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イイね!
2013年06月20日

シトロエンBXというクルマ

BXは、GS・GSAシリーズの後継として1982年に発表されました。デザインはシトロエン社内のデザインスタジオと社外デザインスタジオ3社(ベルトーネ・イタルデザイン・ウリエーズ)のコンペで競われ、結果、ベルトーネによるデザインが採用されました。当時ベルトーネにチーフとして在籍していたマルチェロ・ガンディーニが手掛けたデザインなのは有名な話です^^;

ガンディーニによって手掛けられたBXはそれまでのシトロエンデザインの丸みを帯びたものとは一線を画した直線基調のデザインが採用されています。ご存知の方もきっと多いでしょうが、ガンディーニは、ランボルギーニ・カウンタックなども手掛けたデザイナー。BXはベルトーネ在籍当時としては最後の作品とも言われています。

最終的に選ばれたのはベルトーネでしたが、コンペで他にどのようなデザインが候補に挙がったのかは興味のあるところです。当時のシトロエン社幹部はBX開発の際、それまでのシトロエンユーザーを裏切らないと同時に新しいシトロエンオーナーも取り込むことを主眼においていたようです。幹部にとってはガンディーニ作品がすべての条件に適ったようですね。

初期型BXカタログを持っていたのでご紹介します。

サスペンションにはシトロエンとしては伝統のハイドロニューマティックを採用しています。メカニズムとしては進化を遂げているものの、後継のエグザンティアや初代C5、現行型でもある2代目C5まで脈々と受け継がれています。

フロントのサイドマーカーがオレンジなのは初期型の特徴です。

後期型はクリアタイプに替わりました。また、カタログ右ページ下にもあるとおり、ボビンメーターと呼ばれるデジタルタイプのものを採用しているのも初期型の特徴です。

シトロエンオーナーのバイブルとも言える、グランプリ出版社の「シトロエンの一世紀」。これを読んでいて初めて知ったことなのですが、軽量化を重視したモデルでもあったようです。車重が軽いモデルでも800kg台で、重いモデルでも1t以内。生産効率の向上により部品点数が少ないというのは高いメリットですね。

日本でシトロエンと言えば、古くは西武自動車販売が輸入販売していました。BXが導入されてからも同社が取り扱っていましたが、1989年にはマツダも輸入販売権を獲得しました。永く扱ってきた西武自動車は信頼性が高かったことでしょう。

一方、マツダは世がバブルということも手伝って、シトロエンの他にもランチアやアウトビアンキなどイタリア車ブランドも扱い、輸入車の販売にも力を入れていました。当時マツダは5つの販売チャンネルを有しており、シトロエンはユーノス店で取扱っていました。国内ではシトロエンの販売拠点数が一気に増えたため、当時としてはシトロエンは身近なクルマだったのかもしれません。

これは1991年当時のBXのカタログです。写真を多用したしっかりとした作りとなっています。


これはどこの輸入販売元のカタログかわかりますか?

さて、「シトロエンの一世紀」を読み進めていくと、日本におけるシトロエンのモデル・年代別(1988年以降)の販売台数なる興味深い内容が掲載されています。

1988年 1699台
1989年 2636台
1990年 3649台
1991年 1769台
1992年 716台
1993年 485台
1994年 26台
1995年 2台
1996・1997年は販売なし
1998年 1台
1999年 1台

1989年に2,600台超販売していますが、ちょうどこの年にマツダが扱い始めたため伸び始めたと思われます。1990年は一番多く販売した年ですね。ちなみに3,000台越えというのはデータとして残る1988年以降では最多販売モデルとなります。コンパクトクラスのC3ですら届かない数字です。バブル期絶頂で景気が良かったので、いかにBXが売れたのかということがよくわかりますね。

ところで、BXは数多あるシトロエンの中でも、私にとって上位5本の指に入るほどの好きなモデルです。ガンディーニが手掛けたデザインは今見ても古さをまったく感じさせない美しいデザインだと思います。先を見据えたデザイン力のなせる技と言い切れるのではないでしょうか。さすがは巨匠ガンディーニ。BXは永久に不滅だと思います(^^)v
ブログ一覧 | シトロエン | 日記
Posted at 2013/06/20 20:18:22

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この記事へのコメント

2013/06/20 21:46:55
登場した当初はそれまでのシトロエンファンから『らしくない』と言われていたと記憶していますが、今見れば十分シトロエンっぽいですよね。

私は初期のボビンメーターも捨てがたいですが、ブレークの長い荷室とテールランプのデザインが堪らなく好きです。
コメントへの返答
2013/06/21 21:08:08
コメントありがとうございます。

丸みを帯びていたそれまでのシトロエンのデザインからすると、明らかに一線を画すものとなりましたね。BXを境にデザインが変わりましたね。

ブレークのデザインは萌えます♪  H/Bよりも延長されたルーフは後端まで続きますが、もともと直線基調のデザインがさらに強調されているように感じられますね(^^)
2013/06/21 00:41:13
こんばんはです。

