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イイね!
2011年02月25日

リーディングアームブッシュ交換【その2】

Y60からアームを取り外しブッシュの状態を確認し、劣化具合を実感、俄然ヤル気がアップしたお話しの続編の始まりです。リアハブのOHなど度々お世話になっている15トンプレスの登場であります。こういう作業はプレスが必要である事を実感します。無くてもなんとかなるかもしれませんがやっぱり有ると強い見方ですね。

しかしプレスは有っても細かいサイズで揃ったドリフトまではなく、有る物を流用するのが町の自動車修理工場流です。一番手軽なのがインパクトのコマです。ブッシュの金属製の外筒の径はたしか。。。60mm~59mm(忘れてもうた^^;) 写真はKTCの41mmのコマですが、これは丁度開口部と同じ径、厚口のインパクト用が同径です。 まず騙し油をいっぱい吹きかけて暫らく放置、プレスで厚口のコマを当てて金属部分をぐっと押します。この時注意が有るのですが、アームのブッシュ挿入部分はテーパー状になっている面と切り口が直角の面があります。最初の一撃はもちろんテーパー状の面からグッと行きましょう。初動が得られてから厚口では填まりこんでしまうので薄口に交換し、其のまま押し抜きます。




いい眺めですね。く く く と圧をかけるとリニアにブッシュが降りてきます。何の不安感も無い感じで残り3個がこれと同じだったら楽勝なんですけど。。。。 プレスを使う時に力のかかり具合適切で、齧りなどが無い時は気持ちよく圧とその効果を感じる事が出来ますが、そう出ない時は力がどんどん蓄積し嫌な感じがします。






ハイ抜けました。
いいね~
ものの5分程じゃん^^






先端のブッシュを抜こうとしたらアームのすわりが悪くセッティングに苦労します。気分は太平洋側の快晴から富山晴れへ(爆 力が斜めにかかりブッシュが咬み込もうとするので何度もセッティングし直してのトライです。今書いていて思ったのが、この時アームの先端をカメラの三脚か何かで高さをあわせて保持するともっと楽だったかな?結局右手でプレス操作、左手でアームを支えると言う猫の手も借りたい状況です。千手観音だったら楽だったろうななんて馬鹿な事を考えますが、このすわりの悪さはいかんともしがたい。。。

一旦作業中断!うろうろつかえそうな物を物色開始します。ボール盤のところにジェラルミン製の円盤があり中心部に62mmほどの穴が開いております。これは使えそうです! さっそくこれを置きこの上にアームを載せ再トライです。

くくく・・・

おっ いけそうだ^^ 

一気にこれは手を休めることなくいかねば。





取れたど~
こんな形状のメガネあったら。。。イラね(爆
さてすかさずこの運気を逃さないように次の行程へ進みましょう。



 


テーパー面に慎重にブッシュを当てセッティング。最初の一撃が大切でこれで曲げてしまうと齧ったり部品を壊したりするので緊張の瞬間です。よし!いけそうだ!慎重に圧をかけていきます。先端部分の圧入が完了しホッとするのはまだ早い、2個目に移ります。こちらは座りがいいので先端よりは楽です。セッティング、圧入開始。。。





無事左側のブッシュの交換が完了しました。今はこれがアッセン供給になっているのでこんな苦労?お楽しみはしなくていいのですけど。先ほどの古いブッシュの時を見た目にもゴムの感じが違い装着後の変化に期待が高まります。






フレームとの接合部のマウントブッシュも交換しましょう。幸いシャフトも錆びておらず軽く掃除をしてから新しいブッシュを取り付けます。これが新車の状態です。H3年から19年間無交換で常に車重と捻りなどの動きを強要されて来た場所です。リーフの時はブッシュはピポッドの所とリーフの間のスペーサーでこれを全て交換すると雰囲気は変わりましたね。ただブッシュに依存する率が低いので劇的変化と言うほどでは無いですがマイルドになるのは感じました。コイルリジッドの特にフロント3リンクはリーディングアーム、パーナルロッドにしても捻り剛性も性能の一つでその大きな要素がブッシュの変形時の弾性であることは理屈では理解してますが、実際に組み付ける時や触った感じで感じます。





それでは取り付けましょう。外した逆の順番なので簡単です。外す時にリンク類はなるべく水平になるようにして於いたので無理が掛らずそんなに力はいらないです。もちろん部品の重さは別ですけど^^;





ナットも仮留めしておきます。全て組みあがってから規定トルクで締め上げます。このナットは緩み止めが付いているナットで再利用禁止部品ですね。ボルトに関しては錆も偏磨耗も感じなかったので其のままでも良さそうです。

こんな感じで左側の仮留めまで終了です。





右側へ移ります。この時ふと気が付いたのですが、アームの固定ボルトは正面から見て左側から挿してあり、ナットが右側についているのですが、左右同じなのです。1枚上の写真は左側のタイヤ側から見た感じで、この写真は右側で同じくタイヤ側から見た感じです。ちがうでしょう。最初ん????て感じでした。何か意味があるのでしょうね。自分の予想では緩み止めかと思うのです。突き上げる時の加速度が大きいのでナットが左側に来る様に締めていると、突き上げの加速度はナットが締まる方向に掛るのでこうしてあるのでしょう。






