震災から1ヶ月、、、桜を見て思う事

明日で東日本大震災から1ヶ月になります。
被災された方を思えば甘タレ過ぎて口にしづらいのですが、アノ瞬間を境にガラリと変わった環境に恐怖し、様々な人の意見をツイッター等で見ては考えさせられた、とても長い1ヶ月でした。



震災直後、復興や収束に向け自分が出来る事を色々考えました。私は電力系の仕事に携わっているので、もっと役に立てるかと思ったのですが、結局、私自身は大した事も出来ず、自分の無力を感じた1ヶ月でもありました。



隘路（あいろ）を進む日本に私同様、不安を募らせる人も多いと思います。
政府は「未曾有」という言葉を引き合いに出しては言い訳をし逃げ腰です。
確かに目の前の壁は大きいですが敵前逃亡は士道不覚悟です。



今日、訪れた日本最古の桜と言われる. 「山高神代ザクラ」。
樹齢は2000年。
日本を見守ってきた彼女が訪れた人々に優しく声を掛けるように咲き誇ります。

「大丈夫」

桜を見上げると、自然と言葉が沸いてきます。
今回の震災は1000年に一度などと言われてますが今まで日本は幾度もの「未曾有」の震災を乗り越えてきたのです。



先日、日立製作所と米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）が提出した工程表によれば福島第１を廃炉にするまでには10年かかるとの事。
その頃の日本はどうなっているでしょうか？
10年後に、またココを訪れ、より強くなった日本を山高神代ザクラと喜びたいと思います。