フロントサスペンション交換1

楽しみにしていた新しい車高調に交換します。

他の方の記事を参考に交換方法を検討しましたが、ストラットをナックルから切り離すのが大変そうです。
車に付いた状態でナックルをハンマーで叩くようですが、なかなか外れず、ドライブシャフトが抜けるリスクもあるようです。
先日、フロントのディスクブレーキローターを交換しましたが、錆びで固着していたので、同じようにストラットもナックルに固着している気がします。

＜ストラットの状態＞
実際、ホイールを外すとストラットが伸びてしまい、ナックルを下げる余裕はあまり無いようです。

と言うことで、ナックルごと外すことにしました。
幸いにハブナットを外すことはできるので、今までの経験を生かせそうです。

それと、元に戻す場合を考慮して、外す前の車高を確認しておくことをお勧めします。
(詳しくは整備手帳「車高の測定」をご覧ください。)

!警告!
私は整備士ではありませんので以下の作業に不適切な部分があるかと思います。
ご自身で作業される場合は十分にご注意下さい。

以下、作業は断りがない限り右側の写真となります。

＜ホース・配線外し＞
まず、ブレーキホースとABSセンサーの配線をブラケットから外します。



＜ABSセンサー外し1＞
ABSセンサーのダストカバーを固定しているナットをめがねレンチ(10mm)で外します。

＜ABSセンサー外し2＞
さらにABSセンサーを固定するボルトをめがねレンチ(13mm)で外します。






＜ABSセンサー外し3＞
あとはABSセンサーを引き抜けば外れます。

＜ブラケット外し＞
ブラケットを固定するボルトをめがねレンチ(13mm)で外します。
ブラケットを外す前にABSセンサーの取り回しを確かめます。

次にナックルを外すため、以下の作業を行います。
外し方は今までの整備手帳にまとめてありますので、割愛します。

○ドライブシャフト(アウトボード側のみ)を外す： ドライブシャフト取り外し1
○ブレーキキャリパーを外す： フロントブレーキパッド点検
○タイロッドエンドを外す： ステアリングラックブーツ交換1
○スタビライザーリンクを外す： スタビライザーリンク交換
○ロアアームを外す： ロアアーム交換1

＜各部品を外した状態＞
ブレーキキャリパーはホースに負担が掛からない位置： 赤○
ABSセンサーは引っ掛けない位置： 青○
ドライブシャフトはロアアームのボールジョイントに当たらない位置： 黄○
に移動します。

さて、いよいよストラットに触れます。

＜キャップ外し＞
ピストンロッドの先端についている黒いキャップをプライバーで外します。
(写真は左側のものです。)



＜ピストンロッドのナット緩め＞
ピストンロッドを固定するナットをヘキサゴンソケット(7mm)で回り止めし、めがねレンチ(21mm)で緩めます。
あくまでも緩めるだけです。

雑誌によるとタイヤが接地している時はピストンロッドは空回りしないそうなので、車をジャッキアップする前に緩めておけば良かったかも。

＜マーク付け＞
ストラット・ナックルを外す前にアッパーマウントに印を付けておきます。
ヘッドライトユニットを外す時にも使った鉛筆です。
これ、悪目立ちせず、でもしっかりと線が残るのでお勧めです。

＜アッパーマウントボルト緩め＞
アッパーマウントを固定しているボルト3ヶ所をソケット(13mm)で緩めます。
内、青○の1ヶ所は外します。

ストラット・ナックルは結構な重量があるため、非力な私には支える自信が有りません。
そこで、ジャッキでディスクローターを下から支えて、下ろします。

＜ストラット・ナックルジャッキアップ＞
ジャッキで持ち上げたら、アッパーマウントを固定する残りの2ヶ所のボルトを外します。




＜ストラット・ナックル外し＞
ボルトを外すとストラットが動きますので、手で支えながら降ろします。
ボディに当てないように・倒れないよう慎重に。

そして、左側も同じように外します。

＜外したストラット・ナックル＞
これマジで重たいです。(実測：20kg)
ディスクローターを車輪にして、転がしたくなります。

ディスクローターとキャリパーヨークを外した方がやり易いのですが、せっかく付いた当たりを崩したくなかったので。

フロントサスペンション交換2へ続く。