7月15日(木)「OMR」へTEL。
じゃっきーwaka
「クロスフローヘッドの件、進んでられますか?」
カリスマチューナー
「梅雨明けになって仕事が忙しくてね。なかなか進まないよ。」
じゃっきーwaka
「では、まだ写真とかを撮りにいける感じではないですね。」
カリスマチューナー
「そうだね。」
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7月17日(土)「OMR」へTEL。
じゃっきーwaka
「そろそろ取材(苦笑)、できますか?」
カリスマチューナー
「週末はちょっと難しいかな。」
じゃっきーwaka
「では、3連休後ということでいかがでしょうか?そんなにお時間は取らせませんから。」
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7月19日(月・祝)「OMR」へTEL。
じゃっきーwaka
「では、明日お伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。」
カリスマチューナー
「あまりネタになる部品とかあるかな(苦笑)?」
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さて、いよいよ7月20日(火)「OMR」へTEL。
じゃっきーwaka
「では、日産ディーラーに寄ってから1時間強で伺いますので、よろしくお願いいたします。」
カリスマチューナー
「了解―。」
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という超多忙の「OMR」にお邪魔して出てきた部品は、厚さ20mmの大きなプレートにL型用とRB30用のオイル穴、水穴、シリンダーボルト穴、をトレースし終えたハイデッキ(アッパーデッキ)。
そして、これを組み込むことによってシリンダー側壁を整えるため挿入されるスリーブ。
そうです「OMR」は既にクロスフローヘッドのための、ブロック側の加工に取り掛かろうとしているのです。
このハイデッキ仕様は、連桿比(れんかんひ)(コンロッド長とクランク半径の比)の向上を狙ってのものでもありますが、前述したとおり、今回のL型ブロックにRB30E型ヘッドを搭載するにあたっての難関、後端部や中央部にあるオイル穴等の位置関係の補正に使われることになります。
つまり「分厚い鉄板をブロックとヘッドの間に入れてオイル穴等の通り道を作ってしまう」という作戦です。
残念ながら来週は、8月1日(日)に富士スピードウェイにて行われるアメリカンフェスティバル(http://plaza.rakuten.co.jp/fujisaf/)のために参加されるため、L型クロスフローヘッドの作業は一旦休止になりそうです。
ですが、既に、
・JUDDに特注した86mmのクランクシャフト。
・カーニンガムに特注した155mmのコンロッド長を持つ鍛造コンロッド。
・メーカーはどうしても教えてはもらえなかったのですが、これも特注の89mmピストン 。
が既に「OMR」に揃っています(!!)
カリスマチューナーさん、勢いありすぎです!
お忙しい中でしたので、クランクシャフト、コンロッド、ピストンを拝見させていただくことはご遠慮させていただき、また8月初旬の頃お伺いさせていただけたらと思っています。
本当にいつもすみません、カリスマチューナー。
部品の詳細は「build a cross flow cylinder head like 'LY28'」
(http://www14.ocn.ne.jp/~mm-days/crossflow/crossflow.htm)
2010/07/20の会話「アッパーデッキとスリーブ」に掲載しています。
追伸
ここで特注された、クランクシャフト、コンロッド、ピストンの説明を。
・86mmのクランクシャフト→ これは圧縮比を稼ぐための選択だそうです。
それほどRB30の燃焼室は「ノーマル」では大きいのです。
・155mmのコンロッド長の鍛造コンロッド→ 連桿比(前述)の向上を図るためのものです。
155÷43mm=3.60
・89mmピストン→ すみません、詳細不明です(苦笑)。
さて、どんなクロスフローエンジンができあがっていくのでしょうか。
そしてそれはいつ、火が入ることになるのでしょうか。
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L型クロスフローエンジン | 日記
Posted at
2010/07/26 23:52:04