Swift サポートスプリングを試す。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
前回、リアにスイフトのサポートスプリング3kgを入れてみた訳ですが、150mm5kgのバネに組み合わせて車高を維持しようとすると、結構上げなくてはならず、結局調整幅一杯まで持ち上げるはめに。
そうなると写真のような感じです。
ヘルパーがただのスペーサー状態ですw
2
そこで今回は6kgのサポートスプリングに交換しました。
ID65 75mm 6kg 密着加重260kg です。
これを150mm 5kgと組み合わせます。
前回は、伸び側だけの作用を期待して、1G時にサポートは密着し、足を素早く伸ばして路面追従性を上げ、なおかつリバウンド時にダブルスプリングで当りを弱めるのというコンセプトでした。
よって基本的なバネレートはロール時に最初から5kgが働くイメージでした。
3
今回はただ単純に3kgのスプリングだと車高を維持するまで調整するとロアシートが上側に調整限界だったという事を解消する為に6kgにレートアップする事で、単純に同じ長さのバネでも1Gでの自由調を拡大する事でロアシートの位置を下げるのが一番の目的でした。
セットしてみるとロアシートの位置はだいぶ下がりました。
そして1G状態にしてみたら、6kgヘルパーも線間密着しませんでした。
これも計算で予想していましたが、まさしく計算した位な感じです。
これで、リアに関してはあきらめかけていたダブルスプリングが実現しました。
今まで色々考えていて、短いスプリングはメインのスプリングよりレートが低いのが当たり前だと思い込んでしまっていたのですが、よく考えれば、レートが高くても密着加重が低ければ、レートが低いスプリングより先に密着する訳で、ダブルスプリングで初期の当りを和らげる為にメインより高いレートを入れるのは何ら問題なかった訳です。
多分、MINIロードスターのリアの加重は1Gで420〜440kgくらいだと思います。
よって片足で220kg程度。
6kgのヘルパーは260kgで密着するので、レバー比が多少ありますが、それでも密着していない所を見ると、バネに直接かかっている加重は220〜230kgなんじゃないかな〜と思います。
今回1Gで密着していませんので、このサポート6kgが密着するまでは
(6×5)/(6+5)=2.72kg
約2.7kgのバネとして働きます。
純正サスペンションのようなバネレートです。
そして走ってみました。
とてもマイルドで街乗りには良い感じです。
田舎道で舗装が悪い所でも、今までよりもソフトに走ります。
まだ飛ばすようなシチュエーションで走っていないのですが、6kgのサポートスプリングが密着して5kgの足になるのが、どの程度加重がかかったらそうなるのか。
おそらく計算上では密着するまでの残り加重は30kg前後だと思われます。
コーナリングで加重が移動して、片足に今より30kg以上の加重がかかれば5kgの足になる訳です。
多分、30kgくらいはすぐにかかるのではないかな〜と思うのですがどうでしょうね?
ちなみにデメリットとしては、足が柔らかくなった分、加速時にリアが沈み込む感じが強くなりました。
FFにとってはトラクションが抜けやすいという事になります。
もちろん街乗りの速度で前輪が空転するような事は無いので、それよりも乗り心地が向上した事にメリットは高いのですが、サーキットの場合はデメリットですので、減衰を固める事でどこまで対応出来るかという事になるかと思います。
これならメインのスプリングは6kgでも良かったかも。
6kgなら、サポートが密着するまでは3kgのバネになります。
リアはこれでしばらく様子見です。
今度は今回外した3kgをフロントに移植してみようかと思ってます。
4
ショックの下のボルトを締めるには1G状態で回す必要があるので、ブロックの上に載せましたw
160Nが規定トルクらしいですが、怖いのと体勢的に力が入らないのでで130Nで締めました。
5
ちなみにMINIチャレンジのkwのリアは、12kgのバネにヘルパーが着いていて1Gでレースカーなので当たり前ですが密着しています。
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