パワーウィンドウ(左後)修理(2回目)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
笑うこと無かれ、右前後に続き、左後ろのパワーウィンドウが壊れました。
大蔵大臣が車内の空気を入れ替えようと、パワーウィンドウ左後ろのスイッチを押したところ…
「バキッ」
…
「ウィンドウレギュレーターのクリップの軸が折れた?」
下げようとしたのですが、間違えて上げる方向にスイッチを押してしまったようです。
最近クリップに無理な力が掛からないように、ガラスを上げきった後、気持ち下げるようにしています。
なので、少しだけ動いてから「バキッ」と壊れたようです。
当日は放置していたのですが、翌日わずかにガラスが下がり始めたので重い腰を上げて確かめることにしました。
内装を外します。
(詳しくは整備手帳「パワーウィンドウ(左後)異音」をご覧下さい。)
<クリップの破片>
ドアのサービスホールをのぞくと、クリップの破片が落ちていました。
クリップの交換は確定です。
2
<ウィンドウレギュレータークリップの状態1>
ウィンドウレギュレーターのクリップがオーバーランして上側へ飛び出してきています。
やはりガラスを固定する軸の部分も、折れているようです。
<ウィンドウレギュレータークリップの状態2>
ガラスを手で下げると、折れたウィンドウレギュレータークリップの軸がそのままブッシュに付いていました。
3
ドアからパワーウィンドウレギュレーターを外します。
<ウィンドウレギュレーター外し1>
へキサゴンソケット(3mm)を使って、パワーウィンドウレギュレーターの本体を止めているボルト(3本)を外します。
その後、配線のコネクターを外します。
<ウィンドウレギュレーター外し2>
ソケット(10mm)を使って、ウィンドウレギュレーターのレールを止めるナット(2ヶ所)を外します。
4
<ウィンドウレギュレーター外し3>
後はドアからウィンドウレギュレーターを斜め左下方向に取り出します。
<外したウィンドウレギュレーター>
ワイヤー類に壊れたところは無く、そのまま使えそうです。
5
<ウィンドウレギュレータークリップの状態3>
クリップの左下が割れています。
これは軸が折れてオーバーランした後に戻そうと下げたときにクリップがレールの端に引っ掛かって割れたのでしょう。
なお、滑車からワイヤーが外れていますが、これは意図的に外したもので、ワイヤーに負担が掛からないようにしました。
後はクリップを外してレールを掃除し、新しいクリップを取り付けます。
まだクリップの予備が残っていたので、何とかなりました。
(詳しくは整備手帳「パワーウィンドウ(右後)修理2-4項~パワーウィンドウ(右後)修理3-4項」をご覧ください。)
<修理したウィンドウレギュレーター>
直し方を忘れかけていたものの、何とか思い出して直しました。
写真は車に取り付けて外側から見たときの取り回しとなります。
最初からこの状態で写真を撮った方が分かり易かったかもしれませんね。
6
<外したクリップ>
外したクリップを見ると軸の周りが茶色っぽくなっています。
手で拭いても落ちないので、汚れではないようです。
これ、普通に考えると熱が掛かって変色したといったところでしょうか。
熱の流れをさかのぼると、
ウィンドウレギュレータークリップ
→ウィンドウブッシュ
→ガラス
→お天道様
と、いった感じでしょうか(本当?)
もしかして、黒いウィンドウフィルムが悪さしていたりして…
その内、ガラスの温度を測ってみよう。
7
左後ろは2014年8月にパワーウィンドウレギュレーターを新品に交換したので、約2年しかもちませんでした。
なので、数年後にまた壊れることが予想されます。
そう考えると、14年もった純正部品は素晴らしいですね。
それにしても今年は変。
相次いでパワーウィンドウレギュレーターが壊れました。
○ここ数年の異常な暑さでウィンドウレギュレータークリップが弱った?
○ランチャンネルが悪さしてガラスが動くときの抵抗が大きくなった?
→雨の日が多く、湿度が影響した?
でも左前だけが壊れない理由は分かりません…
今回の費用:
左後用ウィンドウレギュレータークリップセット ウィンドウレギュレーターショップ リヤ左 / 476 1,131円
純正ウィンドウブッシュ/922739 1個 210円
(他の工具・材料は持っているものを使用)
(合計) 1,331円
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク