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2017年08月14日 イイね!

トヨタとマツダ、業務資本提携に見るマツダの今後について

トヨタとマツダ、業務資本提携に見るマツダの今後について先日マツダの驚愕なニュースが流れたため、この話題は霞んでしまった感があるが…。


前回触れたマツダとトヨタの資本提携から今後のマツダの動向を予想をしてみたいと思う。

とはいっても経済学者ではなく、いちファンゆえ多少大ざっぱさはお許しいただきたい。

さて、今回の資本提携の内容は4つの項目が発表されている。

① 米国での完成車の生産合弁会社の設立

これはマツダにとっては朗報と言えよう。トランプ政権の誕生で北米本土に工場を建設できるというのは一時的とはいえ救いと言える。それは最近完成したばかりのメキシコ工場からの北米への販売は、トランプ大統領から敵視されていたからだ。これなら関税をかけられることなく、生産・販売ができる。
 しかし、北米での生産となると人件費の問題から高利益を生む車となるのでCX-9、MAZDA6が対象となるのではないか。

 またさらに新しく投入するクロスオーバー車種を投入すると言われている。となるとCX-5であることは間違いない。それも尿素SCRシステムを使ったモデルを生産するだろう。ただ、クロスオーバー系となるとCX-4も投入する可能性もあるのではないか?

中国市場だけで留めておくにはもったいないと思う。さらにMAZDA3(アクセラ)の生産ができれば共用部品も多いだろうから、コストも少なくないだろうか。(ただ、アクセラのモデルチェンジが間近だが、間に合うか、どうか…)
素人考えだが、もし北米工場が稼働し、メキシコ工場が順調になってくれば、中国の工場も余裕ができて、まさかのCX-4が増産できるとなれば、日本市場にも投入なんてことは…ないか W

 
② 電気自動車の共同技術開発

 これは文字通り、世界において電気自動車(EV)への需要と期待が高まる中、発展期にあり予測が難しいEV市場の動向に臨機 応変かつ効率的に対応するためである。ただ、マツダとしては当分の間は開発済みのレンジエクステンダーとハイブリッドの投入ではないかと考える。

その間にトヨタとEVを共同開発すると思われる。
  
 ただ、トヨタにしてみれば同じ形式のバッテリーやハイブリッドエンジンを搭載する車が増えることで、それぞれの部品の単価が下がり、車の価格もバッテリーの交換も他メーカーより有利になることも予想できる。トヨタにとっては日産やホンダより優位に立つためにマツダを選んだとも思える。

③ コネクティッド・先進安全技術を含む次世代の領域での協業

 マツコネについてトヨタも類似したものを搭載を予定していると聞いている。マツダ単独だとクルマのナビの不具合もあったため、トヨタの協力によってより精度の高いものが製品化される可能性もある。以前からマツダはG-BOOKを純正用品として取り入れたこともあった。したがって、この件については既に以前から繋がりがあったと思われる。
 また、マツダが一歩先んじた安全技術は、かさむ開発費用が低減化され、さらに品質の向上が予想できる。しかし、マツダはドライバー中心、トヨタは自動化にシフトいうような、それぞれの味付けになると思われる。

④ 商品補完の拡充
公開された文書には
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「 既に北米においてマツダからトヨタにコンパクトセダンを供給しております。これに加え、日本においてトヨタか らマツダに小型商用 2 ボックスバンを供給いたします。」
とあった。つまり今までウィングロードからプロボックス・サクシードに変更されるということだ。

またトヨタにはない小型セダンについて従来通り、デミオのセダンを今後も供給するということだ。またこれ以外においても今後グローバルに商品補完の可能性を模索するとなるとさらに面白い車が出てくるかもしれない。

さてマツダを完全な傘下に入れなかったのは理由があるはずだ。なぜトヨタは完全な参加に入れなかったのだろう。考えられる理由としてまず、各メーカーの棲み分けが難しいからではないか。
 小型車部門としてダイハツ、トラック部門として日野自動車、そしてRV部門・四輪駆動技術・モータースポーツ部門(WRC)としてスバルを従えている。スバルについてはトヨタとの棲み分けとしては他の二つに比べると不鮮明だが、カルディナの消滅や欧州向きのオーリスと北米向きのインプレッサと考えると棲み分けを上手にしているような気がする。

しかし、マツダを傘下に入れるとトヨタ自身の車やスバルの車とバッティングが出てくる。傘下の中で棲み分けができない。
 次にトヨタの開発陣にとってマツダの開発の方法は従来の考え方を変えるものだった。これについてはアクセラのハイブリッドについてネットで取り上げられている。トヨタの社内にこのノウハウを取り入れたいというのもあるだろう。

さらに、強いてあげれば、中国地方の経済も関係しているのではないだろうか?下手にトヨタが傘下に入れてしまうと部品などの提携工場がトヨタ系列になってしまい、中国地方の経済が落ち込む可能性を考えたのではないだろうか?むしろ、マツダの独自性があった方が中国地方の雇用の問題もトヨタの抱え込まずに済むと考えたのではないだろうか?

様々な理由があるとは思うが一番の理由はEVの開発コストの低減やバッテリーの形式ではないかと思う。この辺はかつてのビデオのβとVHSの様相と酷似している。経済紙ではすでにスズキとトヨタの提携の話も進んでいると話も報道されている。

そうなると国内市場は トヨタ傘下・マツダ・スズキ連合VSルノー日産・三菱連合VS ホンダとなってくる。でも、いすゞは?ホンダは単独で対抗できるのか?様々な行方が気になるのである。

Posted at 2017/08/14 23:00:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車産業 | クルマ

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