万年筆を使い始めてもうすぐ3年になる。最初の一本は、外国製に割安なものを通販で購入してから、メーカーやペン先の太さ、素材を変えて3本を追加した。日常使いそうな色を集めているインク瓶は10個近くになっただろうか。極端に高価なものはないが、書き味の違いを楽しんでいる。
仕事柄、書く道具に気を使っているといえば格好がいいのだが、実際は違う。最初は他人とちょっと違う物を試してみたいという程度の発想だった。
仕事では、パソコンが主体で、文章を「書く」という言い方「打つ」という表現が混在している。ペンの使い道は、講演先や会議でのメモ取りに限られ、ボールペンに比べれば高価な万年筆の「費用対効果」が高いとは言えない。
だが、使い続けると効用もよくわかる。筆圧をかけなくてもペン先が滑るので大量にメモをとっても手が疲れにくい。
書き癖になじむとペン先が育ち、より使いやすくなる。将来職業を問われて「物書きの端くれです」ということが許されるなら、書く実感を与えてくれる万年筆はお守りのような存在だと思っている次第です。
ブログ一覧 | 趣味
Posted at
2011/04/07 21:04:51