プリメーラーユーザーになってから、
ときに深夜の高速を突き進み、
ときに家族を乗せ、
ときに友人を夜通し連れまわし、
1年と少しが経過しました。
そして気付いたのは、
プリメーラの楽しさと、困難の数々でした。
たとえば楽しさでいえば・・・
もちろん、アクセルを踏んだときの感覚。
前に載っていたキューブなどとは程遠く、
自分の加齢を若干にでも遅くできるくらい、小気味良い加速。
公証値でも200psにすら届かない馬力とはいえ、
シートに身体を吸い寄せるくらいの加速力はありました。
また、スピートバンプのある道でも、
揺らぐことなくしっかり受け止めて受け流すサスの安定感。
ショックがしっかりと、「サクッ」とも言える感触で衝撃を受け止めていました。
もしこれがキューブなら、
ロデオをしているカウボーイの如く路外に跳ね飛んでいたことでしょう。
コーナリングでも、
ロールをある程度で抑えつつ、確実に曲がっていける感覚。
遠心力と見事にかち合いながら勇敢に立ち向かっていける足が、プリメーラにはありました。
その前マルチリンク・後マルチリンクビームという足回りは、
冬の走行にも活躍しました。
この接地感。
冬。
雪国とはいえ雪の多い地域と少ない地域があり、
少ない地域では、それこそスケートリンクのごとく薄く氷が張った路面が待ち構えます。
雪国の滑りやすい道の中でも1位2位を争う質です。
そこを走るとき、もし滑ったとしても、
「ここから立ち直ることならいくらでも出来る」という感覚が返ってくるのがわかりました。
(タイヤが知り合いのスタンド店員おすすめのブリザックGZだったのもあるでしょうが。)
そして、
以前に載っていた車は二台とも冬のスリップによる単独事故による後遺症で廃車行きだったのに対し、
プリメーラは、一年を無傷で全うするという偉業を成し遂げました。
(200km以上もある実家への往復を何度もこなした上での成果です。)
また、冬の一番過酷な時期、1月の終わりには、
沼の水面が凍ったのを利用した氷上走行会に参加しました。
他の大会参加者で二駆スタッドレスクラスではFF車はティアナとスイフトがいましたが、
こちらは全くの安定走行で、周回遅れにさせることもしばしばありました。
結果、
(本格的なレースという意味合いの会場ではないものの)
ラップタイム計測においては、スタッドレスクラス中、二駆・四駆全てに対して圧勝。
バックストレートでの速度計測では90km/hという結果も出ていました。
しかし、困難もそれなりに多くありました。
購入する時に気付かされたのは、この車の不人気度。
車種を指定してのオークションによる購入でしたが、
1ヶ月に1台という弾数の少なさがありました。
FF・セダン・2000cc・MTという指定で依頼したのですが、
1台目は10万キロ超、バリバリにカスタムされた車があり、それをパスした後、
一ヶ月、全く連絡の無い日々が続いたのは印象的でした。
(他の車がどうかということは知りませんが。)
さらに購入してから、
ヤフオクなどで交換部品、ドレスアップパーツなどを探しましたが、
全くの品薄。殆どが車名を入れただけの汎用品、消耗品などでした。
プリメーラを取り扱ったハイパーレブの雑誌も、
他車を扱ったモノに比べて薄かったのです。
さらになんと言っても絶望的だったのは、ホイールのプロファイルでした。
114.3 4穴
今一般に出回るホイールには、このプロファイルを持ったホイールが殆ど無く、
中古で探しても、そこまで見当たるほど品数は多くありませんでした。
(4H-100と5H-114.3を同じ表に載せているページがヒットすること多々あり)
まして、15インチのデザイン性の薄さ。
16インチ以上になるとほぼ確実なリム幅の太さ増・オフセット違い。
スペーサーで補うにしても、前輪の余裕の無さがネックになっています。
ここまで選ぶことが困難であるとは、予想だにしていませんでした。
遠目に見る車たちがどれもお洒落にドレスアップしているのに対し、
1年経っても購入時から少しも変わりが無い僕のプリメーラ。
変更した内容を挙げると、
ステレオ:アルパイン製CD・USB・ipod再生可能機種
スピーカー:アルパイン製の160wに変更(前後)
室内灯:LEDに換装・加工予定中
ライト:PIAA プラズマイオンイエロー(ハイ・ロー)
ホイール:NISMO製(冬用・14インチ)
以上です。
ここから一体どういう方向に向かえるのか、
その方向性が見えた上で、どういう風にカスタマイズしていくか、
まだ確実な見通しも立たないまま、2年目に突入です。
今現在、良く外れるキーシリンダーの周りのリングを、
いっそドアオープンorライト点灯時に発光するようにしようと思っています。
エンジン始動でイモビライザーの設定を解除するのですが、
暗闇中で鍵が差し込めずに発動することがたまにあるので・・・。
距離計は現時点で9万3千キロ。
以前のキューブで2年半2万キロだったのが、今回は1年で1万5千キロ。
10万キロが近いので、装具なんかのトラブルにも身構えなきゃいけない頃ですかね。