンバランスな印象があり、その部分にトヨタの迷いみたいなものを感じました。

そういえば書くのを失念してしまいましたが、ブレーキはその通りでV8のタッチのほうがカチッとした印象があり、ハイブリッドはやや緩いかなと感じました。

私も最近あまりスポーツ寄りの車に乗ると疲れるのは同じです。それは市街地でスポーツカーに乗る事のストレスだと思いますが、そういう選択肢としてはハイブリッドもアリなのかも知れません。

因みにV8モデルでもLパッケージにはサンルーフがあるようですよ。
2017/05/17 19:17:01
大熊猫@さん、こんばんは。
私も5000ccの方のLCに試乗しましたがLSのクーペと言う感じでした。
基本的にIS-FやRC-Fと同じエンジンなのですが車重が重すぎるので単純な動力性能では10年前に発売されたIS-Fに及びません。
Fモデルに比べるとハンドリングも切れ味が有りませんし。
これは、正しくソアラの正常進化バージョンのLSクーペですね。
乗り心地の良さと、ステイタス性ではIS-FやRC-Fを圧倒していますので、これは売れそうです!
コメントへの返答
2017/05/17 19:50:13
こんばんは。

LSのクーペなどと書いたらお叱りが来るかと思っておりましたが、同じご意見の方が居られてホッとしました(笑)

やはりスポーツを標榜するには些か大きく重すぎる感がありますね。本気で走るならボディはコンパクトでなければ意味が無いと思うので、そういう意味ではV8よりハイブリッドで充分かなと思うのです。

これもLC-Fが出るのでしょうか…
2017/05/18 02:56:41
こんばんは。
大熊猫@さんのLCのインプレッション、楽しみにしていました。
つい先日、都内でLCを見かけましたが、かなり存在感があって、思わずずっと目で追ってしまいました。
印象に残るデザインで、インパクトがありますね。
コメントへの返答
2017/05/18 06:29:24
おはようございます。

最近は食レポに終始してましたからねぇ(笑)

先日お会いした際も少しLCのお話が出ましたが、実はあの段階ではどんな車なのか判断に困っておりました。改めて乗ってみて、これは新型LSのクーペという結論に至りました。
2017/05/22 13:42:19
大熊猫@様、こんにちは。
LC、私はチョイ乗りでの感想ですが
余りにもソリッドな感触に…´д` ;
非AMGなS-coupeの様な、と云うか
'80sソアラやクラウンHTみたいに
ユルいオヤジクーペ期待してたのに笑
次期LSも、こんな筋肉質なんスかねw

父の次期愛車選び…難航中デス´д` ;


コメントへの返答
2017/05/22 17:09:38
こんにちは。

最近はごくフツーのセダンもあまりユルくないものばかりですので、このLCは立派なオヤジクーペだと思います。次期LSもきっとこんな感じだろうと思いますが、レクサスはセダンのほうが作り慣れているので分かりやすい車ではないでしょうか。

お父様…それこそメルセデスのSLはいかがでしょう(笑)
2017/06/07 18:47:41
こんばんは。
今般ようやくV8とハイブリッドを試乗できました。
ドラポジが決めやすかったのと、操作系が分かりやすいのは好印象でした。V8とハイブリッドについては、予想より大きな差異はありませんでした。スポーツモードはエンジン音が過剰演出な気がしましたが、個人的にはV8でしょうか。ハイブリッドは加速時のキーンという音が気になりました。
コメントへの返答
2017/06/07 19:36:59
こんばんは。

この車、Myディーラーではハイブリッドが先に配備されてV8が後から来たようです。最初から両方試乗車を持っているディーラーは少なかったようですね。

私的にふと思ったのですが、中間を取って次期LSに搭載されるガソリンのV6ツインターボを載せたら一番しっくりするような気がするのですが…
2017/06/07 20:09:50
>ふと思ったのですが、中間を取って次期LSに搭載されるガソリンのV6ツインターボを載せたら一番しっくりするような気がするのですが…

私もそう思いました。かつての「ソアラGTツインターボL」の再来とも言えますし、優雅に走る分にはそれで十分かと思います。
コメントへの返答
2017/06/07 20:23:05
そうなんですよ!

まだ乗ってもいない新V6ツインターボですが、車のキャラクターを考えると一番相応しいような気がするのです。

流石に新しいLSの発売前にLCに積む事は考えなかったのかも知れませんが…
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