亡霊師ーのブログ一覧

モンキー系　シリンダー　５２ｍｍを軽くホーニングして、クロスハッチを付けました。



内径を測定したら、５２．０４ｍｍの内径に収まりそうでしたので。。
















軽くホーニングしてクロスハッチは付きました。























モンキー系　シリンダーは末広がりにシリンダーが変形します。


ペラペラに薄い　鋳鉄が変形します。


高級品のターカロイ鋳鉄のシリンダーの方が鋳鉄が硬いので、耐久性はあります。



今現在は・・　　メッキシリンダーですね。




では。

まだまだ。。　続く。


死ぬまで。。　沼弄りシリーズですねぇ。　ホント


モンキー系　エンジンを弄って、３５年以上　　まだ完結しないです。









只今　圧縮UP作戦　検証中です♪


０．３ｍｍ　０．５ｍｍ　０．８ｍｍ　とシリンダーを下げて、ピストンとバルブクリアランスを調査しています。



ピストンとバルブが当たらない👍　だけでは・・　ＯＫなお話ではありませんね。。



はい　　バルブタイミングも狂います。



確か・・　　３５年前くらいに　ゴリラでレースをしている時に毎晩のように・・　　バルブタイミングと格闘してました。

また同じような事が始まってしまいました(´;ω;｀)


バルブタイミングを変更したり、バルブリセスをボーリング屋さんで掘ってもらったり、シリンダーヘッドを面研してもらったり。。


今回はちょっと違う方法で、圧縮ＵＰもそうなんですが、スキッシュエリア容積を少なく、燃焼室へ混合ガスを集めたい作戦です。



画像のピストンは６Ｖ時代の古いピストンですが、個人的にはお気に入りの形状です。



スキッシュエリアの面積が大きいのと、４９ｃｃのシリンダーヘッド（燃焼室容積が小さい）からパワーがでるんですよ。


ボア３９ｍｍ径　の燃焼室ですから　火炎伝播がイイ　ピストン形状が山型ですが、直径３９ｍｍの燃焼室なら隅まで燃焼する　と　考えたからです。



ピストントップの燃焼状態（画像）でも分かりますよね、こんがりキツネ色に燃焼温度は上がっています。



さあ・・　　ここからが死ぬまで　沼弄りなんです。


０．１ｍｍ　シリンダーを下げたら・・　　バルブタイミングは何度？　狂ってしまうのかを計測しないといけませんね。


３５年前に計測したんですが・・　　データがどこか？に？？　　


ですので、また　１から　やり直しです。



















↑　ココまで圧縮をUPしたら・・　　ハイオクでも？　無理なんじゃねぇ。。　　圧縮圧力だけはデータだけでも計測して・・　　おこうかな。




死ぬまで　沼弄り　分解は１生　組立は１日　シリーズも死ぬまで？　かも。。






では。

エンジン分解は・・　ホント大変ですね。


時間も手間暇かかります。　　ただ部品交換の分解＆修理は別のお話です。




まず　メイン画像は　シリンダーを０．５ｍｍ下げてピストンとバルブのクリアランスを調査しました。　スキッシュエリアのクリアランスもね。。



次回　圧縮を上げたいんで。。　と言うよりスキッシュエリアの圧縮面積？　ヘッドとピストンのクリアランスを減らしたいんで。。



スキッシュエリアの容積を少なくして、燃焼室へ混合器を押し込む感じの作戦です。


巷では、スキッシュエリアを０．２ｍｍ　変更するだけで体感できるパワーＵＰするみたいですね。　ま・・　　排気量やエンジンの内容にもよりますが。。




次はロッカーアームの軽量加工です。








ノーマル　３８ｇから　スタートです。












半日作業して　４．４ｇ　削り落としました。　ナイスバディー？　にはなってませんが、手は痺れてきて疲れましたので。。　ほどほどでやめました。




半日　マジで作業して　４．４ｇ軽量です。










だから・・
　


分解は１生なんです。　



では。

降ろした。。　８８ｃｃ　エンジン分解作業に突入しました。


大変なのは。。　分解点検、各部計測、対策なんです。


モンキーのエンジンなんて・・　　壊れまくりますからねぇ(´;ω;｀)





元々、４９ｃｃ　２．６ＰＳの設計ですから、当たり前なんですが。。












シリンダーの摩耗、傷、変形の点検から始めます。


シリンダー内径を測定するには、ボアゲージが必要ですね。


校正からスタートです。









摩耗＆変形は良さそうですが。。　シリンダー壁面に軽い縦筋が確認できました。
そろそろ交換時期ですね。　１５年間くらい使用したかな。。　距離は覚えてませんが、５０００㌔くらいかな。　




シリンダー　内壁のクロスハッチは完全に無くなっています。　これが軽い縦筋の要因では？　と思われます。　空冷エンジンですから、オイル保持は超大事です。





ピストンの摩耗、傷、変形など・・　点検します。


















摩耗は問題ありません。　やはり軽い縦傷はシリンダーの壁面と同じくあります。




ピストンピンは交換します。　　次は、ＤＬＣ処理したピストンピンに交換します。素晴らしくイイですよ👍







ピストン裏側　　イイ状態ですね。　クランクへオイルの供給が少ないとピストン裏側の冷却＆潤滑不良を確認ができます。　酷い場合、ピストンピンが紫色に焼けます。
















ピストンの軽い縦傷　　シリンダーを交換してクロスハッチがあればおそらく傷は付かないでしょう。



エンジンの分解、調査、対策は・・　　ほんと大変　技量も経験も計測機も必要になります。





では。

エンジン改装完了♪　です。



オイルはモチュール５１００です。















エンジン載せ替えしてて・・　まあ・・　このエンジンはチタンボルト＆ナットだらけですね( ´艸｀)

少しでも軽く　って目標で作ったエンジンだったかな。。


軽さは武器ですからねぇ。　これも楽しいバイクの要因です。


AWもアルミのボルトやチタンを使っていましたね。



エンジン搭載したら、必ずオイルを入れてから　　空キックを３０回くらいしましょう♪　　各部にエンジンオイルの供給を確認してからエンジン始動です。








空キックを２０回くらいすると　　何となくキックの踏みごたえが変化します。


オイルが回ったな👍　　って確認してください。




では。　　明日　天気が良ければ試乗する予定です♪