② ホンダCB250N
(写真は下記も含めホンダのHPより拝借しました)
小学生の頃の小生の愛機はブリジストン製スポーツ自転車。当時大流行の「手動式リトラクタブルヘッドライト」(笑)が自慢でした。4輪界のリトラクタブルライトブームが冷めてきた中学生の頃には、小生もそれにあわせ(笑)「角型4燈式ヘッドライト」のタイプに乗り換えましたwww 。
ええ勿論、スピードメーター&傾斜計やバックミラーも付けてましたよ。「色々付いていた方がエライ!」というメンタリティは、何というか「デコチャリ」乗っている人と変わらないですね~。
でもヘッドライトはともかく、自転車にバックミラーを付けていた事で、小さい頃から後方確認を行うクセが身につき、バイクや車に乗ってからの安全運転に確実につながっていると思いますね~。
自分の子供が自転車に乗るようになったら、バックミラーだけは是非つけさせようと思っています。
・・・話が脱線してしまいましたが、その自転車屋さんはホンダのバイク(とはいってもほとんど原付)も扱っておりまして、チャリ修理に行くついでに、お店に貼ってある「ホンダ2輪車ラインナップ」のポスターを見るのが楽しみでした♪。
当時の最高峰は、なんといってもナナハン。ホンダの CB750 は、初代も「750ライダー」(笑)での大活躍に心奪われ、ヨンフォア似の CB750 Four-Ⅱ(写真)もカフェレーサー的な雰囲気がカッコ良く思え、個人的にはヨンフォアより好きですね。
DOHC16バルブにモデルチェンジした CB750F(写真)は、タンクに走る「HONDA」の文字が描かれたストライプに憧れました。この時代のホンダのバイクは、フラット4の GL1000 といい、6気筒エンジンをダイヤモンドフレームに載せた CBX1000 といい、モトグッツィのようなV型OHVエンジンの GL400/500 といい、OHC3バルブのホークシリーズといい、超個性的な面々でしたね~。
で、1977年に伝説のヨンフォアに代わりデビューしたホークシリーズは、初期型の「ヤカンタンク」や4気筒→2気筒エンジンへの変更が不評であり、ホークⅡ~ホークⅢ( CB250/400N )~スーパーホークⅢへと短期間で変化していく訳ですが、小生の小学生時代の憧れこそ、かのポスターで CB750F のそばに掲載されていた、中型免許で乗れ、かつ CB750F に類似したデザインの「ホンダドリーム」CB250N/400N でした。
・・・それから10年を経た1988年高3の春、皆がはや大学受験の用意を始めようかという頃、小生はまだのん気に AR50 など乗り、中免を取得し、そして何か安く乗れるバイクはないかな~と思っていた(→ 当然、翌年の大学受験は大失敗しました!)ところ・・・
例の自転車屋の軒先に、どこからか回収され、屑鉄屋の引き取りを待っているといった風情のCB250N を見つけたのです。
時はレーサーレプリカ全盛時代、10年前のホークなんてボーソー族と屑鉄屋以外誰も見向きもしないバイクでしたからね・・・。
「オジさん、これどうすんの~?」「あ~近所から引いてきたけど、乗るんなら1万5千円でいいよ」「じゃ、ちょうだい♪」という訳で買ってきました。
で、乗り始めたのはいいのですが・・・このホークとやら、250cc のくせにクソ重い!!
1970年代当時、ホークを含めた 250cc 車の多くが 400cc モデルと車体を共有しており、CB250N は確か173kg くらいの車重だったと思います。
ケッ作な事にCB250N は、400N との差別化&コストダウンのため、400N だとアルミであるコムスターやステップ周りが鉄製で、かえって400N より重いというバイクでした。またヘッド周りが重くフレームも高い(=足着き性が悪い)ためか重心も高く、キャブの故障やバッテリー上がりで何度も押して帰った経験がありますが、それは本当に苦痛でしたね・・・。
そして倒すとこのバイク、必ずフロントウインカーが割れ、ブレーキパイプでタンクを凹ませるようにできていました。全くメーカー思い、修理代稼ぎのバイクですね ♡ 。
またブレーキもフロントがWディスクの割には制動力が弱く、とくに雨の日には全く効かずに怖い思いをしました。パワーも確か26馬力くらいでしたし、回しても「バブバブーン」といった冴えないサウンドでしたね・・・。
大きく重くブレーキも効かずパワーもなく音も良くなく、倒すとあちこち手がかかる・・・そんなバイクはクソだって? いや仰る通り全くのクソバイクでしたが、小生は何か気にいってました♪ 。
CB750F ゆずりのスタイルやカラーリング、それとゆっくり走らせた時にミッションあたりから聞こえる「ヒューン」という音がなんか好きでしたね。エンジンの回りっぷりも、360度クランクの「バブバブーン」の方が、この後に買ったZ250FT の180度クランクの「グオーン」と軽やかな感じよりむしろ好みでした(日産6気筒でもRBよりVGの回転フィールの方がなぜか好きなのと、相通じるところがあるかもしれません・・・)。
という訳で、凹ませたタンクをプラモで鍛えた腕で自家塗装したり、錆をピカールで磨いたりと楽しんで乗っておりましたが、買って2ケ月で盗難の餌食に・・・(泣)。
・・・そして3ケ月後に警察から「見つかった」と連絡があり、引き取りに行ったところが・・・
そう、御想像の通り!。
缶スプレーか何かで下手くそに塗られた汚いパープルラメ塗装。
ライトは手を伸ばしても届かないほど高い位置に、建材をステー代わりにして取り付け。
ハンドルは鉄パイプであらぬ方向めざしており。
ヤンキーホーンもお約束 ♡
シートも当然3段シート♪
そしてマフラーは・・・・ステップの下でブッタ切られておりました。
・・・そのまま例のオジさんに「廃車するので引き取りに来て下さい」とお願いしたのは言うまでもありません・・・。
今ではホーク、なかなかの人気車のようですけどね・・・・あの「乗り味」が大好き!という奇特な方以外は関わらない方が身のためですよ~♪。
Posted at 2011/06/14 19:26:31 |
単車 | クルマ