最初から既に加工途中の写真になります。
やる前に撮影して無かったので(・д・)
右側のリア車体後部の骨(モノコックだけど、部品名称はリアライトフレームなんちゃら)
を外した状態。
スポット溶接でフレームはくっついているので、スポットカッターという刃を電動ドリルにつけて、ひたすらスポット溶接箇所をカットする。
見てわかりやすい溶接跡がある所はそのままカット。
わかりにくい所は、視点を変えて斜めからみたりさまざまな角度からみればわかる…時もある。
それでもわからなければ、指で触ってみて見つけたり、それでもわからなければ山勘(笑)もとい、経験上の勘。
ドリルが届かない時は、撤去する部分でドリル入れるのに邪魔な部分をディスクグラインダーで切り落としてドリルを入れやすくしたり、プラズマ切断機も使用した。
ほんとはできるだけ熱は入れたくないのだが(焼き鈍しがおきて、せっかくの高力鋼板の威力が落ちる)
捨てる部分なら問題なかろう。
それに、取り付ける時はどのみち溶接の火が掛かるのだし。
これが交換する部品。
勿論新品で供給されている純正部品だ。
リヤの骨を左右とも交換する。
恐らく塩害で特にリアの所に錆が発生した物だと思われる。
(前の所有者は八戸の方だったようなので…)
せっかく手間を掛けてフレームに手を入れるのだから
(普通これやるなら車買い換えたほうが安い)
内側はくっつけたら二度と目にふれないし、錆止めも塗れなくなるので、厳重に色を塗ってみた。
ちなみに、下の錆びたのが車についておった物。
比較しやすいように同じように並べてみた。
上がこれから取り付け(スポット溶接)する物。
下の部品で写って無い部分は、腐って原型が無いので取り除いてある。
つまり板厚があるところだけ残っていた。
まず、新品部品の黒い色にスコッチブライトを掛けて薄く塗膜に傷をつける。
塗装用語で言うところの「足付け」である。
これをやらないとせっかく上塗りしてもパリパリと塗装がはがれ落ちやすくなる。
その行程の後は脱脂と洗浄(水ではやらない。ワックスオフ等を使う)
それが乾いたら塗装ー
一度目はサーフェイサーを塗った。
定石だが、省いても問題は少ない。
なにせ見えなくなる所だし。
二度目に写真の青色を塗った。
特に青である必要は無かったが、なんとなくWRCインプレッサを意識して(笑)
(同じスバル車だし(笑))
ただ、WRCブルーの塗料は手に入れられなかったので、実はホンダのブルーたが細かい所は気にしない!(笑)
何度もいうが、次は解体でもしなければ目に見える事は無い場所なのだから。
最後に、スリーラスターという特殊な錆び止め塗料(今回はクリアー)をこれでもかっ!というほど塗った。
こいつは弾力性のある塗膜を形成し、しかも少しの傷なら自己修復するという代物。
ホンダやスバルでも錆止め施工を依頼すればこれを塗ってくれるらしい。
(全車に最初から塗っておいてくれよ…)
さて、今回は此処まで。
続報はあるのかわからない(笑)
Posted at 2014/05/31 22:35:01 | |
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