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2016年10月10日
日本国を護れ
与那国に陸自駐屯地 島の暮らし、大きな変化
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30H50_R00C16A9CN8000/
2016/9/5 0:25
日本最西端の与那国島(沖縄県与那国町)。今年3月、自衛隊員とその家族250人が新たな住民になった。島を二分する長い議論を経て誘致が決まった陸自の「沿岸監視隊」だ。駐屯地ができて半年。人口の15%近くを占める自衛隊関係者は島の暮らしに大きな変化をもたらしている。
 「レジに列ができて、『内地の人は並ぶのがうまいね』と驚く人もいたよ」。食料品や日用雑貨の店を経営する崎原孫吉さん(73)は与那国駐屯地ができたころの「バブル」を振り返る。
 駐屯地が建設された昨年度、人口1500人(当時)の島にピーク時で600人程度の工事関係者が滞在した。崎原さんの店ではカップラーメンや酒、氷などが飛ぶように売れ、レジに行列ができた。22軒ある宿泊施設はいつも満室。民宿の女将、和泉緑さん(46)は「ダイビングのリピーター客が泊まれないこともあった」と話す。
 南西諸島周辺で中国艦艇の活動が活発化し、監視強化の必要性が高まるなか、町議会は2008年、地域の活性化にもつながるとして自衛隊の誘致を決議。だが、島民の賛否は割れ、約7年にわたる議論が昨年2月の住民投票でようやく決着した。島西側の久部良地区に駐屯地が完成。中央のインビ岳には船舶や航空機を監視する5本のレーダーがそびえ立つ。
 隊員は独身者は駐屯地内の寮、家族同伴者は町中の民家や新設された共同住宅で暮らす。
 「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー……」。8月上旬の夜、久部良地区の中学校の校庭で、伝統芸能「エイサー」のおはやしが響いた。盆に向けた地元青年会の練習に8人の男性隊員が参加。太鼓とバチを手に必死で振り付けを覚えた。
 勇壮な踊りをみせるエイサーの主役は若い男性だが、高校も無い島に残る若者は少ない。隊員を誘った青年会のメンバーは「人数が増えて迫力が出る」と笑顔をみせる。
 島の子供にも仲間が増えた。町立の小中学校5校の在籍児童数は、今年度約20人増加。ほとんどが隊員の子供だ。異なる学年が一緒に学ぶ「複式学級」が解消された小学校もあるという。
 塩満大吾与那国駐屯地司令(38)は「島民は様々な考えがあると思うが、日々の交流を通して、自衛官も普通の人というところから理解してほしい」。すべての隊員を地域行事を主催する5つの公民館に所属させ、住民との交流に力を入れる。
 島には駐屯地反対の看板が今も残る。反対運動の中心となってきた田里千代基町議(58)は、「顔を知らない人が増えて、自分の生まれた島じゃないみたい」と漏らす。選挙になれば自衛隊票の存在感は大きく、「住民の自治を守れるのか」との危惧もあるという。
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【軍事ワールド・動画】新旧戦車の"防衛力"を間近に見る 陸自・総合火力演習 テーマは5年連続で「離島奪還」
http://www.sankei.com/west/news/160913/wst1609130007-n1.html
2016.9.13 05:00更新
【〈動画を見る、動画で見る〉】

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120ミリ砲を撃つ瞬間の10式戦車(岡田敏彦撮影)

