昨今のランニングブーム。
どういう訳か「ランナーの聖地」なんて言われるようになった皇居周辺は、深夜を除いて(深夜も多少居るらしいが)ほぼ1日中ランナーでいっぱいです。
でも、現実はランニングに向いた場所とは言えないと思っています。
皇居ランニング崇拝者には理解できないようですが。
まず、決して「広い道路」ではないこと。
幅広な道というイメージですが、ごく一部。
日比谷から二重橋の先くらいまでは、東京の表玄関なのでそこそこ広いですが、パレスホテルを過ぎて大手門の辺りからは、普通の歩道くらいの幅か、場所によっては2人の対向がやっとの幅しかありません。
それから先もそれほど広くは無く、竹橋~北の丸公園~千鳥け淵~半蔵門~桜田門とも、3m~4m程の歩道です。
そんなところを、レベルもまちまちのランナーが大挙して(大げさではなく、まじめに大人数が)走っています。
速い人になると、普通の人の100m走くらいの速さです。
そんなランナーが同時に走っていますから、追い越しの時は非常に危険。
それがランナー同士であれば、了解済みの話ですが、普通の歩行者も居ます。
観光客やサラリーマンが歩く中、首都高速のルーレット族のごとく走っています。
自分たちは上手に追い抜いていると思っているみたいですが、後ろから急に横50cmを駆け抜けられたら、びっくりしますよね。
下手すると、30cm以内とか肩が擦れあったりとか。
正直、危険です。
次に、歩行者のこと。
皇居は観光地です。
昼夜を問わず、一般人がいっぱい居ます。
それも、不案内な外人や歩くのに不自由な老年の方たちが多いです。
そんな中、猛スピードで駆け抜けるランナーたちの危険なこと。
この間は、避けきれないおばあちゃんにぶつかったランナーを見かけました。
走ることに夢中で、ぶつかったことを謝罪することなく走り去りましたが。
また、並列走行、集団走行、余所見なども多数。
ランナー同士で楽しいのも分かりますが、目の前から人が歩いてきて、幅が2人しか通れない道を、並んで走ってきたら危ないでしょ?
それも、本人たちは避ける意思も無く、歩行者が避けてくれると思っている根性。
自分勝手にも程がありますが。
最後に、速度。
マラソンを良く知らない人には想像付かないかもしれませんが、「シリアスランナー」と呼ばれる高レベルの人たちは、普通の人が全力疾走するような速度で走ります。
そんな人が目の前から来たら・・・どう思います?
それも、自分は避ける気が無く。
そりゃもう、身の危険を感じますよ。
1人2人ならまだしも、ひっきりなしにですから。
と言うわけで、ちょっとグチってみました。
時々ニュースにもなっていますが、流行=マナーの低下って、なんでもそうなんですね。
Posted at 2010/06/06 06:28:01 | |
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ランニング | 日記