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2017年01月15日

3代目SLK(R172)のMTモデルはどれくらい流通したのか

メルセデスのクーペカブリオレとして初代(R170)SLKクラスがデビューしたのは今から20年前の1997年のこと。

バリオルーフを採用したのは世界初ではないものの、それまではソフトトップが当たり前のオープンモデルにとって、ハードトップでありながらオープンにもなる機構はかなり珍しい存在。

初代SLKの日本での販売価格は当時500万円。当時のメルセデスとしては比較的安価であったことと、バリオルーフの珍しさも手伝ってヒットしました。

その後時を経て、2011年5月には代を数えること3代目(R172)へとモデルチェンジが行われました。

初代SLKから比較すると、かなり洗練されたでしょうか。

さて、3代目SLK発売から1年9ヶ月後の2013年2月のこと。メルセデスベンツ日本からSLKに関する驚きのニュースがありました。それは、日本市場では21年ぶりにMTモデルが復活したというニュース。

当時のプレスリリースから


この話題について、当時ブログに記しています。インポーターであるメルセデスベンツ日本はMTモデルの設定について、記者発表会で次のようにコメント。引用します。

クルマは単なる移動手段でなく、操る楽しみをもたらす趣味性の高いツールであり、”クルマ離れ”から”クルマ回帰”を目指すムーブメントの一助となりたい。コンパクトでスポーティなドライブフィールと、爽快なオープンエアドライビングを実現したSLKクラスこそ、マニュアル操作でクルマとの一体感や楽しみを得られる最適モデルである。
(引用終了)

クルマ離れが進む状況を憂えたインポーターはSLKこそMTで楽しんでほしいとの思いからあえて設定したということなのでしょう。販売価格は500万円ほどと決して安くはありませんが、MT設定は意義深いことですね。

それにしても、2013年のこのニュースを聞いた当時はかなり衝撃を受けました。ATのイメージが完全に定着してしまったメルセデスに、まさかMTを設定するとは!

ちなみに、当時21年ぶりのMT復活ということなんですが、調べてみると、1992年に販売した190Eの“アンファング”というグレードにMT設定があったのを最後に、以後日本のメルセデスからMTは完全に消えていたよう。

で、MTのSLK。あれから4年近く経つわけですが、中古車市場にはいったいどのくらい流通しているのかとても気になったので調べてみました。1月15日現在GooWorldには・・・

■ 2015年初度登録  白  1.8万キロ   2018.11車検  正規ディーラー(認定中古車)
■ 2014年初度登録  黒  0.6万キロ   検なし     中古車ショップ
■ 2013年初度登録  白  1.5万キロ   2018.9車検   中古車ショップ

3台がヒットしました! そのうちの1台がコレ↓



  ≪画像は拝借しました。≫
正真正銘のマニュアルトランスミッションのSLKということがわかりますが、ATが当たり前のメルセデスにあっては新鮮です。

ところで、この3台に共通していることは年式の割には比較的走行距離が少ないこと。この手のクルマを所有される方はきっと他にも複数台所有しているでしょうね。

さて、メルセデスはわかりづらいネーミングの統一化を推し進めてきました。たとえば・・・

   GL→GLS    M→GLE   GLK→GLC

SLKも例に漏れず、SLCへとネーミングが変更されました。

Cクラスに準じた格付けという意味合いがあるよう。日本で販売開始したのは昨年2016年6月のこと。

イメージ一新となり今後はネーミング変更によって、よりわかりやすくなりますね。外観には大きな変更はありませんが、一つ残念なことがありました。それはMTモデルの設定がなくなってしまったこと。

今後また復活するかわかりませんが、現時点で選べないことはとても残念なこと。そもそも、GooWorldではR172モデルSLKとしては、全109台中MTモデルはたった3台という現実!

おそらくMTを設定してはみたものの、当初インポーターが予測したほどの販売実績には繋がらなかったのではないかと推察されます。SLC販売開始までの3年3ヶ月ほどの間にどれくらい流通したのかっていうのはとても興味があります(^_^;)

できることであれば、またMT設定は望みたいところですが、果たしてどうなるでしょうか。今後の動向を見守って行きたいですね(^^)
ブログ一覧 | ドイツ車 | 日記
Posted at 2017/01/15 12:40:13

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「@ロボ部長 さん、2桁ナンバーというのは凄いですね!しかもオリジナルを保っているなんて。もう感動モノです。」
何シテル?   04/11 20:50
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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