離島を奪還せよ-。陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」(総火演)が8月28日、静岡県の東富士演習場で一般公開された。想定は、敵部隊が占拠した離島の奪還のため、陸海空自衛隊が統合作戦を行うというものだ。実弾射撃も含めた大規模演習は毎年人気を集め、申し込みが集中する。今回は約14万7千通の応募があり、倍率は約29倍。抽選に外れた人にも現地の雰囲気を伝えるため、今回は動画を交えて演習を紹介しよう。(岡田敏彦)
テーマは離島奪還
 総合火力演習は昭和36年に自衛隊内の学生教育の一環として始められ、昭和41年から一般公開している。58回目の今回の演習には、陸上自衛隊の戦車部隊の総本山ともいえる富士教導団をはじめ、中央即応集団隷下部隊に航空自衛隊、海上自衛隊も参加し、総勢約2400人。最新の10式などの戦車と装甲車だけで約80両、総勢では700両になる。演習のテーマは5年連続で「離島の防衛と奪回」とされた。
〈残弾数、残燃料などの各車体情報を空陸部隊で共有、"乗っ取り"制御も可能〉
演習は前段と後段に分かれ、前段では戦車▽装甲車▽対空車両▽遠距離砲▽攻撃ヘリ-などによる実弾射撃を実施。後段では離島奪還のシナリオとして、(1)島しょ部に侵攻してきた敵の迎撃(2)応援部隊の展開(3)上陸した敵部隊を排除-の3段階で実弾射撃を交え演習を行った。
最新鋭の10式が実弾射撃
 なかでも来場者の注目するのは戦車による実弾射撃だ。日常では決して見られない光景だけに、演習では発砲のたびに観客席から歓声がわいた。
 今回の目玉は、やはり最新鋭の10式戦車。2010年に制式採用され現在量産が進んでいる。自衛隊最初の戦車の61式戦車(1961年に制式採用)から数えて4代目で、主砲には欧米標準レベルの120ミリ砲を装備するが、その主砲を制御する火器管制コンピューターや、重い砲弾を人に変わって装填する自動装填装置は日本独自の世界最先端のシステムだ。
 照準もレーザーや赤外線など複数のセンサーを用いており、いったん照準をロックすると自車両と敵車両がともに高速で移動している状況でも自動追尾ができるとされる。
 最新鋭としての最大の特徴は、その連携能力だ。10式は味方戦車数台との連携プレーが可能で、部隊長が各戦車に適した攻撃目標を割り振ることもできる。互いの残弾数や残存燃料などの情報を共有できるのはもちろん、偵察ヘリなどとも情報を共有しタッチパネル式の画面に戦場の状況を表示できる。
 また、危険度の高い敵が迫っているにもかかわらず、部下の車両が他の敵と交戦中などで気づいていない場合には、部隊長が部下の戦車をオーバーライド(乗っ取り)して砲を別目標に向けることも可能とされる。演習では、高速走行しながら常に砲身が一方向を指している安定性を披露した。
〈起伏に富んだ日本の地形を"装甲"に代えるサスペンション〉
〝老兵〟も特徴生かし
 一方で74式戦車も見逃せない。40年前の1974年に制式採用された"老兵"で、10式や90式のように異素材を組み合わせた複合装甲を持たないため、最新の砲弾(APFSDS)に対する防御力は低いが、この演習では改めて底力をアピールした。それは、世界でも珍しい「油気圧式サスペンション」の性能だ。
 この機構は山岳地帯など起伏の多い国情に合せたもので、車体の姿勢を任意に変化させられる。前下がりや後ろ下がり、あるいは車体を左右に傾けることができる。例えば山の稜線から、眼下の裾野にいる目標を撃破する場合などに極めて有効だ。車体後部を上げた姿勢で射撃すれば、車体のほとんどは稜線に隠れる。稜線の岩や土砂を"装甲の代わり"にできるのだ(図参照)。
 ちなみに筆者が総火演を取材するのは20数年ぶり。当時は戦車の発砲音がすさまじく、空気圧を受けて耳の鼓膜がグッと押されるような感覚を味わった。観覧席では発砲の一発目で泣き出す子供もいたほどだが、今回は発砲音が幾分小さくなったように感じた。
 次回は、侵攻された離島に対し、応援の先遣部隊として乗り込む空中機動部隊などを紹介する。
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〈新旧戦車の"防衛力"を間近に見る陸自・総合火力演習テーマは5年連続で「離島奪還」〉
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http://www.sankei.com/west/news/160927/wst1609270006-n1.html
2016.9.27 11:00更新
【〈岡田敏彦の軍事ワールド〉】

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高い機動力を見せるAH-64ロングボウアパッチ(岡田敏彦撮影)

静岡県の東富士演習場で8月28日に実施された、陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」(総火演)。演習のテーマは5年連続で「離島の防衛と奪回」とされた。前回の本稿では10式などの戦車や火砲にスポットをあてたが、今回は敵の上陸部隊を空から制圧するヘリコプター部隊を紹介する。(岡田敏彦)
空から制圧
 総火演でのシナリオは、離島の奪還のため、陸海空自衛隊が統合作戦を行うというものだ。海上自衛隊のP-3C対潜哨戒機が侵攻してくる敵上陸部隊を察知し、航空自衛隊のF-2戦闘機が翼下に搭載した対艦ミサイルで攻撃を行う。なお残存し上陸してきた敵の戦車や装甲車といった陸上部隊の制圧に大きな役割を果たすのが、AH-64「アパッチ」と、AH-1「コブラ」の攻撃ヘリだ。
〈山の稜線に突然現れミサイル発射、下に隠れたと思えば別の場所から現れ機関砲で攻撃〉
陸上自衛隊のAH-64は「アパッチ」のなかでもレーダーを搭載した高機能型で、通称「ロングボウ・アパッチ」と呼ばれる型だ。レーダーは空対空・空対地の両モードを備える。メーンの空対地モードでは最大で256個の目標を捕捉し、目標が戦車なのかトラックなのかといった脅威度を判別したうえで、優先攻撃目標をパイロットに提示するという戦闘機さながらのハイテク機能を持つ。武装は各種対戦車ミサイルと30ミリ機関砲(チェーンガン)で、制空権を掌握した状態では地上目標に対し無類の強さを誇る。
ヘリにもレーダー
 近年は対空兵器の進歩に伴い、歩兵の持つ地対空ミサイルなどが武装ヘリの脅威となってはいるが、ロングボウアパッチの場合はこうした脅威にも有効だ。
 同機のレーダーは、回転翼(ローター)の軸上に設けられており、敵に対して山の稜線から最上部のレーダーだけを出しての目標捕捉が可能だ。敵から見た場合、山の稜線に突然現れてはミサイルを放ち、下に隠れたと思えば別の場所から現れて機関砲で攻撃する-といった、極めて厄介な相手となる。
 一方、AH-1「コブラ」は昭和54年から配備が始まった。アパッチに比べ旧式だが、現在も約60機が運用されており、米国の生産メーカーの都合などでわずか13機の調達にとどまった「新型」のアパッチを抑えていまも陸自攻撃ヘリの主力の地位にある。主武装は歩兵や非装甲車両に対し有効な7・62ミリ機関銃(M134ミニガン)に加え、ロケット弾ポッドや対戦車ミサイルを搭載できる。
〈上面装甲重視する最新戦車に機関砲では力不足重要性増す対戦車ミサイル〉
撃ヘリの現状
 こうした攻撃ヘリは、冷戦時代に欧州の大平原を侵攻してくるソ連軍の脅威に対抗するとの思想からうまれた。さかのぼれば、戦車に対する空からの攻撃は第二次大戦時にさかのぼる。
 当時、ドイツ陸軍などが運用したティーガー戦車など重装甲の戦車は、米英軍のシャーマン戦車の比較的小口径な主砲では撃破できなかった。こうした場合、連合国陸軍は航空隊に支援を要請し、空から爆撃したり、装甲の薄い戦車の上面を目標に機関砲で攻撃した。一方、ドイツでもソ連の重装甲の戦車に対してJu87「スツーカ」などの攻撃機が30ミリ機関砲で「薄い上面装甲」という弱点を狙う攻撃を行った。こうした戦闘攻撃機による地上攻撃の役目は、戦後に発展したヘリコプターが担うこととなった。ただ、東西冷戦時は機関砲による上面攻撃は有効だったが、現在は各国の戦車とも対抗策として上面装甲を重視しており、攻撃ヘリの機関砲では威力不足とみられており、対戦車ミサイルの重要性が高まっている。

