バーキンカプチセブン計画　Vol.11

加工に出していたプロペラシャフトが戻ってきた。



加工に際しての打合せで
軽自動車のプロペラシャフト加工は殆どないとの事で
経験豊富な有名プロショップでもそんな事があるんだなと
思いながら部品を見ながら担当者がこの手の短縮だと
ダイナミックバランスを取らなくても大丈夫でないかとの事で
意外と早く発送してから約２週間で戻ってきた。



（２０１５．０９０９）

早速組付作業に入る。




ちょうどそこにデフキャリアが届いた。




このデフは11ジムニーのATのフロントデフ。
（ファイナル＝４．０９０）

以前の記事に書いたと思うけどカプチーノの
ファイナル＝５．１２５

当初、デフが逆回転するとは知らずアルトのホーシングを使おうとして失敗…
結局はカプチーノのリアアクスルごと移植する事になったけどファイナルは
現状そのまま。

もし、正規に公道デビューしてから物足りなかったらATのデフキャリアに交換か
それでも物足りなかった場合は多分？このデフを元に普通に乗れて高速走行も
低回転で出来る最高のギアを純正流用で出来るとしたら　４．０９０　が最高かも？

スズキの場合、デフの大きさもあるけどリングのボルト数も８本と10本があって
カプチーノのデフにジムニーのデフを入れるには意外と簡単に出来る？けど
問題もない訳ではない。

カプチーノの場合、スピードセンサーがデフキャリアに付いているんだけど
リングを交換するという事はベベルギアも交換しなくてはならない。
このベベルギアにスピードセンサーのウォームギアが付いているんだけど
それを上手く入れないとスピードメーターを動かす事が出来なくなってしまう…
（ここまでは卓上の論理）

スピードメーターを動かす手立てがない訳ではないけど出来れば純正流用で
動かす事が出来た方が良い。

まぁ～それは公道デビュー後にどうするか決まるから今は保留ですが…




とりあえず加工後のプロペラシャフトを設置して発注通りに
ドンピシャな事を確認。




最初、バーキンのハーネスも利用しようか考えたけど
バーキンの配線図が見づらくまた一本一本調べるのも
って事でカプチーノのハーネスをそのまま使うため
いらなくなったバーキンのハーネスを撤去した。




続いてセンターベアリングの固定やシフトリンクマウントを
どう固定するか検証。





幸い？ベアリングマウントとリンクマウントの位置が
そんなに変わらないので一つにまとめて作る事にした。


翌日、考えあぐねていたアウトレットパイプ制作に必要な
良い物を岩見沢に行って手に入れてきた！


（２０１５．０９１０）

エキパイは、みん友のririy0430氏が使っていて
廃棄予定だったNBロードスターの物を貰って来た。

となりのホースはこれも岩見沢近郊の取引先の解体屋さんから
カプチーノのインタークーラーホースを貰って来た。
（インタークーラーの設置場所が前になったので延長分に。）



その帰りにやっとリアのリンクブーツが揃ったとの
連絡があり引き取りに行って第５に戻って交換する事に。

このブーツにはいろいろあった…




本当にもう、スズキさんシッカリしてくれよ！と言いたい！

古い３点の上がアッパーアームのブーツで下の２点が
ロアアームとコントロールアームのブーツなんだけど
交換するにあたって部品屋に頼んだら
品番がアッパーとロアが同じでコントロールアームが違う。

でも実際にはロアとコントロールアームのブーツが同じ！

アッパーアーム　　　ブーツ品番　45723-60B00
ロアアーム
コントロールアーム　ブーツ品番　48819-60B00
(EA11R　カプチーノ)

これは何度部品屋に頼んでも部販にあるパーツリストと同じだから
何度注文しても同じだと思い
この件に関してスズキ本社（静岡県）に問合せしても
本社部販もキチンと把握しておらず…
そんなこんなで話していても埓が開かないしメーカーに確認して
貰える事になった。


本社からメーカーに問い合わせしてもらいその返答は？

メーカーが間違いを認めると言う結果に！

取引している部品屋も札幌のスズキ部販も知らされていなかったみたいで
パーツリストの修正すらされていない状態だった…
（カプチーノが1998.10に終販されて17年、
ずっと放置されていたのも考えものである…）


ちゃちゃっとブーツ交換を終わらせる。




（２０１５．０９１０）


次の日
午前中に取引先での車検整備とハイエースのタイベル交換を済ませ
午後から第５で籠ろうかと思っていたけど夕方から用事が入っていて
プロペラシャフトの塗装をしてからインタークーラーのパイピング加工が
出来たとの連絡が入って仮付けまでで終わる。






見る人が見たら何でパイピングを直角にしたの？と
思うかもしれないけど、これはあの狭いノーズコーン内に
電動ファンとインタークーラー設置する超ギリギリな苦肉の策。

ラジエータがもっと小さく性能が良く純正流用出来る物があれば
交換もしていただろうけど予算もないところにコーンを改造しての
取り付けは本格的FRP加工をした事がない自身には外注すれば
経費がかさむし見た目はウイングの車幅短縮のみにしたかったので
インタークーラーのエアー流動のスムーズさまでは…(´Д｀;)…



今回、プロペラシャフトの短縮は約100mmでした。








続きのVol.12は

センターベアリング、シフトレバーマウント固定と
サイドブレーキ取り付けに四苦八苦を記載予定…(^_^;)