ﾄﾖﾀｵｰﾘｽ

仕事で、新型ｵｰﾘｽを50キロほど運転したので、ﾚﾎﾟしてみます。

おそらくグレードは、150XのSﾊﾟｯｹｰｼﾞ。200万ﾁｮｲ。いわば売れ筋ですね。
Ｄラー試乗車なので、ｵﾌﾟｼｮﾝてんこ盛り。

ｲｲﾄｺﾛ
ちょっと硬めのよくできたｼｰﾄ。205-55-16ﾀｲﾔにも拘わらず、硬質感のある足回り。まさしく、和製ドイツ車。
特に、去年に同じく社用で乗ったｱﾘｵﾝとは、ｴﾝｼﾞﾝ&CVTの出来が雲泥の差。。
ｶﾀﾛｸﾞ確認するまで、CVTとは思いませんでした・・

ﾜﾙｲﾄｺﾛ
ぶっちゃけ、この距離では見つけられませんでした。。。

総評
常に言われることですが、ﾀｰｹﾞｯﾄ（欧州車）が定まった時の、ﾄﾖﾀの「追いつき追い越せ」の車づくりはｽｺﾞｲとしか言いようがありません。
せいぜい100㎞/hまでの日本国内で乗っている限り、ｺﾞﾙﾌとほとんど同性能で、ちょっと安くて、故障が少なくて、（内装崩壊しなくて・・・笑）、下取りがｿｺｿｺよかったら、ﾌﾂｰはこっちを選びますわ～

でもね～、ﾜﾀｼはやっぱりｺﾞﾙﾌを選ぶので、その辺の理由を書き連ねてみます

・ｺｽﾄ配分の違い
先ほど書いたとおり、例えば内装関連はｺﾞﾙﾌのほうが甘い（天井垂れるし、ﾍﾞﾄﾍﾞﾄ発生もあるし）
しかし、ことﾎﾞﾃﾞｨや基幹部品については、ｺｽﾄをかけているというか、想像ですが、設計耐用年数や距離数が長いんじゃないかと思います。
ｺﾞﾙﾌの整備手帳見ると、20万ｷﾛぐらいまで、定期交換部品の記載があったりするんですよね。つまり、交換推奨していない部品は20万ｷﾛぐらい持つと。
で、ﾄﾖﾀもそんなことは百も承知なんだと思います。
ﾄﾖﾀはその辺を割り切って、せいぜい10年10万ｷﾛもてばいいと。
そこにｺｽﾄをかけるより、見栄えにｺｽﾄをかけて、ｵｰﾅｰの所有感を満足させたほうが商売になると・・実際、それは成功しているように思います。
ただ、ｸﾙﾏｦﾀｸとしては、ｺﾞﾙﾌに軍配を上げるわけです。

ﾚｼﾌﾟﾛｴﾝｼﾞﾝへの期待
どっかの車雑誌で読んだのですが、ﾚｼﾌﾟﾛ4気筒の量産ｴﾝｼﾞﾝなんて、相当コスト安なんだそうです。
相対的に、ﾀｰﾎﾞがｺｽﾄ高なので、国産勢は直噴ﾀｰﾎﾞに及び腰だとか。
実際、ｵｰﾘｽも1200cc直噴ﾀｰﾎﾞになると、250万となって、ｺﾞﾙﾌのﾍﾞｰｼｯｸｸﾞﾚｰﾄﾞと同価格になってきます（装備で差はありますが）

つまりは、両者のｴﾝｼﾞﾝへのこだわりの違いかなと思います。
ﾄﾖﾀはﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞほか、脱ﾚｼﾌﾟﾛを志向しているように見えます。
VWは、ﾚｼﾌﾟﾛｴﾝｼﾞﾝに固執しているように見えます。
ｵﾓｼﾛｲのは、
ﾄﾖﾀはﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞの先駆者。
VWも直噴ﾀｰﾎﾞ（あえて言えば、直噴ﾀｰﾎﾞとｾｯﾄでこそ意味のあるDSGも）の第一人者。
両社とも徹し方はﾊﾝﾊﾟないわけですね。
先行投資額など、他社は比較にならないでしょう。
そういう意味では、両社ともに車の未来に対して、きわめてﾏｼﾞﾒなわけですが～～
やっぱりｸﾙﾏｦﾀｸとしては、ｶﾞｿﾘﾝ燃やしたいんですよね～笑
なので、ｺﾞﾙﾌを選びます

以上、ｵｰﾘｽ乗ったら、ｲﾛｲﾛ考えられて、面白かったです