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【田中靖人の中国軍事情勢】日本の離島上陸はあるのか 500ミリ装甲貫通の105ミリ砲装備 中国の新型水陸両用戦車の実力を探る
http://www.sankei.com/world/news/161007/wor1610070025-n1.html
2016.10.8 08:00更新
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2015年9月3日、北京で行われた軍事パレードを前に、市内を走行する海軍陸戦隊仕様とみられる05式水陸両用戦車(ZTD05)=共同

自衛隊が東富士演習場(静岡県)で毎年夏に行う実弾射撃訓練「富士総合火力演習(総火演)」ではここ数年、「離島奪還」がテーマになっている。島嶼(しょ)防衛を担う水陸機動団の編成準備が進むなど、「離島防衛・奪還」は近年、注目度が高まっている。だが、現実に自衛隊が直面する可能性の高い仮想敵、特に中国の島嶼侵攻能力については紹介される機会は多くない。今回は、その主力を担う新型の水陸両用戦車の能力を探る。
■部隊の更新は完了
中国軍の着上陸侵攻能力の大枠については、昨年12月上旬の当欄で触れたので、繰り返さない。ただ、台湾陸軍の学術誌「歩兵季刊」の昨年末の論文は、陸軍の水陸両用機械化師団は4個が編成されているとしており、以前紹介した3個師団態勢よりも多いことになる。
また、論文は、この4個師団と海軍陸戦隊2個旅団(3個旅団とする論文もある)のいずれも、旧式の装備から新型の05式水陸両用戦車(ZTD/ZLT05)と05式水陸両用歩兵戦闘車(ZBD05)への更新を完了したとしている。別の論文は両用師団3個、陸戦隊3個旅団としても総兵力は約6万人、両用戦車は計830両としている。
中国の上陸部隊が105ミリ砲を備えた水陸両用戦車ZTD05を新たに開発したのは異例に映る。これは米海兵隊などが、防御が比較的手薄な海岸を選んで水陸両用の装甲車などで上陸するのと異なり、部隊建設の本来の目的が、上陸に適した海岸の少ない台湾本島で、防御線を築いた敵前での強行上陸を想定しているからとみられる。
■強力な火力
戦車ZTD05の性能を分析した「歩兵季刊」の昨年末の論文によると、同戦車は歩兵戦闘車両のZBD05などと同じシリーズで、63A式水陸両用戦車や77式水陸両用装甲車を代替するため、2000年から開発が始まった。05年に制式化され、部隊での本格的な更新は07年から行われた。製造は湖南省の「湖南江麓機械集団」が担い、09年の軍事パレードで対外的に公開された。
ZTD05は水上走行時はウオータージェット推進で、時速25~40キロ。63式と比べ速度と航続距離が向上したことで、海岸線の7~10キロ沖で揚陸艦から洋上に下ろすことができるようになり、上陸準備中に敵の砲撃にさらされる可能性が低減できるようになった。また、風浪階級4級(高さ1・25~2・5メートル)の「かなり波がある(Moderate)」状態でも走行できるため、上陸作戦が気象条件に左右される度合いも減ったという。
装備する105ミリ砲は、口径こそ63式と同じものの、低反動砲で安定装置付きのため水上走行時に射撃できる。暗視装置があるため夜間の射撃も可能という。また、使用する新開発の「翼安定式装弾筒付徹甲弾(APFSDS)」と呼ばれる徹甲弾は、距離2キロで500ミリの均質装甲を貫通できるという。
米海兵隊が使用し、自衛隊の水陸機動団向けに購入中の水陸両用装甲車AAV7について、製造元のBAEシステムズの製品資料は装甲の厚さを紹介していない。だが、追加装甲で上部を最大155ミリ相当まで強化可能としているので当然、この105ミリ砲による砲撃は防げないはずだ。AAV7は水上速度時速13キロで、この点でもZTD05や歩兵戦闘車両型のZBD05に劣る。
もちろん最大で幅190キロの台湾海峡を想定した中国軍の上陸部隊が、同じ規模で日本の離島に侵攻することは、輸送能力から考えてあり得ない。ただ、台湾の国防報告書は2011年版以降、中国軍の能力について「わが外(離)島を攻略する能力をすでに備えている」と分析している。台湾には離島は少ない。その気になれば兵力を配置できる、その島を攻略する能力は保有していることになる。
6000以上の離島がある日本の場合、武装民兵や特殊部隊だけでなく、少数であっても、ZTD05のような高い火力を持つ部隊が侵攻してきたり、先に上陸していたりする状況が生じかねないことを、念頭に置く必要はあるだろう。総火演などの「離島奪還」シナリオに、こうした想定が盛り込まれているのかどうかは、定かでない。
(台北支局)
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米比の海兵隊が上陸訓練 南シナ海臨み演習公開
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161008/frn1610080959002-n1.htm
2016.10.08
〈Tweet〉
米フィリピン両軍の定期合同演習で、上陸訓練をする水陸両用車=7日、フィリピン・サンアントニオ(共同)〈【拡大】〉

