今日から3月。
ここ最近、少しずつ暖かいと感じる日が増えてきました。
今年は開花が早く、河津桜も既に終わろうとしています。
バイクはまだまだ寒いですが、暖かい春はもう直ぐ。大観山ミーティングもあっという間にやってくる事でしょう。
ちなみに今年の大観山ですが、以前このブログの中で4/17と御案内致しましたが、諸事情により現在
5/14(日)
を予定をしております。
万障お繰り合わせの上、皆様のご参加をお待ちしております。
そしてもう一つのシーズン到来。
今日3/1は、多くの河川で渓流釣りが解禁となり、たまたま水曜日で会社の休みと重なったので、いつもの釣りの師匠と共に行って参りました。
向かったのは静岡の実家の上流にあるポイント。この時期、渓流魚も水温が低いために流れの緩やかな場所に居ます。砂防堰堤はこの時期の恰好の釣りポイント。
上流の堰堤にも釣り人が入っています。
師匠が立て続けに2尾釣り上げました。
サケの仲間のアマゴという魚です。
体側に並ぶ楕円形のパーマークと、その周辺に散りばめられた朱点がこの魚の特徴で、その華麗な容姿から渓流の女王と呼ばれています。
この堰堤は全く放流されていないので写真の2尾は天然魚。
後半、別の河川で釣れたアマゴと比べると魚体の美しさが際立っています。
食べても大変美味しい魚ですが、関東近辺では店頭に並ぶ事は稀です。
しかし私には全然アタリがありません。
渓流釣りは池の鯉や鮒釣りと違い、一ヶ所でずっと糸を垂れる釣りではありません。
何度か仕掛けを流してアタリが無ければ場所を変えなければなりませんが、上流のポイントには釣り人が入っているのでポイントを変える事が出来ません(笑)。
とりあえずこのポイントは諦め、他の川へ。
途中、しぞーおかおでんを食べに寄る“さおしん”さんに立ち寄りました。
当然おでん。冷え切った身体に沁みます。
コンビニのおでんとは違い、しぞーおかおでんはそれぞれの店で味に個性があります。
ここさおしんさんのおでんは少し甘めの汁で濃い出汁が特徴。
昆布、練り物、大根、卵の4串。1本80円なので¥320円也。美味い!
店のおばさんが、『ストーブの上に甘酒が出来てるから飲んでって。』
麹の甘酒だよ~!
砂糖と塩のバランスがパーフェクト、美味し~。
ここ“さおしん”さんには色んな物が売られています。鮎用の和竿。物凄く軽い。
これは何か解りますか?
さて、身体の暖まったところで気を取り直して次のポイントへ行きましょう。
『ごちそうさまでした~!』
ここは以前、解禁初日に釣れなかった時に来た秘蔵のポイント。ほとんどの釣り人は上流を目指すので、下流のポイントはスルーされる傾向にあります。
こうしたポイントでは意外と釣れたりします。先程さおしんさんでのんびりとおでんを食べていたのは、このポイントで釣ればいいと考えていたからです。
釣り人は大概こうした押さえのポイントを一つや二つ、必ず持っています。
渓流釣りは先行者がいるとポイントが場荒れしてしまい、数時間は釣れません。
先行者の形跡を探しながらポイントに近付きますが足跡も全く無く、どうやら今年も誰もこのポイントには入っていない様です。
どうです皆さん、如何にも魚が居そうだな~って思いません?
1投目シ~ン・・・2投目シ~ン・・・アタリも無く・・・釣れず・・・。
完全にアテが外れました。このポイントで釣ればいいと考えていただけに内心かなりのダメージ(笑)。もしかしてやっちまった系?
ヤバい、このままだとボウズ確定!
しかしそんな状況の中、師匠は下流のポイントでしっかり1尾釣り上げました(つまり自分が下手なだけじゃん 笑)。
あれ?この魚、何か変だぞ・・・朱点が全くありません。この朱点の無い魚はヤマメという魚で、本来なら静岡県には居ない魚です。
アマゴとヤマメは非常に近い種類の魚ですが、分布域が違います。
天然の分布域の境は小田原市を流れる酒匂川。酒匂川以東がヤマメで西がアマゴでしたが、現在では放流事業の中で分布域が崩れつつあります。
う~ん、このポイントもダメって相当ヤバい。もしかしたら本当に今日はダメなのかなぁ・・・。
まぁそういう日もありますよ(笑)。
その後は様子を見ながら車で上流へ移動。
漁協が事前に放流して新聞やネットに載っているポイントには釣り人が沢山入っています。場所によっては釣り堀状態です。
更に上流へ移動。予め実家の父に聞いてあったポイントに向かい、車から降りて様子を見ると・・・
一人も居ない・・・。
写真の中の一番下流の渕には何人か入っています。確かに大物が潜んでいそうなポイントですから、普通の釣り師ならそちらを狙うのは解りますが、このちょっと釣り堀チックな渓相もこれはこれで決して悪くはありません。足場も良過ぎる位だし・・・
こんなポイント、釣り人が見落とす訳がない。きっと散々釣られた後なんだろうな。
50年も生きていれば多少の辛酸は舐めてますから大丈夫。分かってますよ、世の中そんなに甘くないって事ぐらいね 笑。
早速エサを付けて流してみると・・・コツン。!!!アタリだ!
どうせ魚は居ないだろうと思っていたので一瞬アワセが遅れてしまいましたが、身を翻して流れに戻って行く魚影も確認しました。
これはもしや・・・
\(^_^)/爆釣モード突入。
一時は本気で初日ボウズで2017年開幕かと覚悟しましたが、蓋を開けてみたらこの結果。
2/3は師匠の釣果。小心者なので、ボウズじゃなくて内心ホッとしているというのが本音です。
数的にはニジマスの方が多いですが、本格的な渓流釣り師ではありませんから上々でしょう(笑)。
小振りなサイズの虹鱒は塩焼きには小さいですが、唐揚げや甘露には最高です。今回は実家で甘露煮を作って貰う事にしました。山の恵みをありがたく頂戴します。
クーラー付きの90cm槽があれば、このパーマークのある小さなサイズの虹鱒を飼いたいなぁ・・・以前はハナダイ、ハナゴイ等の海水魚を飼っていました。
底に砂利を敷いてバイカモを密集させて、その上をこの虹鱒が泳いでいたらどんなに綺麗だろう!小さな藻海老を与えたら体側の赤い色も濃く出るだろうし。
活かして持ち帰って、山間にあるアマゴが絶えてしまった秘密の小さな沢の渕に逃がすのもいいなぁ。
さて・・・今月はもう1回、山梨に遠征しよう!