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今日は、マイカーＢＨ９の作業です。
日曜日に紅葉を見に出掛けた時のこと、山道なので軽快にＧを楽しんでの走行。
なにやら、「グーー」と音がするのに気がつきました。

注意して聞いていると、右コーナーを曲がる時だけです。
ハブベアリングがダメになる初期症状ですね。

右コーナーだとで荷重が乗るのは左。
つまり左のハブベアリングのはずなのですが…

音は右から聞こえてる気がします。

自分の耳を信じて、右のハブをバラしてみました。

こちらインナー側。
相変わらず、見事に錆びています。
画像一番奥が変ですよね？

反対から撮影

オイルシールとナックルの間にもだいぶ錆が進行してますね。
その奥、ナックルにベアリングが当った跡が有ります。

ここまで、ベアリングが出てきたのでしょうか？

右をバラして正解ですかね。

でも…ホイルをぶつけた訳でもないのに、ハブベアリングのアウター側が壊れる…？

ワイドトレッドの祟りでしょうか？
ＧＤＢロアアームで１０ｍｍ
ホイールのオフセットで１０ｍｍ

純正比だと片側２０ｍｍもワイドトレッド化してますからね。

やはり、ハブベアリングの強度不足なのでしょうか。

だとしたら左も交換すべきか…

それは、また後日。

今日は、トヨタのミニバンのライト修理です。

はじめは、ロービームが点灯しなくなったそうです。
ハイビームは点くと言われてましたが…
入庫した時にはＮＧでした。
ハイビームインジケーターも点きません。
スモールランプは点きます。

パッシングスイッチでは、全て点灯します。

コレは、もしやライトスイッチの故障では？

ステアリングコラムの上側のカバーがどうしても外れなくて、こんなにバラシましたよぉ。

外したライトスイッチを見ると

見事に焼けた後が。
カバーを外して、カプラー挿して、焼けた部分の端子を押したら、ロービームが点灯しました。

間違いなくスイッチですね。

交換して、修理完了です。

こんなにバラシたので、足元の不思議な配線を発見！

ブレーキペダルに押されてますが？

ブレーキペダルが動く事を知らなかったのでしょうか？

つけた人はメカニックなのでしょうか？

ズームＵＰ

すでに被服が切れて、銅線見えてます。

何の配線？　辿って見たら…ＥＴＣのアンテナケーブル！！

取り回しを直しときましたよ。

この車、今回ライトスイッチが故障して良かったのかも？

バーが開かなくて、バーに激突とか？
バーが開かなくて、急停車してオカマ掘られるとか？

ＥＴＣレーンでは、オカマ掘られても、１００：０にならないらしいですからね。

ライトスイッチの修理代はかかたけど…
コレは、不幸中の幸い？


そういえば…
スマホをトイレに落とした方。
俺も経験ありますが…

俺の場合、モノが有ったので水没しませんでしたが…

コレは？

不幸中の幸い？
それとも、不幸？

昨日の事…
ＥＣＲ３３タイプＭのお客さんからの電話
　「今、高速でそちらの店に向かっているんですけど…」
　「バッテリー電圧下がってきてて、もうそろそろ止まりそうなんですが、どうしたら良いでしょう？」

？？？

俺　「どうしたらって？本線上で止まったら厄介だから、最寄のインターで降りるか、ＳＡに入って」

それから、10分後。
再度電話で、無事に高速から降りた所で止まったそうです。

そもそも、メーターのヒューズが飛び、オルタネーターに発電信号が出ていない状態だったらしい。

不調の車で高速道路を走行するのは、やめましょう。

今日はこの車の検証。
このお客さん、群馬の方で改造は全部、そちらのお店でやっています。
当店では、車検やこのような緊急の修理のみ。

車を、箱換えしてからメーターのヒューズが飛んだり、バッテリーあがりに悩まされていたそうです。
ちなみに、作業したのは群馬のお店なので、何をしたのか俺には解りません。

俺なりにいろいろ調べた結果。
メーターヒューズが飛ぶとオルタネーターが発電を止めてしまいます。
そのまま走行すると、やがてバッテリーがあがる事が解りました。

メーターが悪いのか？
オルタネーターが悪いのか？
車両ハーネスか？

オーナーさんの話では、段差を乗り越えた衝撃でヒューズが飛ぶらしい…

いかにも、ハーネスっぽい。
箱換えしてるし、配線の処理とかテキトーだし。

他店のお客さんだし、仕事だし、対策方法だけ教えて、本修理はしてませんでした。
だって…俺が作った車に他のメカニックの手が入っていたらなんとなく「ムッ」と来るでしょ？
当店に乗り換える気は無いみたいだしね。

