本屋さんではちょいと昔のF1のが1モデルの特集で出ています。
今回はセナがF1デビューしたシーズンに乗っていた
トールマンTG184
モナコGPではあわや優勝って騒がれたモデル
ですが…
読んでいて(立ち読みw)気が付いたモデルが…
トールマンTG183B!
この当時はすでにフロントもウイングが当たり前。
(新規定でフラットボトムになっていた)
しかし見ても分りますが、所謂スポーツカーノーズというスタイル。
たぶんライバルチームも???と思ったでしょう。
だってフロントラジエーターですよ!ちゃんと。
これをデザインしたのは、ロリー・バーン!
読んでいてビックリなのがリヤのダブルウイングではなく
このスポーツカーノーズが生み出すダウンフォースが強すぎで
ポーポシングというのに悩まされていたという事。
一見、写真からも古いデザインですが…
上からの写真を見ると分りますが…
フロントロアアームの下に伸びたのが…
ノーズの下面がロアアームの下を通過して
最後はせり上がっている!
つまりはフロントにも今で言うディフューザー構造になっているのです(私解釈w
後ろは後ろで見た目のインパクトがある規定の網の目を潜った
フォワードウイングが目立ちますが(幅広い方)
サイドポンツーンを目いっぱい下げているのは、
このディフューザーの効率を上げる為と思います。
しかし、強烈なダウンフォースを生み過ぎたのでTG184では
通常のウイングタイプにしたのだそうです。
トールマンなんて野心家のF1好きオーナーが起こした程度しか
感じていなかったけどTG184の本を読んで短命に終わったチームだけど
凄いチームだったのだと感心してしまいました。
ちなみにエンジンも凄くて直4ターボ(当時規定ターボは1500cc)ですが
なんとシリンダーヘッドとシリンダーが一体構造だったこと。
ハート415t
?えっ? と思うと思いますが事実の様です。
これによりハイブーストでもガスケットの抜けを回避出来るのだとか
※一体だから当たり前ですかね。
ただ、どういう製法・加工なのか知りたいです。
いまのエンジンも複雑ですが…
昔からF1エンジンは凄いなぁ…て思いますね。
余談ですけどBMWの直4ターボも知りたい。
たしか50°くらい横に倒したのが最後の方で出ていたので。
こちらはフルブースト時には1500PS出ていたとかw
1cc=1馬力w
ありえへんw
現代では…
トークンシステムが廃止になった今シーズンはいかに…
開発力が試されますね。
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Posted at
2017/03/16 01:45:33