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当時（20年前）３気筒エンジンにMSDマルチイグニッションを組むにはフライホイールカバーもMSD専用が必要で、専用フライホイールを含めたフルキットで30万くらいしました。そもそもタマ数が少なく、中古など流通してるわけないのですが、奇跡的にもebayで見つけたので危険なのは分かってるのですがポチりました。





MSD専用フライホイールカバーってのもレアなんですが、この購入した中古にはカタログでも見たことないトリプルタワーコイルが付属しておりました。



購入して3年くらい放置してて、やっとやる気になって組んでみたところ、案の定、1発スパークしないのです（泣）本体のマルチチャンネルの故障なら更に10万円追い金です．．

慎重に調べていったところ、ジャバラカバーで覆われていた配線に圧着のジョイントを発見し、腐食して断線しかけていました。車と違い、海水に晒されるので、防水コネクターで完璧にシールドしないと圧着部も腐食しますが、浸透圧で配線の奥深くまで海水が流入し、配線が腐ってしまうのです。

怪しい配線部分を応急処置したところ無事3発ともスパークしました！しばらく様子見です^^;

ebayで中古キャブを買ってオリジナルのトリプルキャブを製作しました。純正のマニホールドにオーバーサイズのキャブをパラレル配列からストレート配列にレイアウト変更して取り付けたので、切ったり貼ったり取り付け穴開けたりタップ切ったり、超難儀しました(；´Д｀)



純正のキャブだと思って届いたものを確認したらベンチュリーをシャワータイプに変更したスペシャルキャブでした。
通常は真ん中にベンチュリー用の吹出口があるのですが、それを切削して周りに小さな穴を8個開けて外周全体からシャワーのように吹き出すよう改造されており、抵抗物の除去と微細な噴霧を可能にします。めちゃくちゃお得な買い物をしましたww



2サイクルエンジンなのでリードバルブが必要なのですが、Moto Tassinariの『V FORCE 2』という通常2枚のリードバルブをカーボン製の4枚羽の仕様に変更しました。新品なら5万するのですが、手持ちのパーツとヤフオクでジャンクを落札して寄せ集めで3個作りました。



当時この仕様のキャブを購入したら30万は下らないスペシャルメニューなんですが、中古品と手持ちのガラクタで5万くらいで造りました。
もうすぐライフワークのスペシャルジェットが完成します(^^)

3年ぶりに復活です。シリンダーに海水が逆流しているのに気が付かず1年放置してヘッドを開けたら錆びて固着してて、それを炙ってぶっ叩いて分解して最小限の部品と予算で復活させました。クランクまで海水が侵食していなかったのが不幸中の幸いでした　(^^;

個人（貧乏人）が所有出来る水上バイクはここくらいまでですね．．最近のは4ストロークでスーパーチャージャー搭載の300馬力でマシンとしては凄いんですが、個人で修理はかなり困難です。スキルもですが、エンジンの重量が車並み（1500cc）に半端ないのでクレーンなどの設備も必要です。ショップに修理を依頼すると何十万も請求されます。その点、このSEADOOくらいまでは2ストで構造も単純なので、頑張れば個人でなんとかなります。

中間検査が去年切れたのですが、問い合わせたらまだ大丈夫そうなので近々受けようと思います(^^)

中国製のトラッククレーンを持っているのですが、なにせ中国製なので荷台に据え付けたままだとボロボロになりそうだし、結構重いので外していました。で、使うことなく倉庫の片隅に追いやられていたのですが、修理した激重のSEADOOのエンジンの積み込みに使ってみました。



荷台に固定するためにL型アングルを追加作成しているので、釣り上げ船体に積み込む可動範囲を考えて設置すればアンカー固定することなく吊り上げる事ができました。

エンジン用のクレーンも売ってますが中国製でも数万するので、トラックのミニクレーンを流用するのもアリかと。

これは水上バイクのエキゾーストマニホールドなんですが、メーカーの純正部品で、車とかと同じく愛想のない梨地のペイント仕上げだったので、コイツをポリッシュしたらどうなるかチャレンジしてみました。



違いが分かるよう半分だけポリッシュしてみました。素人のやることなので小傷が残ったままの仕上げでお恥ずかしいんですが、それでも純正の塗装に比べたらなんか社外品パーツのような雰囲気になります(^^)


加工工具はどこにでもあるようなサンダーやグラインダー、ディスクなどです。ゼロからここまで2時間弱でした。根気良く丁寧に番数を上げて仕上げていけば自動車のヘッドカバーとかもピカピカのポリッシュ仕様に出来ます！(^^)