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◇画太郎◇のブログ一覧

2018年01月15日 イイね!

『マンデラ 自由への長い道』

『マンデラ 自由への長い道』南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗し続け、27年間の投獄生活ののち、アパルトヘイト廃止後、そして黒人として南アフリカ初の大統領となった、ネルソン・マンデラの半生を描いた映画です。

ネルソン・マンデラというのはもちろん世界的にも偉大なカリスマ的指導者であり、少数の白人が大多数の黒人を支配し、黒人に対して様々な面で平等の権利を与えないアパルトヘイト撤廃は、もちろんなされなければいけないことで、これに異論がある人はいないだろう。

ただ、この映画、非常に実直な作りで、そのためなんだが観終わったあとに「おや?」という部分が残り、その後の南アフリカに興味を持ち、調べるきっかけとなった。

さてアパルトヘイト廃止後、マンデラが大統領に就任し、南アフリカの全国民の権利が平等になったわけだが、その結果何が起きたかというと、圧倒的多数である黒人が今まで入ることのできなかったヨハネスブルグなどの大都市に流入し、かといってアパルトヘイト政策下でまったく教育を受けてこなかった彼らはそこで職に就けるわけでもなかった。
ヨハネスブルグ、ケープタウンの治安は急速に悪化し、白人は企業もろとも郊外に移転、大都市の機能は空洞化しスラム化、世界でも指折りの治安の悪い地域になってしまった。

加えてエイズが黒人間で蔓延。状況は年々酷くなり、今では国民の4-5人に1人がHIV陽性であり、平均寿命は40歳代を切ってしまった。
現在のエイズ患者の大半は南アフリカ始めアフリカ南部に集中する。

もし完全なフィクションの世界なら、万事の問題は解決し、物語は終わるだろう。
しかし現実はより複雑で様々な要素が絡み合う。
黒人は確かにマンデラ氏を始め国内外の圧力とそれに伴う運動によって解放された。
これは言うまでもなくなされねばならなかったことだろう。
しかし永年の白人統治時代には無かった別の困難な問題を抱えてしまった。

現実世界は難しく、予測が困難だ。
そして物語のように終わりが無く、連綿と続いていく。
Posted at 2018/01/15 18:11:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「墓参り。
画太郎一族の墓はなぜかたいして縁もゆかりもない東京都町田市にある。
ちなみに画太郎一族のルーツは戦国時代、九州の竜造寺家が島津と戦ったらフルボッコにされて逃亡兵が熊本の菊池川付近に土着したものと推測されている。」
何シテル?   04/20 05:28
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
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