近頃のクルマ・バイク関連のあれこれをまとめて。
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まずはNDロードスター、出たての頃に5MTを試乗して以来、遅れて出たRSも乗れていなかったので試乗してきました。
以下、現行のRSとRFの乗り比べインプレッションです。
まずRF。
ルーフ開閉中はスイッチを押し続けなければならず、途中で離すと警告が出るのは、RHTより安全確実さを重視した感じが。やはりソフトトップの方が開閉は速いですが、開く面積は思っていたより控えめで、全方位から丸見えになることに抵抗がある人にはこのくらいがいいのかなーと。
上と後方を開けても、自分より後ろからの巻き込みはほとんど感じられません。ドアウィンドウを目一杯上げていると上からの巻き込みもほぼ無い感じ。解放部の長さが上からの巻き込み防止に効いてるのかもしれません。
2LエンジンなRF、乗り味は初期ND(5MT)がNB的であるのに対し、NCにぐっと寄った大人しめの風味。とはいえNCほどのフラット感はなく、ボディも含めて路面の凹凸をいなす傾向は共通。
ATの自動変速任せでキックダウンも使わず試乗しましたが、ざっと5,000rpmまでにシフトアップ、巡航では低めキープなんだなと把握してしまえば特に違和感もなく走れました。
シフトショックも少なく、シフトダウンのタイミングも自然。このあたりはカペラワゴン最終型やアテンザ初期型ですでにいい具合だったので、とうにこなれた感があります。
路面からステアリングへのフィードバックは控えめで、中立位置付近で少し「あそび」の領域が広い感じなのは初期NDと共通。ただRFの方がその領域は狭く、ステアリング操作と実際の挙動の連動具合もよりニュートラルになっているように思いました。
全体的なキャラクターとしては、違和感を与える挙動が少なく、操作に過敏なところもなく、ゆったり気楽に走るのに向いてる印象です。といってもスロットルを含め介入過剰なわけでもなく、乗りやすく仕立てていてもリニアな操作感も大事にしているなぁと。
続いてRS。
不思議と違和感なく、フリクションも少なく気楽にかつミスなく操作できるMTなのは、初期NDの5MTと共通。ただオルガン式アクセルペダルには慣れてないので、特に一般道の速度域でのヒール&トゥは苦手です。
4気筒は聴き慣れているというのもあって、音で回転数の見当を付けて時々タコメーターで合ってるか確認する程度で、アクセル開度の調整についてはすぐ慣れました。
ステアリングフィールからRFとは違っていて、センターのあそびはRFより少なくなって、よりダイレクトな感じ。ただしNCほどタイヤからのフィードバックはないです。
脚はRFよりよく動く印象。結果的にNDの中ではRSが一番フラットライドな感覚?
RSより重いはずのRFよりも荷重移動はしっかりできるような……?
これが一番リニアな、ああロードスターだなぁという感じ。
初期に気になったところは確かに改良されていて、結果ロードスターに慣れた人に馴染み易く、かつこういうクルマが初めての人も気負わず乗れる出来だと思いました。
以前試乗した86初期型と今のND、スポーツカー初心者に薦めるならどちらかと問われれば、NDの方が付き合いやすく、かつドライバーが育つモノになっていますね~
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それと先日、マグナで気仙沼まで行ってきました。画像はその時のもの。
震災以来なかなか行く機会が作れず、ずいぶん久しぶりになってしまいました。
道中ちょっと風が強かったものの、雲一つない晴天でよかった!