ニュル

なんだかニュルのFF最速争いが盛り上がってますね。

最初にFF最速8分7秒を叩き出したメガーヌRS…



それからFFで初の8分を切る7分58秒を叩き出したセアト レオンクプラ…



そして昨年、更にそれを上回るタイム、7分54秒を叩き出したメガーヌRSトロフィー275…



で、今回非公式ながら、7分50秒を叩き出したシビックR…





310馬力、トルク40キロオーバーのシビックR…

市販後にアタックして同タイムを出せば量産FF車世界最速の称号を得ます。

が…

セアトはレオンクプラに更なる軽量化モデルを導入する予定で、エンジンも現在の280馬力から強化してくるでしょうし…

ルノーはメガーヌRSトロフィー275の名の通り、275馬力、トルク36キロと2リッター直噴ターボとしては余力十分と…

メガーヌに関してはフランスのチューナーがDME、いわゆるコンピューターチューンで300馬力に引き上げ、足回りを強化しただけのライトチューン仕様で7分50秒切ってますからね。

FF最速を巡ってはまだまだ争いが絶えないかもしれません。

でも…これは個人的意見なんですが、シビックR…

なんだか色気に欠けますね…。

ゴテゴテのエアロで、ランエボならぬシビックエボリューションみたいな…

セアトはシンプルですし、VWゴルフなんかとシャシーが共通だけに質実剛健さがありますし、メガーヌはフランスならではの美しさというか、艶やかさがあるように感じます。

そう考えると、なんだかシビックは下品な印象…

これぞFF GTカーだ!!と言えばそうなんでしょうけど…

なんだか少し…

取って張り付けたような見た目は、洗練された欧州ホットハッチの方に軍配が上がりそうな気もします。

まぁ、あくまでまだ市販されてないのでなんとも言えませんがね。

しかし…300馬力程度のFF車が8分切りが当たり前の時代ですよ。

400馬力や500馬力以上のモンスター4WDスポーツやFR、MR、RR等の猛者達が同タイム以下だったりもしますし…

もちろん、7分前半タイムを出すスーパースポーツに比べれば見劣りしますが、値段は半額以下。なんなら5倍10倍のスーパースポーツもありますからね。

そんな中、所詮…と言えば言葉は悪いですが、FFの量産車が猛者達に迫らんばかりのタイムですからね。

もはや量産FF最速争いではなく、駆動方式関係なく、ニュルでどれだけのタイムを、何番目のタイムを叩き出すのか、そんな時代になるかもしれませんね。

駆動方式など関係ない、FFはつまらない、4WDは曲がらない、MRこそピュアスポーツ、そんな時代は終わりを迎える。

新たなる時代の幕開けに、立ち会える瞬間を今、俺達は生きている。

そう思うウルフでございました。