友人がコンデジからニコンのデジイチにステップアップした事に感化されて、自分のデジイチに新しい装備を導入しました。
その名も「NDフィルター」
レンズの先端に取り付ける物で、可視光線を均等に減光するフィルターです。
発色に影響なく暗い写真が撮れるので、明るい昼間でも長時間露光撮影が可能になります。
ちなみに上の写真はNDフィルターと何の関係もありません。
ちょっといい感じの写真が撮れたのでサムネ画像に採用しました。
購入したNDフィルターは2種類。
リングを回転させると濃度の変化する可変式は値段が高い事と安物は画質に難有りと言うレビューが多かったので避けました。
・ケンコー NDフィルター PRO1D プロND16 (W) 77mm
レンズプロテクターもケンコー製なのでNDフィルターもメーカーを合わせました。
型落ちなのでお値段は「4,557円」とかなり値下がりしています。
ND16ならAFも使えると言う事だったので、初めてのNDフィルターはここから始めようと思いこれに決定。
光量を16分の1まで減光してくれます。
・Neewer(ニューワー) 77mm NDフィルター 超薄型ND1000
海外メーカーのNDフィルターでなんと言っても「1,450円」と言う安さに惹かれオマケで購入。
ケンコー製のND1000だと値段が5倍くらい高くなるのでお買い得。
安いNDフィルターは画質や減光ムラがあるので避けた方が良いかと思ったのですが、レビューに掲載されていた写真を見ても問題なさそうだったので購入。
1000分の1の光量だと当然ファインダーを覗いても真っ暗でAFも使えないので、フィルターの無い状態でピントを合わせた後にMFにしてからNDフィルターを装着すると言う、手間の掛かる事をしないといけないので大変です。
そして、今日はこれらのフィルターの効果を検証してきました。
使用レンズ:Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
焦点距離:10mm
ISO感度:100
↓F値3.5↓
↓F値22↓
F3.5は絞りを最大まで解放した時で
F22は絞りを最少まで絞った時の数値です。
曇っていたので元々光量が少なくNDフィルターの効果がいまいちでしたが、NDフィルターを付けた事でしっかりシャッタースピードは遅くなっています。
それぞれの写真の明るさが同じくらいになるようにシャッタースピードを調整しましたが、ND1000ではF値22の状態で6分も掛かりました。
数分ずつ露光時間を長くしていったので、この一枚の為に結構な時間が掛かってます。
こうして見比べると岩場周辺の流水はシャッタースピードを極端に遅くしても、それほど変化が無い事が分かります。
ただNDフィルター無しだとちょっとシャッタースピードが速すぎますね。
シャッタースピードは2~3秒もあれば、良い感じに撮れそう。
後、流れの穏やかな手前周辺はシャッタースピードを遅くすると、水面の波が均されて水中がよく見えますが、これも5秒もあれば十分みたいです。
ND1000を使う意味が・・・
結果、曇っていたので光量が少なくなっている環境でしたがNDフィルターが無いと、絞りを目一杯絞っても「3分の1秒」までしかシャッタースピードが遅くならず流水の撮影には不十分でした。
もっと光量がある環境の事を考えるとND16でもちょっと物足りなくなりそうな感じがします。
ND1000は明るい日中でもかなりの長時間露光撮影が期待出来そうなので、人通りのある場所などで使ってみると残像の残る面白い写真が撮れそうです。
それと、ついでに以前からカメラバッグの肥やしになっている「PLフィルター(偏光フィルター)」の検証もしてきました。
水面の反射が消えてるのがよく分かりますね。
それだけじゃなくて左端の草が反射する光も無くなっているので、発色が良くなって見えます。
液晶を見ながらPLフィルターのリングを回転させるだけで良いので簡単です。
紅葉の撮影にも良いみたいなので今年の秋はPLフィルターを付けて、また撮影に行ってこようと思います。
今日、注文したばかりなので手元にありませんが「ステップアップリング」と言う、レンズ径の違うレンズに大きなフィルターを取り付けるアダプターを購入しました。
お値段「1,280円」
使用頻度が一番高いタムロンの「16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACRO」
このレンズのレンズ径が67mmなので手持ちのフィルターは使えません。
67mmのレンズ径を77mmにするステップアップリングを購入したので、それが届けばタムロンレンズでも今回購入したNDフィルターが使いまわせます。
夏のボーナスは特に使い道がなかったのですが、合計1万円ほどでデジイチがもっと面白くなる買い物が出来ました。