2月27日(日)は、思うところがあって母校の後輩2人と下関で焼肉を食おう、ということになり、いざ下関へ!
うち1人(24)は下関市居住なので現地集合。私は、もう一人の後輩(30歳~台湾からの留学生)をWてんとう虫号に詰め込んで、ひたすら国道を西へ西へ!
かつて、台湾はよく行きましたが、ご他聞にもれず対日感情は極めて良好、反対に大陸(=中共)をすごく嫌っている上、価値観がよく似ている(資本主義だからか?)ため、こちらの留学生ともドライブ中、日本語と中国語のちゃんぽんで楽しい会話が弾みました。
茶髪でやけに若い割には、台湾陸軍に5年半(徴兵は1年)いただけあって、なかなかするどい眼光です。
ご希望は「李鴻章が日清戦争で講和条約に調印した『春帆楼』に行きたい!」
あたしゃ、てっきり彼から「もう一回(戦争)やるぞ、今度は負けへんからな!」とすごまれるのかと思いましたが(笑)、それは杞憂でした。で、記念写真。
「春帆楼」付近では、李鴻章が滞在中に歩いたとされる「李鴻章道」という小道を感慨深く歩きました。先人が辿った道のりを歩く・・・いい感じです.
記念館はガラガラで誰もいなかったのですが、我々が入ってすぐに、なにやら中国語を話す10人くらいの団体がドドドっと乱入。
ドキッとしたのですが、留学生は
「あ、大丈夫!みんな台湾人だ(言葉に台湾語が混ざっていた)」
と喜び、観光客の皆さんと台湾語で盛り上がってました。こういうところって、(勝った)日本人より(負けた)清国の末裔のお客さんのほうが多いんだな、と変に感心することしきり。で、お約束どおり、見た目は留学生よりも台湾人らしい私は
「で、お宅は台湾のどこから来られましたか?」
と質問されたことは、内緒です。
どうも台湾の皆さんにとって、1949年までの中国の歴史こそが自分達の歴史であるようで、日清戦争は自分達と日本との戦い、大東亜戦争は日本国民の一員として参加した自分達の戦い、という感覚をお持ちのようでした。(もちろん、全員ではないでしょうが・・)
なので、尖閣問題や毒餃子問題も、彼らにとっては「中華人民共和国」という外国がやらかしたことという意識で話をしてくるので、こちらもいらん気遣いがいらず、とても助かりました。
せっかくなので、長府庭園や乃木大将(元台湾総督)を祭った乃木神社、安徳天皇を祀った「赤間神宮」等もご案内。
その後、もう一人の後輩と合流。3人で私の友人(在日)が経営する本場朝鮮料理の店に行き、焼肉を死ぬほど食べさせてもらい、ふぐ関連の土産を買って、その後は湯免温泉でゆったりとくつろぎ・・・久し振りに楽しい日曜日は終わったのでした。
たまには、こんな国際交流?も、いいモンデスネ(笑)
Posted at 2011/03/01 22:47:02 | |
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