米フィリピン両軍は7日、南シナ海に臨むフィリピン北部サンバレス州サンアントニオの海岸で上陸訓練を実施し、報道陣に公開した。同州沖には、中国が実効支配するスカボロー礁(中国名・黄岩島)がある。
定期合同演習「フィブレックス」の一環。米軍は在沖縄海兵隊を中心に約1400人、フィリピン軍は海兵隊員を含む約500人が参加し、4~12日までの日程で演習を続けている。
この日の演習は、沿岸部に敵の陣地があると想定。沖合から水陸両用車で上陸し、実弾射撃も交えながら陣地を奪還する手順を確認した。 視察に訪れた防衛省陸上幕僚監部教育訓練課長の南川信隆1等陸佐は「水陸両用車は海から内陸まで一連の動きが取れるのがメリット。日本も水陸両用作戦能力を強化しようとしているので、運用の仕方が参考になる」と話した。
演習を巡っては、ドゥテルテ大統領が9月「(米比の)最後の合同演習となる」と発言したが、ヤサイ外相が直ちに訂正。ドゥテルテ氏はその後も反米的な言動を繰り返しており、来年以降の実施は不透明だ。(共同)
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【防衛最前線(86)】有事を想定し“お色直し”をしたUH60J救難ヘリ 「白と黄色の塗装では目立ちすぎる」
http://www.sankei.com/politics/news/160901/plt1609010024-n1.html
2016.9.7 07:00更新
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パイロット救助、災害救難に活躍する航空自衛隊のUH60J救難ヘリコプター(空自提供)

陸海空自衛隊すべてが保有する唯一の航空機がある。米シコルスキー・エアクラフト社が開発したUH60Aブラックホークをもとに改良したUH60Jヘリコプターだ。航空自衛隊が昭和63年度予算からV107救難ヘリの後継機として調達を開始したのを皮切りに、海上自衛隊、陸上自衛隊が続いた。
空自が保有するUH60の役割は救難活動だ。墜落したり不時着したりした空自戦闘機のパイロットらが海や山奥に取り残された際、生存可能時間内に駆け付ける。
捜索レーダーや赤外線暗視装置などを装備したU125A救難捜索機が遭難場所を探し出し、UH60に連絡して救助につなげる。U125経由で現場の状況を指揮所に報告し、新たな指示を受ける。自衛官だけでなく、転覆した漁船や遭難した登山客などを救い出すのもUH60の使命となっている。
V107と比べてUH60の大きな利点はオートパイロット機能だ。空中で静止するホバリングを自動で行うほか、搭乗員が静止位置を微調整することもできる。暗い中で遭難者を捜索するナイト・ビジョン・ゴーグルにも対応している。
空自への導入当初は白と黄色を基調とした塗装だった。目立つ色にすることで遭難者がヘリコプターを発見しやすくし、パイロットに自分の位置を知らせることを可能性にするためだ。ところが、平成17年以降、UH60は海の上で目立ちにくい濃紺の洋上迷彩に塗り替えられた。
塗装変更のきっかけの1つが、11年3月に能登半島沖で不審船事件を起こした北朝鮮や、強引な海洋進出を進める中国の脅威だ。
「有事やグレーゾーン事態の下で活動する際には救難ヘリコプターも攻撃を受ける危険性がある。白と黄色の塗装では目立ちすぎて、敵からすぐに発見されかねない」
航空自衛官の1人はこう解説する。洋上迷彩は冷戦後の日本が置かれる厳しい安全保障環境を反映しているというわけだ。
とはいえ、遭難した登山客や漁船を救助する任務も空自に期待されていることに変わりはない。今年7月末現在で、空自救難隊は2447件計6539人を救助している。
救助活動でUH60パイロットが最も緊張を強いられる場面の1つが、夜間の海上救難だという。荒れた波の上で漁船乗組員をワイヤなどでつり上げる「ホイスト救助」を行う場合、漁船甲板が揺れ動くため、微妙な機体コントロールが要求される。それが困難であれば、真っ黒な海の上に救難員を降下させることもある。
「パイロットが自分ひとりで遭難者を助けられるわけじゃない。やはり人間だから、パイロットと救難員が日ごろから酒を飲んだり、遊びに行ったりして気心を知ることも大事だ」
あるUH60パイロットはこう明かす。空自パイロットの救助と遭難者の救助。“二正面作戦”を強いられる空自救難隊のモットーは「他を生かす為に」だ。聞く人によっては優等生的に響くかもしれないが、数々の修羅場をくぐり抜けてきたUH60パイロットにとって、この言葉は真実味を持って迫ってくるようだ。
(杉本康士)
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【防衛最前線(87)】「力による現状変更を許容しない」 離島防衛を担う陸自「12式地対艦誘導弾」はGPS搭載で命中精度が向上した
http://www.sankei.com/politics/news/160914/plt1609140003-n1.html
2016.9.14 07:00更新
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離島防衛を担う陸上自衛隊の12式地対艦ミサイル(陸自提供)

