長くなったのでLEG2の続きです。
2004年9月4日(土)
ラリーHQを後にして向かった先は、北愛国サービスパーク。
北愛国交流広場ではナビで検索できず、旧愛国駅の方に向けて適当に車を走らせました。
R236を南下、片側2車線の大きな通りで、途中で片側1車線へ絞り込まれます。
現在では片側2車線が続いているのですが、’04年当時はこの片側2車線から1車線へと変わる交差点の左側に実はサービスパーク観戦者用の駐車場があったんです。
この時は左車線を走行していて、車線が減少する標識を見つけて右車線へと車線変更をしてしまい、サービスパーク観戦者用の駐車場を通り過ぎてしまいました。
たぶん通り過ぎた!と気づいたものの、旧愛国駅の標識も見えたので、初めての北海道なので観光もイイよね的な感じで、旧愛国駅へと到着。
せっかくなので、地元のおじさんにカメラのシャッターを押してもらいました。
三十路の男が一人で旧愛国駅に収まる哀しい写真です^^;
おじさん車の左が切れているよぉ~(>_<)
写真を撮ってくれたオジさんにラリーの会場はどこかと道を教えてもらい、愛国駅前の道路を右に曲がってひたすら北上。
すると左手に北愛国サービスパークがドーン!
・・・ってここからは関係者しかアクセスできず、再び駐車場探しに迷走。
結局札内の方まで戻って再びR236を南下、無事に自動車学校跡地の駐車場に入れました!
この時空いているスペースは僅か、うーん危なかった^^;
駐車場から徒歩でサービスパークへ向かいました。
途中、道路をトミ・マキネンが操るゼロカーが通り過ぎます!
興奮のあまり地元の友人にケータイで「今マキネンがオラの横を通って行った!」のメールを送ったっけなぁ・・・。
時刻は18時16分、やっとサービスパークに到着!
スバル、三菱、スズキ、プジョー等の展示を見つつサービスパークをぶらぶら。
ペター・ソルベルグのヘルメットとグローブ
他に前年の世界チャンピオン獲得時のトロフィーもありましたが、ピンボケなので割愛m(__)m
スズキ イグニスS1600 2003ラリーGB P-G・アンダーソン車
スズキ イグニスS1600 2004年JWRC仕様
三菱はパリダカ仕様のパジェロや1970年代のヒストリックカーで、ランサーWRC04の展示は無しでした。
しばらくブラついていると、ゼロカーのマキネンがタイムコントロールに戻ってきました。
車はGr.Nのホモロゲを取得予定で発表されたばかりのインプレッサWRX STi spec C
車体にも“spec C”をアピールするロゴが表示されています。
ちなみにトミ・マキネンは特例でのゼロカードライブ。
規則では前年までワークスチームに所属したドライバーはゼロカーのドライブができないんだとか。
初開催のラリー・ジャパンと言う事で特例が認められました
。
それと、特例はもう1件、WRCの併催イベントにリージョナル選手権は不可。
これもアジアパシフィック選手権の併催(APRCは土日の2日間)が認められています。
続々と選手がタイムコントロールに戻ってきます。
#2 ミッコ・ヒルボネンのインプレッサWRC2004
#6 ハリ・ロバンペラのプジョー307WRC
フロントにはダメージが見られ、ライトポッドが曲がっています
#4 カルロス・サインツのシトロエン クサラWRC
黒いキャップ姿はコ・ドラのマルク・マルティ
#8 フランソワ・デュバルのフォード フォーカスRS WRC04
水色の蛍光色がフラッシュに反射してカッコいい!
デュバルといえば、ボクの中ではロイック・デュバルでは無くて、フランソワの方!
2014年現在でもまだ老けこむ年齢では無いので復帰して欲しいぞ!!
#5 マーカス・グロンホルム プジョー307WRC
コ・ドラのティモ・ラウティアイネンの姿も見えます
#1 ペター・ソルベルグ インプレッサWRC2004
初日からトップを快走! もちろん人気も断トツのナンバー1
#3 セバスチャン・ローブ シトロエン クサラWRC
ピンボケでごめんなさい(>_<)
引退間際は高僧みたいな風貌だったローブもこの頃は若い!
セバスチャン・ローブはこの年に初めてチャンピオンを獲得して、2005年以降は引退するまでカーナンバー1を付け続けるので、“1”以外のナンバーは珍しいと言えるかも。
#11 アントニー・ヴァルムボルト フォード フォーカスRS WRC02
ワークスカー以外で唯一日本にやってきたWRカー。
お父さんのアキム・ヴァルムボルトはマツダ323のドライバーでした。
そしてコ・ドラのジェマ・プリスは美人さんでした。正面から写真を撮っていないのが残念。
#31 新井敏弘 スバルインプレッサWRX STi
翌日の写真を撮っていないので、順位をここに書いちゃいますが、総合9位。
グループN優勝でした。総合8位のヴァルムボルトまで僅か4秒余りで、総合入賞まであと1歩届かず。
グループNでWRカーを追い詰めるのだから、さすが世界の人!
#42 鎌田卓麻 スバルインプレッサWRX STi
#32 奴田原文雄 三菱ランサーエボリューションVII
#37 田口勝彦 三菱ランサーエボリューションVIII
と、こんな具合で20時過ぎまでサービスパークでタイムコントロールに戻って来る車を堪能。
混み始める前に、本日のお宿?帯広市の体育館へ向かいます。
駐車場への帰り道、ボクの周りでは口々に「ペター!」、「ペター!」と言っています。
そんな中、一人のおじさんが「ペタ? ペタジーニ??」と口にして思わず噴き出してしまいました^^;
*当時のプロ野球巨人の4番はロベルト・ペタジーニ選手。スポーツ紙での略称は“ペタ”
まぁ、WRCを知らない地元のおじさんも見に来るほどのイベントだったという一つのエピソードですネ。
ラリー・ジャパン開催期間中、圧倒的に不足している宿泊施設のために、体育館やスーパーの駐車場を宿泊場所として開放しており、寝袋を持参して体育館にお世話になりました。
サービスパークは蒸し暑くて汗をかいたので、コインシャワーで体を洗えて助かりました。
ボクは比較的早くに体育館に入った方なのですが、シャワー待ちの列も長かったですねぇ。
体育館そばの南北に延びる道路は変則的に曲がっているので、体育館への入り口が夜ではよく分からず、何度か体育館周辺をグルグルしてしまいました^^;
体育館の向かいにはローソンがあり、そこでデジカメ用に単3乾電池を購入。
当時使用していたデジカメは単3電池と同形状の充電池を使用しており、取説に記載されていませんが
裏技的に通常の単3乾電池も使用できました。(残量表示が正常ではなく、突然電池切れをおこしましたが重宝しました。)
こうしてLEG2の夜は過ぎて行きます・・・。
翌9月5日はSS24、札内スーパーSSとセレモニアルフィニッシュの観戦です。
-つづく-