昔勤めいたいた会社がマツダの販促の仕事をしていたので
実はシトロエンとは20年前に接点がありました。

当時はバブルと言う事でチャネルを増やして扱うクルマの種類を増やすので
マツダは外車を扱う様になったと記憶しております。

同僚にはBXに乗っているものもおりました。
運転こそしたことがなかったのですがリアシートに乗った記憶は有ります(^_^;)
でも、よく覚えていなくて。。。

まさ、自分がオーナーになると思いもよりませんでしたよ(^^ゞ
コメントへの返答
2013/06/21 21:16:39
コメントありがとうございます。

↑にも書いていますが、当時世はバブル景気で、マツダはトヨタや日産に追従して販売チャネルを増やしましたね。

マツダ・マツダオート・ユーノス・アンフィ二・オートザムの5チャネルだったと思います。ユーノスではシトロエンを販売し、オートザムではランチアやアウトビアンキを販売していましたね(^^)  長い目で見れば、マツダの多チャネル化は失敗でした。

BXはユーノスで販売していた頃から気になっていたクルマでした。当時は大学生で、BXを見にユーノスへ出掛けた記憶があります。そんな私もシトロエンオーナーになろうとは思いもしませんでしたね(^_^;)
2013/06/21 16:58:00
こんにちは。懐かしいクルマですね♪
この頃は既にプジョーの傘下に入っていたんでしょうか?
この直線基調のデザインが何とも言えません。
最近のクルマはこのようなデザイン会社で造られたクルマが少なくなったのは気のせいでしょうか?
コメントへの返答
2013/06/21 21:24:05
コメントありがとうございます。

BXが発売されていた当時は、PSAグループであり、プジョー傘下でした。同じグループでありながらシトロエンはプジョーとは違ったクルマづくりをしていて、面白いと感じます。

BXの直線基調のデザインが好きな理由の一つかもしれません。丸いところが見当たらないところも面白いですね(^^)

一時は外部によるデザインが多かったようですが、たしかに今は社内デザインによるクルマが多いかもしれませんね^^;
2013/06/23 01:16:32
こんばんは

中学生くらいの事だったと思うんですけど、、、

公道沿いのバス停でボーッとしてたら,信号待ちで県外ナンバーのやたらと直線的で後タイヤが隠れているクルマが目の前に止まったのです。ナンだコレ?と見ていたらダブルシェブロンが!! 
当時、シトロエンを知っていたのはルパン三世のお姫様のクルマとかDrスランプの表紙とかチョロQで知った、2CV、Hバン(あえて笑)だけでレトロでかわいいイメージしか無く現代のシトロエンは、こんなんになっちゃったのかぁ?と落胆した記憶があります。今思えば、そのクルマは、、、?笑

でも、まさか今、BXも好きになっているとは、またシトロエン乗りになっているとは、その当時には、まだ2CVが新車で買えたとは、思っても見なかったでしょうな,笑
コメントへの返答
2013/06/23 20:37:58
コメントありがとうございます。

それまでの丸いデザインのシトロエンから見れば、BXの直線基調のデザインは当時としては斬新だったかもしれませんね(^^)  カルチャーショックを受けた人もきっと多いのではないかと思われます!

私は直線的なクルマのデザインが好きなのでBXはすんなり受け入れられました。厚かましくもディーラーへカタログをもらいに行ったりしたくらいBXにぞっこんでしたね(^^)v
2013/06/23 07:15:45
こんにちは、初めてコメントさせていただきます。

いいですね、BX。
私が初めて乗った輸入車がBXで、24年前のことでした。
AXを見に行ったら、隣にあったBXにやられました。
まだまだ信頼性が高くない時期でしたので、いろいろありましたが、
あの乗り心地は忘れられず、以後何に乗っても乗り心地に満足できないでいます。

ハイドロの行く末が心配ですが、死ぬ前にもう一度BXを所有しておきたいと
思ってます。
コメントへの返答
2013/06/23 20:45:49
こちらこそ初めまして。コメントありがとうございます^^;

BXにお乗りだったのですね! 私も余裕があるのならばぜひ乗ってみたいですが、お金と勇気がありません(*_*; よく乗り心地が素晴らしいとは聞きますが、やはり最高のようですね。リピーターが多いというのは頷けます。

ハイドロが今後どのようになっていくのか注目したいところです。いいなぁBX(^_^;)

※ムルティプラについてもブログに綴っておりますので、宜しければ見てやってください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/591647/blog/27507910/
2013/06/29 10:00:30
初めまして(ですよね?)

BX、私も好きでした。ハイドロでしたし、シートもまさしくフランス車!、シトロエン!って感じでしたし。

ところで、ガンディーニといえば、はじめて買った車がシュペール5でしたし、スーパーカー世代なので、私にとっては、ある意味ではスーパースターです。

先日、ランボルギーニ50周年イベントに、ダラーラ、スタンツァーニらとともにガンディーニも出席したという記事を見て、涙が出そうになりました。
コメントへの返答
2013/06/29 19:36:36
初めまして、コメントありがとうございます。

BXはシートがいいというのをたしかに聞いたことがあります。またガンディー二によって手掛けられたデザインは心の琴線に触れ、シトロエンの多くのモデルの中でも好きな一台です^^;

シュペール5もBXもカウンタックもどことなくデザインが通ずるものを感じます。当時のイタリア車やフランス車はいろいろな意味で面白かったと思います。

ランボルギーニの往年の名車たちにも優れたデザインのモデルがありますよね。今見ても色褪せないところはデザイン力の成せる技と言えるでしょうか^^;
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