アウトランダーPHEVに乗った

先週末はデリカの１２ヶ月点検でした。
作業中のアウトランダーPHEVへの試乗をお願いしていたのですが、
ちょうど１日試乗用のモニター車が空いているとのことで、
４時間ほどでしたけど、お借りすることができました。

先進の自動車ということで、ドギマギしながらの出発となりましたが、
特にガソリン車と変わることなく、出発できました。

加速は極めてスムーズ。
停止状態からのトルクフルでリニアな加速はEVならではで、
とても気持ち良いです。

ディーゼルがいかに低回転からトルクフルでも、どうしてもターボラグがありますから、
この発進時からのトルクフルな感覚はEVならではですね。

そして、当然ですが、シフトがないですので、
シフトチェンジも何もないまま、リニアに速度が伸びていきます。


普通に乗っている分には、EVモードで十分で、ガソリンエンジンが掛かる気配もありません。
少し強めにキックダウンをし、登坂路でガソリンエンジンを掛けてみましたが、
ガソリンエンジン併用への移行は非常にスムーズで継ぎ目がなく、
モニター表示がなければ、ガソリンエンジンが始動したことにも気づかないくらいです。
2000ccのエンジンですが、遮音がよく静かだと思いました。

EVでの航続距離は６０ｋｍですが、
試乗で３０kmほどしか走行しなかったので、
バッテリー残量はちょうど半分くらいでした。

日常ユースならこれで十分ですね。



非常にきれいにまとまったエンジンルームです。
三菱はこれだけいい車が作れるのに、もったいないです。
もっと高く評価されてもいい自動車だと思いますが、
燃費不正のイメージがあり、不遇の自動車でしょう。

1800mmの車幅も日本の道路にちょうどよく、
4695mmの車長もほどよい大きさです。
ラゲッジスペースも十分にあります。
SUVですので、全高1710mmと高めですが、SUVにありがちな
ロールの大きさとか、コーナリングの不安定感はなく、
セダンやハッチバック車と遜色ないコーナリング性能と感じました。

XVに試乗したときも感じましたが、最近のクロスオーバーは、このあたりよくできていますよね。
車高UPによるデメリットはほとんどないように思います。



妻にも運転してもらいましたが、まずまず好評でした。
息子はサンルーフオープンに大興奮。
やっぱ、いいよね、サンルーフ（笑）

運転していて気になったのは、バックミラーの左上に鎮座するセンサー類の煩わしさですかね。
ここが遮られると、視界が欠けて、なんだか圧迫感というか、異物感があります。
慣れれば気にならなくなるのかな・・・


このアウトランダーPHEVはASV++を取得した、e-assistという先進の安全装備がついています。
この点は心強いですね。

レーダークルーズコントロールもEVとは相性がよく
回転数もシフトも関係なく速度コントロールできますから、
コントロールが自然で非常に好感が持てました。

返却に向かう途中は渋滞していたのですが、
停止まで作動してくれるので、
停止→ブレーキ踏む→オートブレーキホールドでブレーキ離しても停車保持
→アクセルをちょっと踏んで発進→右手の親指でresetを押す→オートクルーズ
で、操作は極小です。


かなりの良い自動車ということは、よくよくわかったのですが、価格が・・・
おすすめのお試し見積もりで470万円。

370万円なら検討してもよいですが、470万って。

もう少しプレミアム性やブランド性を高めないと、この価格では無理かな。
3年ぐらいして中古を狙うのもいい選択肢だと思います。

ということで、アウトランダーPHEVでした。