少し間が空きましたが引き続きボチボチ書いていきます。
おそらく「その③」で終わるかと思いますが(汗)
その①はこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/689064/blog/39674316/
あ、パーツをご希望の方はお気軽にメッセください。
・8J TTRS用PPE ※RS3には付きません
以下は本人及び関係各位の分析/検証結果を元に、
起こった事象及び起こりうるであろう事象を記載しています。
記載内容をどのように解釈されるかは、
読み手の皆様次第ですのであしからず。。。
ここまでを簡単にまとめると。
①エンジン背面側よりエンジンオイル漏れ発覚
②補機類脱着の結果、場所はシリンダーヘッド/シリンダーブロック間
③AJの指示によりディーラーにてヘッド脱着
④ディーラーはヘッド歪みを発見できず、あれこれ紆余曲折の結果、ユーザーのワタシが歪み箇所を特定
⑤インポーターよりヘッド交換指示が出るが、ディーラーのエンジン組み付け能力に疑義がある為、Assy交換を強く要求
⑥いずれにせよパーツ待ちの為、歪んだヘッドに液ガス補助で組み付け出庫したが不可思議な現象が発生
◆エンジン単体 ※事故車のエンジンがebayに出てました(笑)
◆②の状態の画像
で、⑥の現象は以下
・通常はピンク色のLLCが黒く染まってる。※オイル分離跡無し、LLC増減無し
・真冬にも関わらず水温はピークで115℃超(OBD値)でOH寸前。
・いつもと同じコースで同じ走り方をしても燃費3割程度悪化。
・フィーリングはやたら燃料を吹いてる感じ。
当然、サービスフロントに報告していますが、おそらくヘッド脱着時に少量のオイル等が混入したとお互いに推測し、次回入庫時にLLC入替が伴うのでその際に解消可能と楽観視しています。
ただ水温に関しては警戒レベルなのでかなり気を使って乗ってました。
で年が明けて、1月中旬にまずは1年点検の入庫です。
いざ入庫してみたらAJ指示でシリンダーヘッドAssyが入庫しているとのことで、サービスフロントにヘッド交換の許可をお願いされます。
なぜエンジンAssyじゃないのかを一通り確認しましたが、南東京メカニックの出張を手配し、quattro gmbhと同等の組付けクオリティを確保できるということなので、いつも頑張ってくれていることもあり、フロントの顔を立てて作業許可を出しました。
で、肝心のLLCについては暫定組上げ時にLLCが真っ黒になった為、
2回も交換している旨の報告を受けたので、ヘッド脱着時に原因を究明し、
ウォーターライン洗浄を含めた対応をするよう指示を出しています。
なおLLCは一般的にオイル(多)にLLC(少)が混ざると白濁するケースが多いのですが、LLC(多)にオイル(少)が混ざった場合にどうなるかの確信が持てませんでした。
で、興味半分で実験したところLLCとオイルは混ざることは無く分離しており、オイルに熱が入り黒ずんで浮くことが判明しています。
つまりLLCにオイルが混入していたのであれば、一番高い位置にあるリザーバタンク(加圧型)に黒ずんだオイルが浮いて来てその跡が残る為、黒くなった原因はオイルではないと推測しています。
そして2月上旬に作業完了に伴い出庫となります。
で、受け取る前にLLC(冷間)を確認したところ透明に近い黄色でした(笑)。
入れたハズのLLCを持ってきて比較しても明らかに色が変わっています。
ちなみにウォーターライン洗浄は未実施で、濃度は正常範囲でLLC自体の変更もしばらく無いとのことです。※ス―パーLLCとの非混合を確認
代車の関係から一旦引き取りますが、作業関係の書類にはサインをしていません。
そしてサービスフロント/工場長を交えてあれこれ協議した結果は以下で一致しています。
・短期間で三度もLLCを交換してる車両で、エンジン組み上げ後の走行テスト後に色が変化したということは、ウォーターライン内部で何らかの化学反応を起こしている可能性が高い。すなわち初回のヘッド脱着時に液体ではない異物がウォーターラインに混ざった可能性がある。
当初、黒くなったのは汚れた異物が洗われた、もしくは異物が酸化した等の変化があった為で、何度か入れ替えたあとに薄黄色になったのは、異物とLLCが化学反応を起こしているとすれば概ね辻褄が合うことになる。なお実験結果によりLLC/オイル混合は既に否定されています。
なおLLC自体にはウォーターラインに使われている素材への攻撃性は殆ど有りませんが、それ以外には意外と強力に作用したりします。エチレングリコールがベースですから、、、
ま、結局のところ、オイル漏れを直そうとしてヘッドを降ろしたのはいいが、ヘッドを降ろしたことにより全く別のトラブルを引き起こしたってことです。
まぁ懸念はしていましたけど、まさかその通りになるとは、、、、、
だから最初からベアエンジンにしたほうが賢明だよって言ったのに、、、
こうなってしまうと状況的にはディーラー作業保証の範疇です。
最近のBE○Zでもヘッドカバー脱着で液ガス塗りすぎてオイルライン詰まらせたりとか、、、以下略
しっかしのquattro gmbh製エンジンをスキルがない連中に原動機分解をさせてしまうインポーターもインポーターだし、スキルも無いのにインポーター指示を鵜呑みにして分解してしまうディーラーもディーラーだし、、、、
百歩譲って、スキルが無くてもマニュアル通りに組み上げれば、
本来の性能を必ず発揮できるのがquattro gmbh製エンジンならば、
RSシリーズである意味は無いですね、、、つまりA/Sシリーズ(笑)
なおLLCを変えても以下は改善する気配はありません。
これだと夏に乗れませんね、、、
・真冬にも関わらず水温はピークで115℃超(OBD値)でオーバーヒート寸前。
・いつもと同じルートで同じ走り方をしても燃費3割程度悪化。
・やたらと燃料を吹いてるフィーリング。※水温高いですから、、、
これが根っこが深かったりするんですよ、、、
MQBの右Hでサブラジ2コ付きの個体でガッツリ踏まれる方は特に、、、、
その③に続きます。
ようやくCSを切り捨てにかかっている核心に踏み込みますwww
ヤ○セから輸入権を取り上げた頃のVWAJに逆戻り、、、、
なお時間が経ったこともあり腹がたつよりも呆れてかえっております(笑)