日本最西端の与那国島(沖縄県)まで約1200キロに及ぶ南西諸島。本州がすっぽり収まる広大な地域で陸上自衛隊の存在感が増しつつある。
今年3月、与那国島に他国艦艇を警戒する陸自沿岸監視隊を配備したのを皮切りに、沖縄県の宮古島と石垣島、鹿児島県の奄美大島に警備部隊を配備する計画を進めている。この警備部隊で重要な役割を果たすのが12式地対艦誘導弾だ。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)など離島への上陸や周辺海域の封鎖をもくろむ敵艦艇を撃破する。強引な海洋進出を進める中国を念頭に陸海空自衛隊は南西諸島防衛の強化を図っており、陸自では地対艦ミサイルの配備が離島防衛の一角をなす。
「地対艦ミサイル部隊の配置は島嶼部への上陸阻止や周辺海域の海上優勢獲得の観点から、力による現状変更を許容しないとのわが国の意思をより一層しっかり示し、攻撃に対する抑止力を高めるものだ」
中谷元防衛相(当時)は昨年9月14日の参院平和安全法制特別委員会でこう強調した。
12式地対艦誘導弾は88式の後継装備。移動が容易な車両搭載型で、あらかじめプログラミングされたコースに沿って山陰に隠れるように低空を飛ぶ。発射地点を特定しにくくし、敵からの攻撃を受けて無力化することを防ぐためだ。
敵に手の内を明かすことを防ぐため射程は公表されていないが、88式が約150キロだったのに対し、12式は約200キロまで伸びたとされる。攻撃対象から反射される電波を手がかりに軌道を修正する機能などに加え、12式では新たに衛星利用測位システム(GPS)機能も付与され、命中精度が向上した。
2012(平成24)年から調達が開始されたことから「12式」と命名された。海上自衛隊は「12」を「ひとふた」と読むのに対し、陸自は「ひとに」と読む。地対艦ミサイルは英語で「Surface-to-Ship Missile」で、略してSSMとも呼ばれる。
12式は現時点で陸自の最新型SSMだが、防衛省は35年の配備を目指して後継ミサイルの研究開発を行う方針だ。平成29年度予算案の概算要求で、哨戒機用新空対艦誘導弾の研究開発と合わせて計116億円の開発費を盛り込んだ。
新型SSMは射程300キロ前後が想定されている。尖閣諸島を射程に収めるほか、有事の際は沖縄本島と宮古島の間に広がる宮古海峡(約290キロ)を航行する外国軍艦艇を牽制する効果も期待されている。
陸自関係者は「研究開発の成果を反映することになる。ミサイル技術は日進月歩だ」と指摘する。海自のP3C哨戒機や航空自衛隊のE2C早期警戒機などが得たデータを共有し、命中精度をさらに向上させることも課題となっている。
88式が導入されてから12式が配備されるまでの期間と比べれば、はるかに短い期間で後継装備を導入することになる。それだけ南西諸島の状況が緊迫している証拠に他ならない。
(杉本康士)
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【防衛最前線(88)】引退が決まった国産輸送機C1だが… 後継機の不具合でしばらくは“老体”に鞭打ち大空を羽ばたく
http://www.sankei.com/politics/news/160921/plt1609210001-n1.html
2016.9.21 07:00更新
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現役引退が決まっている航空自衛隊のC1輸送機だが…(空自提供)