で、対策とは？
ヒューズが飛んだら、バッテリーのマイナスをはずした状態でヒューズを交換して、マイナスを繋ぐ。
今までは、コレで直っていました。

お客さんも「それでよい」と思っていた様子。

ところが今回は直りません。

俺が、メーターが怪しいかも？と言っていたので、オーナーさんが自分でメーターを付替えたそうです。

ね、俺に直させる気がないでしょう？

とりあえず、メーターでは無いようですね。

では、もう1つ怪しい物を

実はこの車、去年の12月の車検の際に、ブラックオルタネータを装着しています。
メーターじゃないなら、オルタネーターを交換してみます。

画像で、手前に写っているステー！
無駄に出っ張っている上に切り口が鋭利！！

このような部分に、手を抜くお店は…どーでも良いけど。

さんざん手にケガをしたのでコレも修正。

とりあえずノーマルオルタネーターに戻しました。
ステーは、余分な部分を切って、角を削って丸くしときました。

さて、ヒューズを差し替えて、マイナス端子を接続。

エンジン始動！

直りました！！

コレは、ブラックオルタネーターが壊れたか？

せっかく外したし、まだ保障期間内なので、メーカーさんに点検に出してみます。

ＺＥ１の作業です。
ブレーキ＆ガソリンパイプの次は？

排気系の修理です。

画像は、エキマニパイプの下側フランジ。

なんとなく、無くなってるように見えませんか？

実際、排気漏れバリバリだし。

とりあえず外してみました。

このエキマニのフランジ。
こんなにも腐るのか？ってくらい無くなってます。

エキマニは、新品に交換です。

お次は？

この部分の修理。

昔は、ちょうど良い大きさの三角フランジを売っていたのですが…

こんな部分にまで、製造＆販売終了の波が。

仕方ないので、似たようなフランジ探しました。

ＴＤ０５のタービンフランジ！！
約２け月ぶりに、トラストさんに注文の電話しました。

ある意味、サビシィ

似たような物で同じサイズではないので、触媒＆マフラーの両方のフランジを交換します。

まずは触媒。

フランジを切り落とします。

新しい「バンドソー」が活躍しています。
溶接の際ギリギリを切り落としたつもりでしたが、

フランジも切っていたらしく…サンダーで削り落として成形します。

で、

溶接！

この触媒に合せて、マフラーを切って

溶接！！


フランジの反りも無く、キッチリ面が合ってます。

で、

ジンクスプレーで防錆。

フランジは、スチールですからね。

これで、もう１０年は大丈夫！！

たかがフランジ交換ですが（？）、溶接作業ですし、修理金額もそれなりに高価になります。
でも、この車のマフラーを購入するより安いんです。

ちなみに、リヤマフラー部品代のみので、42400円

俺の修理代、部品代等全て込みで、コレの85掛け程度

さて？どちらが、お得？


それましたが、インサイトＺＥ１の作業は、全て終了です。

本日の錆師は？

ガソリンパイプの修理（？）です。

本来は、交換するべきです。
高圧パイプ＝3990円
リターンパイプ＝3130円

部品代安いですから。

俺も交換するつもりで注文しました。

製造＆販売終了！

代替品無し！！

「古い車は、もう捨てて下さい」ってのがメーカーさんの考えですね。
この車は、まだ14歳ですが？

仕方ないので応急処置。

まずは？

手作業で、ひたすら磨きます。
画像は2本ですが、実際にはチャコールキャニスターのベントパイプもあるので3本です。
2時間掛かりました。

お次は？

コーテックのコーバーター(錆転換剤)を塗ります。
転換剤は、沢山のメーカーで色々な商品を売ってますが、俺はコーテック製を使用してます。
ちなみに、旅人から購入できます。

液体は乳白色ですが、乾くと画像のように！
ただの塗膜のようですが…

ま、信じる事が大事です。

転換剤の次は、塗装します。

下回りの防錆処理に使う、特殊な塗料を塗りました。
しかも、3回も重ねて分厚く。

垂れて凸凹チックになってますが、気にしないで下さい。

こんな感じでガソリンパイプの応急処置完成。

これぞっ!!、「錆師！！」って作業でした。

このパイプがダメになったら？

プロライナーで作り直してやる！！

この後、ガソリンタンク載せて、内装組組上げて…
ブレーキオイルのエア抜き作業もして…

作業終了は、深夜でした。