11月に入ると一段と日が短くなり、小雪が舞う寒さに身がしみるようになるある日。テラスで一休みしていると、この時期には珍しい全体が真黄色のチョウがヒラヒラと飛んでいた。自分は昆虫類に詳しくないのでよくわからないのですが、ひょっとしたらガの一種かもしれません。今まで見たことのない黄色の見事さに見とれていると、何か良いことが起こる前兆かもしれないなどと考えて、しばしの時間とてもうれしい気持ちになった。今年もあと一か月余りです。一昨年の金融危機以来、不況感いっぱいの報道を見聞きします。年の瀬に向かい、また「年越し派遣村」などの話題提供がないように願っています。真黄色のチョウが一筋の光明を与えてくれればと考えながら見つめていた。