長く活躍してきた航空自衛隊の国産輸送機が間もなく、一線を退くことになった。昭和51年から運用するC1輸送機だ。平成24年から一部機体の退役が始まっており、同じく国産のC2輸送機に代替わりする。
「正直言ってさびしい。遠くの外国で任務もできないので仕方がないが、愛着はある…」
愛機との別れを惜しむC1パイロットの一部はすでに、操縦する航空機をC2やC130輸送機に変更する「機種転換」の準備を進めている。
C1が任務を終えるのは老朽化のためだが、航続距離が約1700キロと短いことも退役の一因となっている。開発当時、野党が航続距離の長い輸送機は周辺諸国に懸念を与えると懸念を示したことから、わざと短く設計したのだ。このため、現在もC1は国連平和維持活動(PKO)部隊などの国外輸送には関わらず、基地間輸送や災害派遣、急患輸送など、主に国内任務に当たっている。
空自が短い航続距離の問題に直面したのは昭和47年5月の沖縄返還の後だ。沖縄は入間基地(埼玉)などから遠く離れているため、気象条件や積載貨物によっては途中で給油する必要があり、効率的な輸送が難しい。空自はC1開発時に米政府の提案を断ったC130輸送機(航続距離4000キロ)を導入せざるを得なかった。
2001年9月11日の米中枢同時テロを受けた「テロとの戦い」では、C130がイラク復興支援特別措置法に基づく国連や多国籍軍の人員・物資を輸送したのに対し、C1は在日米軍基地間の輸送任務に当たった。C1が在日米軍支援を行ったのは、米軍の輸送機がテロとの戦いで日本国外に駆り出され、日本国内における米軍の輸送能力が手薄になったためだ。
航続距離が短いとはいえ、C1は離陸に要する滑走路の距離が約600メートル。約1500メートルの滑走路を必要とするC130と比べれば、小規模な基地や空港でも離着陸できる。小回りもきくため、敵に見つからないよう山間部をぬうようにして飛ぶ「テレイン・マスキング」にも有利とされている。
イラクに派遣されたC130は地上からの発見を難しくするため水色の塗装に変更されたが、C1はすべてが緑色や茶色の迷彩塗装。山間部が多い日本の国土で飛行する際、頭上の航空機から発見されにくくするためだ。
国産C1と米国製C130の違いは、航続距離や任務だけではない。被災地などに支援物資を投下する際、C1乗員は「5秒前!」と声を掛け合うが、C130乗員は「ファイブ・セカンズ!」と合図する。C130は米軍の運用マニュアルを改良して引き継いでいることもあり、「同じ空自の輸送機でも運用の文化が細かいところで違ってくる」(空自関係者)という。
国産輸送機の文化はC2に引き継がれるとみられるが、C1の退役は先延ばしされている。C2は開発段階から不具合が続き、配備が遅れているためだ。C1が“老体”に鞭を打って日本の空を飛ぶ姿はもう少しの間、見ることができそうだ。(杉本康士)
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【防衛最前線(89)】海上配備型迎撃ミサイルSM3ブロック2A PAC3と二段構えで北朝鮮の核ミサイルの本土攻撃を迎え撃つが…
http://www.sankei.com/politics/news/160927/plt1609270039-n1.html
2016.9.28 07:00更新
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海上自衛隊のイージス艦「こんごう」から発射される海上配備型迎撃ミサイル「SM3」=平成19年12月17日正午すぎ、米ハワイ・カウアイ島沖(海自提供)

北朝鮮による核ミサイルの脅威がかつてなく高まっている。今年に入って弾道ミサイルの発射は計21発。自衛隊は海上配備型迎撃ミサイル「SM3」と地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の二段構えでミサイル防衛(MD)態勢を構築しているが、特に現行のSM3ブロック1Aでは北朝鮮のミサイル技術進展に対応できない可能性も出てきた。
たとえば、6月22日に発射された新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」は高度1千キロ以上に達する「ロフテッド軌道」で発射された。中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)などを対象としたSM3は、高高度からの落下速度に対応できない恐れもある。
9月5日にはノドンとみられるミサイル3発が「ほぼ同時、ほぼ同地点」に落下したが、これも北朝鮮が日本国内に動揺を生み出すことを狙った可能性がある。現行のSM3ではミサイル飽和攻撃への対処能力が不安視されているからだ。
こうしたMDの“死角”を防ぐことを期待されているのが、日米両国が共同開発を進めてきた次世代型の「SM3ブロック2A」だ。
「北朝鮮の弾道ミサイル能力が一層向上する可能性を踏まえ、能力向上型迎撃ミサイルを新規取得することにしている」
稲田朋美防衛相は9月14日の参院外交防衛委員会でこう述べ、不安の払拭に努めた。防衛省は平成29年度予算案概算要求にSM3ブロック2A取得費計147億円を計上しており、33年度までに配備する方針だ。
MDの中でブロック2Aが果たす役割は、現行のブロック1Aと基本的に変わらない。
米軍の早期警戒衛星がミサイル発射を探知すると、空自の警戒管制レーダーがミサイル追尾を開始。これらの情報を受け取った海上自衛隊のイージス艦がSM3を発射する。SM3は衛星利用測位システム(GPS)の助けも借りながらプログラムされた飛行経路をたどり、最後は画像赤外線シーカーで敵ミサイルを捕捉する。軌道・姿勢制御システム(DACS)で軌道を微修正し、直接激突する弾頭の運動エネルギーで敵ミサイルを破壊する。
だが、性能に関してはブロック1Aと2Aとでは「まったくの別物といってもいい」(防衛省関係者)という。
赤外線シーカーの波長を複数にしたほか、赤外線シーカーを保護するノーズコーンの分離方法を改良したことで、敵ミサイルの識別能力と捜索範囲が大幅に向上。DACSの軌道修正能力も向上させる。これらにより、高速で落下してくるロフテッド軌道の弾道ミサイルも迎撃可能になる。複数ミサイルの迎撃や、おとり弾頭の識別能力向上も期待されている。
1Aが迎撃できる高度は地上約300キロなのに対して2Aは1千キロ以上とされ、射程も大幅に延伸。1Aで日本全国をカバーするためにはイージス艦3隻が必要だったが、2A導入後は2A搭載型と1A搭載型の計2隻で対応することができる。
だが、「北朝鮮のミサイル技術と日米のミサイル防衛技術はいたちごっこ」(防衛省幹部)だ。防衛省は将来世代のMDとして最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」や地上配備型イージスシステムの導入も検討しているが、防御だけで北朝鮮のミサイル攻撃を防げるとは限らない。敵基地攻撃能力の導入を求める声は、政府・与党内で日増しに大きくなっている。(杉本康士)
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【防衛最前線(90)】あの国の特殊部隊を迎え撃つ、世界一の陸自スナイパーが手に握る「対人狙撃銃」
http://www.sankei.com/politics/news/161005/plt1610050002-n1.html
2016.10.5 07:00更新
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対人狙撃銃を構える陸上自衛隊員(陸自提供)

