ブレンボキャリパーのネジ山修理

インプのブレンボキャリパーの下側のネジ山がボルトを外そうとしたときにほぼなくなってしまったので、いい修理方法はないかと探していたところこれに行きつきました。

リコイルキット　パイロットタップ付き　12×1.5

僕はファクトリーギアで買いましたが、アマゾンなんかでも売ってます。

実際の作業中は必至だったのでありません(笑)
右の下側ボルトが折れたので…(；´∀｀)

ボルトが取れたらこのパイロットタップでもともとあるネジ山を利用し、穴を拡げつつリコイルインサート用のネジ山を切って行きます。
この時に穴をまっすぐ開けるように注意しておかないとすぐに傾きます。

このキットは他にもドリルが付いたバージョンのもありますが、このタップ付きの方が作業的にも効率がイイと思ったからです。

実際、やってみると相手がアルミなのでそこまでの力は必要とせずブレーキホースを外さなくてもそのまま切って行けますけど、このセットに入っているタップを回すハンドルがプラスチックなのでいくらアルミでも回す力でソッコー壊れます(泣)
1回、力かけたら壊れましたwww
なのでやるときは本物のタップを回すハンドルを用意した方がいいです。

次に、タップで一回り大きく開けたネジ山にこのリコイルインサートをキットに付属の工具で挿入していきます。

これに力は必要なく、最初だけグッと押し込み気味に回しこんでやると後はスルスルと入って行きます。

最後に真ん中に飛び出た部分をこれまた付属の工具で折ってやれば後は抜けてこなくなります。

写真ではちょっとボケててわかりにくいですが、インサートを挿入した後のモノです。
ちょうどいい具合にインサートが挿入できました。

これであとはハブにキャリパーを組んでボルトで締めれば完了です。
この時の締め具合ですけど、体感ではありますがけっこうな力で締まってくれたのでなかなかの強度はあるようです!!