1992年に死んだ父が、私自身小学生だった1973年頃、何故かモーターファン誌を近所の零細書店から買い始め、毎月届けてもらうことになり、それを読み始めたのがクルマ雑誌との出会いだったはずです。親父本人はほとんど手にとって読んでいた記憶がないのに何ゆえモーターファンであったのか謎ですが。
その後1974~1975年頃より、書店でクルマ雑誌コーナーを覗くのが楽しくなり、なにしろガキのことなのでコヅカイはとぼしく何ヶ月かに1冊、雑誌を買ってくることもある、という程度でした。
でも1973年のクルマ年鑑ムックが今でも残ってますね。
当時のモーターファンは新車のテスト記事も計測と数値解析による技術的座談会形式が多く、子供が読んでもほとんど理解できませんでした。
その後のモーターファン誌で衝撃を受けたのは故・中村良夫氏の連載、“クルマよこんにちは”です。
これは毎月読みふける楽しみになりました。
以降中村良夫本はほぼ全て揃えました。
もう1つ、兼坂弘の毒舌評論、“究極のエンジンを求めて”も爆笑耽溺し、愛読。その後2冊のムックにまとめられたので購入し保存してあります。
1975年暮れに本屋で見つけて大コーフンしたのがAutoSport誌です。
Niki Laudaがワールドタイトルを取ったこの年、何故かF1という未見のレースの記事や写真を眺め、F1レースを見られるヨーロッパへ行ってみたいと夢見ました。
で、1976年にはタイミングよくF1レースが初めてFISCOへやってきましたが、これは現地で見るチャンスは無くTVで観戦。雨と霧の悪天候のため、スタートが1時間半遅れ15時スタートになり、TV中継は予定と異なり全て生中継で放送時間も延長し、最後まで見られた記憶があります。
1977年のFISCOにおけるF1日本GPは首尾よく観戦に出かけ、1コーナーでジル・ビルニューブがロニー・ピーターソンの上を吹っ飛び立ち入り禁止地域にいた観客の中に飛び込むのを目撃。
詳細は
こちらに記しました。
その後10年ほどはAutoSportとauto-technichを交互に買ってきて読む状態。
更に1978年ころからCarGraphcを知り、80年辺りから購入しました。その後10年近くは毎月隅から隅まで読みつくす愛読者でした。CGから分家出発したNAVI誌は創刊~終刊号まで全部買ったハズ。
CG誌はここ15年ほどは買わなくなりました。
1975~1990年頃の雑誌はかなり保存してありますが、その後の雑誌はほとんど処分してしまいました。クルマ関連の書籍も結構買い、それらは取ってあります。同時に文芸書も手当たり次第読んだ時期があり(SFや現代小説ばかり)、多数の文庫や小説新刊も集積しましたが、ある日あるとき、それらを読み直す機会はもう無かろうと考え、ほとんどを古本屋へ持ち込み処分。
・・・・という状態で、自宅の書棚もある一定以上のボリュームにはならない様、現在も常にスリム化を心がけ管理している次第です。
画像にある二玄社のムック3冊はいずれも新刊当時に購入し、現在も私の精神的財産の1つです。HONDA-F1のデカ本は、とっくに絶版と思っていた1997年頃に親しい友人を通じて新品を入手しました。
現在徐々に増えているのは“日本の名レース100選”シリーズだけです。どうやって収納スペースを作るのか苦慮しております。
以上単なる自慢でした。
Posted at 2011/01/18 00:02:27 | |
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