「ゴルゴ13」、「アメリカン・スナイパー」、「スターリングラード」…。卓抜した技量で存在感を示す狙撃手(スナイパー)は、数々の名作漫画や名画で主役を務めてきた。陸上自衛隊にもスナイパーはいる。その手に握るのは、平成14年度から調達が始まった「対人狙撃銃」だ。
射程約800メートルの手動(ボルトアクション)式で口径7・62ミリ、全長約1092ミリ。対人狙撃銃が導入されるまでは、64式7・62ミリ小銃に照準眼鏡(スコープ)を取り付けて使用していたが、各国の狙撃銃と比べて射程や命中精度が劣っていた。
陸自の狙撃手は指揮官を守ることで指揮命令系統の乱れを避けることを主任務としている。ただ、陸自は「指揮官防護だけに専従するわけではない」と説明する。
有事の際は敵国の特殊部隊が日本国内に入り込み、自衛隊部隊や国民生活の混乱を引き起こす危険を想定しなければならない。北朝鮮は韓国など周辺諸国に挑発行為を続けており、日本にも特殊部隊を送り込んでくる事態が発生することも否定できない。「急速にゲリラ攻撃への対処装備を必要が出てきた」(陸自関係者)というわけだ。
このため、64式から89式への更新が進んだことを受け、米軍も使用する米レミントン社製M24への切り替えを決めた。肩当て部は可変式で、狙撃手の体形に合わせることが可能。夜間でも敵を識別して射撃するための暗視装置も備え付けるほか、対人狙撃銃と同時に携帯偽装網(ギリースーツ)も導入した。葉っぱを模したギリースーツを着込むことで、敵から発見されない中での隠密活動を行いやすくする。
「ゴルゴ13」の主人公、デューク東郷は原則、単独で任務をこなす孤高のスナイパーだが、陸自の狙撃手は常に観測手(スポッター)とともに2人1組で行動する。観測手が目標を監視するとともに射距離、風向きや風速を測定し、狙撃手に指示を出す。2人の連携が任務の成否を左右する“ダブルス戦”だ。
わずかな誤差をも許さぬ遠方への射撃は、繊細な動作にたけた日本人のお家芸ともいえる-。そう言いたいところだが、決してそうとは言えなかったのが実情だ。
オーストラリア陸軍が主催し、米国やアジア太平洋諸国、欧州諸国が参加する射撃競技会(AASAM)の狙撃銃競技では、陸自は平成25年に18チーム中11位と、ふがいない結果に終わった。しかしその後、出場自衛官の強化に取り組み、今年のAASAMでは2位の中国軍チームを押さえ、八木亜生都2等陸曹と小城健一1等陸曹のチームが初の総合1位を獲得した。
AASAMは単なる競技会ではなく、参加各国が他国のスナイパーの技量を見極める場ともなっている。防衛省内では「自衛隊のスナイパーの能力を示すことによって、日本国内でのゲリラ戦を行うことが難しいと思わせる抑止効果が働く」と期待する声もある。(杉本康士)
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【最新国防ファイル】「うらが」型掃海母艦 ヘリ甲板で洋上、陸上の人員輸送も可能に
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160930/plt1609301140003-n1.htm
2016.09.30
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掃海母艦「うらが」〈【拡大】〉
〈艦橋内部" width="80" height="59" onContextmenu="return false" />〉

