惜しくも亡くなられた堅雪かんこさんのご会葬に出かけてきました。

今までに何回か、一緒にツーリングして、アウディ八戸主催のアウディフォーラムにも来ていただいた、堅雪かんこさん。

煙草も吸わず、酒も飲まない方でした。
飲みでご一緒する際は、僕の酔った勢いでの下ネタや下らない話をいつもニコニコしながら聞いてくれた。

997のポルシェ911カレラ4をいつもの足として、真冬も乗り続けていた。
真冬でも、普段使いをする911を乗る方っていう事が、すごく憧れであり、何時かは！！と、僕の憧れであった方。

ブログの書く内容も、まるで執筆者が本に書くような素晴らしい内容で、いつもブログアップを待っておりました。

そして、先週の日曜日に届いた訃報。
余りにも急な事で、信じられなかったのです。

でも、堅雪かんこさんのブログに、長男さんが訃報のブログをアップしてくれて本当なんだ．．．と。

案内があった会葬に本日お邪魔致しました。

堅雪かんこさんは、八戸や三沢にも仕事でよく来ていたようで、山岳高速である八戸自動車道を走る事が大好きだったそうです。

今日は、その思いも感じながら八戸道を南下しました。


折爪サービスエリアから、折爪岳を望みます。
あまり標高が高くないのですが、八戸道一の長トンネルがこの山の麓を貫いています。
このサービスエリア（反対側ですが）での面白い話もブログアップしてくれております。


八戸道で、一番景色が良い道路。


岩手山を東北道から見る場合、上り線から見る岩手山が一番綺麗だとおっしゃっておりました。


さて、会場に到着しました。
嬉しい事に、堅雪かんこさんの愛車である911(997)カレラ4と会う事が出来ました！
御焼香する際のご遺影の写真も、カレラ4と一緒の写真！
そして、その脇におられました奥様と、少々お話をさせていただきました。
僕が知っているかんこさんのお話と、僕自信が大ファンであった事．．．

そして、「御子息によろしくお願いします」と、伝えたところ、表におりました2人の息子さんを紹介していただきました。
久しぶりにお会いする、930ターボのTITOさんもいらっしゃいました。


堅雪かんこさん、911カレラ4を大好きだったんです。
息子さんたちも、歴代の愛車の中で父が一番長く乗り続けたクルマとおっしゃっていました。
このグラマスなリアのデザインが大好きだったようです。


1時間ほども4人でお話ししていたでしょうか。
父の趣味を完全に受け継いだ二人の息子さん、クルマが大好きです！


男の戦場であったコックピットも見せていただきました。
このシートに座りながら、物思いにふけったり、走りを堪能したのでしょう。


すでに16万キロを走破した、かんこさんの愛車、長男さんがこれから乗り続けるとおっしゃっておりました。
まずは、真冬の走行もしていた痛みを確認したいと。

その言葉に涙が出る思いでした。


終始話が弾みましたが、ご家族にとってこれから深く悲しみが湧いてくるにちがいありません。
でも、4人で話をしていた内容を聞いていたであろう、堅雪かんこさんはいつも以上にニコニコしていたに違いありません。

最後に、東北道が開通する前から八戸・三沢に国道4号で往来していたとお聞きしている、堅雪かんこさんが見たであろう、姫神岳をブログの終わりにしたいと思います。

息子さんが書いた、お別れのブログ、読めば今でも涙が出てきますが、奥様、二人の息子さんとお会いでき、ちょっと違う気持ちで読むことが出来るようになりました。

最後の文章が大好きなので、引用させていただきます。
「人生は思っているより短い。10年を10円として20円、30円、40円と払っていって100円まで払える人は滅多にいない。その途中でほとんどが息絶える。だからこそ今を大切に味わうことを忘れてはいけない。すーっと深く息を吸い込んでゆっくり吐き出す。こんな行為の中にも至福が存在するのだから。 」

本ブログアップは、ご遺族のご了承を得ております。

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