比較的順調に進んだ左側でしたが、これからはトラブルが多い右側に移ります。懸念していたとおり問題が発生してしまいます。左側と同じようにブッシュは抜けなかったのです。あらかじめ騙し油を沢山吹きかけ準備はしておりましたがそれぐらいでは駄目でした。最初簡単だった奥のブッシュから交換しようとしますが、非常に渋くプレスに力が充満するのを感じます。金属筒が潰れてきて一旦中止、先端のブッシュを先に外す事にしました。こちらも苦戦しながらも何とかはずれ再び再チャレンジします。テーパー側からアプローチ、反対側からもアプローチ、、動かず。金属筒を押しても駄目でゴム部分にコマを掛け力を加えるとせん断力でゴムが千切れてしまいます。。。。

先ほど取り外したブッシュの外側面をグラインダーで削り若干細くしてこれをドリフト代わりにして押しますが、金属筒が潰れ出し、テーパー部分に拡がって来て中断反対側からもアプローチできないし、こちら側も駄目どうしよう。。。。





仕方が無いのでタガネで慎重に切断するか。。。なんて考えながら拡がった部分をまず元に戻していると戻し過ぎて内側に折り曲がります。若干の隙間が出来た感じなので騙し油を隙間に目がけて吹きかけながら考えます。

ちょっと閃きました。
賭けに出るかな^^






タガネでどんどん内側に折り返しコマが掛るようにしていきます。ブッシュを打ち抜いたコマは外径が僅かに小さいので多少曲げるとかかるはずです。それぐらいならプレスで押しても垂直荷重はさほど逃げないだろう。。。。曲げ、油を拭きかけ、曲げこの繰り返しでようやく目処が付きプレスに掛け様子を見ます。 おっ動き出した!





取れた!
左側に比べて錆っぽい感じがします。
とにかくホッと一息。







アーム側は左よりも錆っぽく、しかも圧入時の物か抜く時の物かわかりませんが同心円状に幾つ物傷が入っております。これだから噛み込んで抜けにくかったんだ。。。






ペーパーで磨いて錆を落として傷を少しでも滑らかになるようにします。頼むよ順調に入ってくれよ。。。と祈るような気持ちで作業をしてました。きれいに掃除して圧入作業に取り掛かります。磨いたお陰かブッシュの圧入は比較的順調に進みました。





右側はデフ球の重量のせいなのかホーシングが作業している間に少しずれていてホーシングの位置を修正しながらの作業となりました。重いのよこれが^^;疲れもあって段々と作業ペースは落ちてきますが何とかボルトを挿しナットを仮止めし一段落。






ブッシュ類は締め付けが肝心ですね。もちろん取り付けもですが、無理が掛らない状態にしてから取り付け仮締め、一度タイヤをつけ接地させ軽く車を揺すって再び0G加重にしてから本締めをします。リーフのブッシュは特にこれで寿命に差が出ます。コイルの場合は何処まで関係有るか分かりませんが少なくともフレームの取り付け部分はこの考えが必要だと思いました。トルクレンチで見ながら締めていきます。

ふ~ 

メインイベントはこれで目処がつきました。
この次はパーナルロッドのブッシュ交換ですね^^

つづく




ブログ一覧 | Y60 | 日記
Posted at 2011/02/25 08:34:00

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この記事へのコメント

2011/02/25 12:05:51
お疲れ様です^^)

読んでいて こっちも力が入りました
疲れたから 温泉行ってこよう♪
コメントへの返答
2011/02/25 12:20:25
こんにちは♪
ご精読ご苦労様でした。
風呂上りにもう一度どうぞ(爆

温泉いいなぁ。。。
2011/02/25 12:53:07
ふぅぅ ようやく読み終わった( ..)φメモメモ

kuroさんの整備記録まとめたら絶対Y60整備本が出版できますよ。
車種が車種だけに欲しい人は限られてくるでしょうが(笑)
コメントへの返答
2011/02/25 13:02:22
こんにちは♪
ご精読ごくろうさまでした。

いいですね。
「野戦的、町工場でのY60の修理」なんて(爆
実際に過去ログ自分でも読み返して
へぇ~って感心する事あるぐらいです。
もちろん
「じぶんって馬鹿だなぁ」って^^;
2011/02/25 15:08:25
このプレスって、ホントに気持ちいい時とそうでない時の落差は大きいですね。
すっすっと入ってくれると嬉しいですけど、あの抜けない、入らない時の圧入メーターがグングン上がる様は心臓に悪いです。
ゴガッ!といきなり動く時もビックリしますね。

Y60新車化計画、着々と進んでますね~。





コメントへの返答
2011/02/25 16:47:32
こんにちは♪
プレス作業はY60になって随分と行いました。気持ちよくいく時とそうでない時の差は大きいですね。今回はなんとか時間内に作業が終了してほっとしましたけど、一瞬雷が鳴り出した感じでした(笑

今回はゴガッ!はなかったですが、
ブチブチブチ。。。切れよった^^;

部分的再春化しておりますが、
物凄い勢いで劣化が追いかけて
きております。
まさにイタチゴッコ
2011/02/25 19:54:05
肉抜きブッシュ結局とれませんでしたか・・・・
フレーム側ブッシュのつぶれ具合は、締め付けトルクとは関係ないと思います~。
コメントへの返答
2011/02/26 08:00:07
おはようございます♪

手持ちにy60用が有ったので
今回はこれで様子を見てから
今後の課題にしたいと思ってます^^
そのうち寄せてみますね。

フレーム側のブッシュですが、整備要領書には規定トルクの指示しか無いのです。結局締めこんでいって潰れくとその抵抗で規定トルクとしての目安になるのかな?なんて考えていたので、なるべく捩れが無いようにリーフの経験から方法で行ないました。もっともネジが切ってあるところまで締め切っているならば関係ないとも。。。^^;
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