マツダCM「Be a driver. 2014」篇を見て

MAZDA TVCM「Be a driver. 2014」篇 60秒 を見て感じたこと。
何を言いたいのか正直このCMを見ただけでは判らないというのが
私の正直な感想。
自分の人生の、主人公になろう。
自分の行く道を、自分の意志で選ぶ人になろう。
自分の行く道は、自分で決めたほうが、楽しいに決まっている。
人生の、ドライバーになろう。
といったことを伝えたかったようなのだが、
私には、このCMからはそういったメッセージは感じ取れなかった。
同じ動作の繰り返しでは単調すぎるし。
広告費が無くてもアイデアは無限大の可能性があるので、
今後に期待。

トヨタの車のCMを見ても、豊富な広告費があるだけに
ギャラの高い有名人をいっぱい採用しているにもかかわらず、
肝心の車に対するメッセージは？？。
日産のセレナのCMも家族での旅行などの思い出を残こそうというコンセプトは記憶に残るけれど、車の機能や性能などはCMでは全く伝えていない。なのでセレナでなくても、ヴォクシー・ノアでもいいんじゃない。なんて思ってしまう。
ダイムラーのCMもマリオが出てきて、
マリオから何を伝えたいのかよー判らん。

評論家みたいに偉そうに書いてますが、
自分も表現するのは得意ではないですが・・。
ただ短い時間でコンセプトを伝えるのは難しいのでしょうね。

昔、テレビの検証番組で、短い言葉で伝える検証をしてました。
駅が近い住宅街で駐輪場が隣にあるという立地に住んでいる為に、終電まで人の出入りが続き、バイクなど騒音が夜遅くまで聞こえてなかなか寝れないと悩んでいる住民の話。立て看板をたてて、注意喚起をするという訳だが、立て看板にかける文章の長さも限られているので、どういった文章だと効果があるのかという検証した番組でした。
①住民に静かな睡眠を！
②隣が住宅街があります。静かにしてください。

結論からいうと、②の方が効果があったのである。
①は頭の中で静かな睡眠→うるさい→静かにしてくれ
といった具合に変換していかない。ために効果がなかった。
②のようにダイレクトに静かにしてくれと書いた方が効果があったのである。
だから、短い時間しかないCMで伝えるには、
抽象的な表現よりはもっとダイレクトに伝えた方が
効果があるのではと感じた。