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吸気通路の断面積の大きさを変化させる構造の吸気ダクトで、断面積を小さくした状態でアイドリング状態からスロットルバルブを開くと、サージタンクに溜まった負圧の力で一気に空気を吸い込む力が働きます。

この負圧の持つエネルギーの大きさは結構なものがあり、このエネルギーを利用して、小さく絞られた吸気通路を通過させることにより吸気に慣性を持たせることができます。

慣性を高められた吸気はシリンダーからの吹き返しを抑えて低回転時の体積効率を
向上させることができます。

前回のダイナパックによる測定の結果からわかるように、３０００回転までは
通路を小さくした方がトルクの立ち上がりは早くなるのはこの効果によるものです。

また、同じ回転数でもトルクの値が大きくなるため、一定の速度で走行する場合は少ないスロットル開度で走行することができ、少しの踏み込みで素早く加速することができます。
可変吸気通路の動画です。↓
https://www.youtube.com/watch?v=9fTDW19Tgi4