自衛隊の任務に、新しく「駆けつけ警護」が付与された。他国軍や民間支援団体が攻撃を受けた際、自衛隊の人員・装備で守るというものだ。現在、南スーダンで行われているPKO活動から適用される。
自衛隊によるPKO活動は、1992年のカンボジア派遣から始まったが、国際平和協力法成立前の91年、自衛隊法99条にのっとり、「自衛隊ペルシャ湾派遣」が行われていた。
実は、これが自衛隊初の海外実任務となった。任務内容は、湾岸戦争で、米国とイラク双方によってまかれた機雷を除去するものだ。
海上自衛隊は当時、掃海艇を支援するため、掃海母艦「はやせ」(71年11月就役)や、機雷敷設艦「そうや」(同年9月就役)といった母艦機能を持つ艦を配備していた。
ペルシャ湾で活動する掃海艇4隻をサポートするため、「はやせ」の派遣が決まる。だが、基準排水量2000トンの小さい船体のため、支援できる能力に限界があった。結局「はやせ」だけでは完全な後方支援体制を築くことができないと判断され、補給艦「ときわ」も派遣することになった。
こうした経験を受け、掃海艇のサポートを確実にこなし、機雷敷設能力も向上させ、機雷戦をレベルアップするために掃海母艦の建造が決まった。
97年3月19日に「うらが」、98年3月23日に「ぶんご」が就役した。この2隻を「うらが」型と呼ぶ。2隻建造されたのは、当時、第1掃海隊群と第2掃海隊群という、2つの掃海部隊があったためだ。2000年に部隊改編され、1つの掃海隊群となった。
小型の掃海艇単独では長期間にわたる任務は難しい。燃料や水、食料などの積載量に限界があるからだ。「うらが」型は、洋上でこれらを掃海艇に支援することで、寄港することなく任務を継続できるようにした。
「ぶんご」は99年、トルコ北西部地震の被災者支援のため、「うらが」は05年、パキスタン難民支援のために、食料や水、毛布などを運ぶ国際貢献も果たした。
「うらが」型の後部はヘリ甲板となっており、大型の掃海ヘリMH-53Eや、MCH-101の運用が可能だ。これまで、掃海ヘリは陸上基地を拠点に活動していたが、捜索海面に張り付けておくことも可能となった。洋上と陸上との人員輸送も可能となり、任務の幅は確実に広がった。ヘリ運用能力の高さは、東日本大震災における行方不明者捜索にも役立っている。
さらに医療区画を持ち、潜水病にかかったダイバーのための減圧室もある。ここまで充実した医療施設は珍しく、潜水医学の発展にも大きく貢献している。
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【最新国防ファイル】「CH-47チヌーク」高い搭載能力で長距離輸送担う
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20161007/plt1610071700001-n1.htm
2016.10.07
連載:〈最新国防ファイル〉 〈Tweet〉
東京湾アクアラインの上空を飛ぶ「CH-47チヌーク」〈【拡大】〉
〈「CH-47チヌーク」のコックピット" width="80" height="52" onContextmenu="return false" />〉

陸上自衛隊と航空自衛隊が運用している、双発の大型輸送ヘリコプター「CH-47チヌーク」。よく見かける印象があるが、現時点では陸自で約50機、空自で約15機と配備数は少ない。
米ボーイング・バートル(現・ボーイングヘリコプターズ)社が、1950年代に開発した。原型機が初飛行したのは61年と、半世紀以上の歴史を持っている。
自衛隊は86年から配備を始めた。川崎重工がライセンス生産し、日本仕様のチヌークであることを意味する「J」を付けたCH-47Jが誕生した。95年から改良型であるJA型の配備が開始され、J型と入れ替えている最中である。
両タイプを比べた際の一番の違いは航続距離だ。JA型は機体横のバルジと呼ばれる出っ張り部分の燃料タンクを大型化した。その結果、これまでの倍近い、約1000キロもの距離を飛行可能とした。
輸送ヘリではあるが、降下部隊を火力支援するため、機関銃座を備え付け、敵のミサイルから身を守るためのミサイル警報装置やチャフ・フレア・ディスペンサー(ミサイル誤誘導装置)を取り付けた戦闘能力向上型も存在している。
収容人数は最大55人。機内の左右に折り畳み式のベンチシートがある。シートを折りたたむと、全長4・9メートル、幅2・15メートル、高さ2・24メートルの高機動車を1両収容できるスペースを確保できる。ただ、車両の横を人が通り抜けることが困難なほど、かなりギリギリではあるが。
機体の真下に物資をつり下げるスリング可能重量は約12トンもあり、軽装甲機動車(小型の装甲車)や、155ミリりゅう弾砲といった大砲などの重量物も運ぶことができる。この搭載能力の高さが、各国軍において半世紀以上使用されてきた理由だ。
島嶼(とうしょ)防衛での活躍も期待されており、西部方面航空隊(熊本)や、第15ヘリコプター隊(那覇)など、日本西部の航空部隊に重点配備されている。管轄地域を持たない中央即応集団の第1ヘリコプター団にも配備され、国際緊急援助活動や災害派遣など、国内外での事案にも素早く対処できるようにもしている。
また、日本海沿岸地域の防衛警備に当たる中部方面隊の空中機動力の強化のため、2017~18年の間に、中部方面航空隊に新しくチヌークが配備されることが決まった。拠点とするのは空自の美保基地(鳥取)となる。
チヌークの任務を補完するため、MV-22Bオスプレイが配備され、長距離輸送をこの2機種で担うことになる。現状では、チヌークの後継機は存在しておらず、まだまだ、日本の空を飛び続ける。

■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。
ブログ一覧 | ブツブツと独り言 | 日記
Posted at 2016/10/10 10:11:16

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何シテル?   12/05 17:26
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