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2016年10月17日
WEC初優勝の可夢偉「『勝つために何ができるか教えて欲しい』とチーム伝え続けた」
motorsport.com



今季初優勝の6号車トヨタの小林可夢偉は、最後は約2秒差で終えたWEC富士での熾烈なバトルについて詳細を語った。

 10月16日日曜日のFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースで、トヨタは2014年のバーレーンラウンド以来の優勝を果たした。

 6号車トヨタTS050ハイブリッドの小林可夢偉は1、2スティントとラスト2スティントをドライブした。序盤では、1号車ポルシェ919ハイブリットとの熾烈なバトルを繰り広げ、終盤では、レース序盤を制していた8号車アウディR18に前を譲らまいと粘り強い走りを見せた。

 小林にとってWECでの初めての勝利にどのような話をしてくれるのか楽しみであったが、彼はあるエピソードを強く強調していた。

「トヨタが3連続で表彰台? 思ってもいなかった」

 そう戯けた小林は今回のレースについて語った。

「レース序盤から、ダブルスティントになることは覚悟していました。序盤はタイヤを温存して、最後ダブルスティントで行けるようにしました。でも途中(2スティント目)でポルシェが来て、それをブロックすることになってしまいました。向こう(ポルシェ)は新品タイヤなのに対し、僕のタイヤは垂れてきてしまっていた。でもこれを抜かされてしまったらおしまいだと思ったので、なんとか守りました。逆に守ったことで今ここにいれるということもあると思います」

「2スティント目のポルシェとのバトルは、相手を何としてでも、早くタイヤをタレさせなければという思いがありました。(ポルシェが)新品タイヤで強いのはわかっていたので、いかにタイヤを潰せるかを考えていました。潰すことができればイコールコンディションになり、また突き放せると思いました。ポルシェよりも7周くらい早くピットインしてしまったので。途中トラフィックにも引っかかりましたしね」

 彼は相手のタイヤを”潰す”作戦について、その詳細を明かしてくれた。

「(相手に)わざとピックアップを拾わせるんです。滑らせて、(ステアリングを)こじらせることでタイヤの温度を上げて消耗させていました」

「その間はもう、とにかく早く潰れてくれ、潰れてくれと思っていました」

「あそこでバトルをしなければ、最後のスティントにタイヤを残すこともできました。だからそれによって最後がきつくなることもわかっていました。でも勝ちに行くしかないから」

勝つために何ができるか

 小林はパワーユニットリーダーの村田久武から1スティントごとに、タイヤのコンディションについて3度も確認されたという。その時の心境を小林は語った。

「その時の僕は、勝つためにやるべきことをやるという気持ちでした。『頑張ってやるから、(作戦を)決めてほしい』と伝えると、『ギリギリになったら伝えるから』と返ってきました。ラストスティントまで残り3周というときにこのまま行くとオーダーされた時には、それを受け入れました」

「エンジニアとも何度もやり取りをしました。マシンの状況を伝え『今何ができる?』と聞くと、エンジニアが答えてくれて、それを試し続けました。とにかくあるものを全て使ってやり尽くしたと思います。調整はタイヤが中心でした。路面温度が低くなっていて、ユーズドの僕のタイヤはどんどんグリップが落ちるんです。新品タイヤなら温度は関係ないのですが」

「最後のピットストップでスプラッシュすれば、10秒(マージンを作れる)とラストスティントの前に伝えられました。でもそれじゃ足りないと返しました。しかし実際に入ってみると14秒でした。この4秒ってかなり重要だったと思います。最後は2秒差だったから。だからその時、1周コンマ5秒差で抑えればいけると思いました。途中のトラフィックも含めてです。自分の中で努力できることはしようと考えていました。普通にやったら、僕たちはコンマ2秒負けていたと思います。タイヤが違う状況でコンマ5秒に抑えられていれば、よくやった方だと思います」

タイトルまで23ポイント差

 今回の勝利によりトヨタは、年間コンストラクターズポイントでトップから23ポイント差の2番手となった。残りの2戦を勝ち抜けば、トヨタのタイトルも見えてくる。

 しかし小林は、それは意外な展開だと話した。

「まさかの(展開)ね。僕は正直そんなことになるとは思いもよらなかった。他の人もそうです。気づいたらという展開です」

「タイトルはチャレンジしたいです。守りに入るわけではなく、駄目元でチャレンジしたい。上海、バーレーンに比べると富士が(マシンにとって)一番ベストですが」

誰もが息を飲んだ”残り9分”

 また小林にとって、久々の表彰台の中央に立つことができた週末になったが、その時の気持ちや状況について語った。

「そうですね。君が代を聞けたのは嬉しかったです。でも海外の選手が日本の国歌はこんなにしんみりした曲なのかと言っていました。それにはごめんねと謝りました」

「でも良いレースと感じてもらえたのなら嬉しいです。最後までハラハラドキドキでしたから。ル・マン24時間はこれがもっと続きますからね。精神的にやられてしまいます」

 ラスト9分の展開は、まるでル・マン24時間を彷彿させるものだった。エンジニアからすれば息を呑むような9分間だったというが、小林本人は違っていたという。

「(ル・マン24時間を彷彿したエピソードを聞いて)まじですか! 僕はとにかく、トラフィックとギャップと戦っていました」

「僕は無線で『勝つために何ができるか教えて欲しい。タイヤ交換以外のことも何でもやる』と伝えていました。それでラストスティントまで残り3周でタイヤ交換がないことを伝えられました。とにかく僕は『辛いけど、とにかく勝つために頑張るから』という気持ちをチームに伝えていました。それにより、チームがそういう作戦を取ることができてよかったと思います。でも本当にしんどいレースでした」

 もし最後のタイヤ交換なしというオーダーを小林が選択していなかったら、チームはタイヤ交換をしていたかという問いに対し、小林はそれを否定した。

「いや、そんなことはないと思います。チームは勝ちにいっていました。レース前にも『最後はタイヤを変えないかもしれない』と聞いていましたから」
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Posted at 2016/10/17 06:09:29

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