雪が降る前に・・・

明日は雪は降るそうなので、その前にリアブレーキのOHをやろうと思います。
まずは作業をしやすくするため、サイレンサを外し、ブリーザボルトを緩めてフルードを排出します。

フルードを抜いたらバンジョーボルトを外して残ったフルードが垂れないようにウエスを当てながらキャリパを外します。
パッドを外して様子を見ると小さいピストンのダストシールが外れかかっていました。

外したバンジョーボルトの穴からエアを吹き込むと大ピストンだけが抜けて小ピストンが残ってしまいました。どうやら固着しているようです。ウォーターマンプライヤでグリグリこじって何とか外れました。
真鍮ブラシとパーツクリーナでひたすら掃除します。

おそうじが出来たら、新しいシール類にシリコングリスを塗布してピストンを組み付けます。
この作業ではラバーグリス（カップグリスとも言う）を使用する方もいますが僕はシリコングリス派です。
ラバーグリスはブレーキフルードに溶けますがシリコングリスは溶けずに残ります。

パッドを組み付け、キャリパを車体に組み付け、ホースを取り付けたらキャリパ側のOHは完成です。バンジョーボルトのアルミワッシャの交換をお忘れなく。

続いてマスタ側のＯＨを行います。
最近のSS系は剥き出しで簡単なのですがニンジャはステップボードやブレーキペダルのリンクがかなり複雑な構造で分解に時間がかかってしまいました。（それだけで1時間程）マスターシリンダ下のスナップリングを外せば分解できるのですが専用工具が無くラジペンで外すのに一苦労でした。マスタ内部パーツを新品に交換してOHしました。

作業に夢中で途中の写真を撮るのを忘れてしまいました。外したパーツを元に戻してフルードを注入すれば作業完了です。
気付けば夕方になってしまいした。
日中は暖かい今日ですが日が沈むと急に寒さが厳しくなってきます。クラッチとフロントブレーキもやるつもりでしたが後日のお楽しみってことにしときます。

作業後、ブレーキのテストをしました。
固着した小ピストンが動くようになったためかブレーキストロークが増えてコントロール性が良くなったように感じました。