アニメ関係の・・・とは限りませんが、サブカル系の本など、ちょくちょく借りてきて読んだりしてます。
市立図書館で探すと結構興味をひかれるものが置いてあったりするので。
ちょっとずつですけど、「こんな本読んだよ~」ってのを書いていこうかと。
尤も、本を読むのは好きでも感想文とかは大の苦手なので、全部「おもしろかったです。」になっちゃうかもしれませんが。
で、まず一発目はこちら。
叶精二著:日本のアニメーションを築いた人々
日本アニメの黎明期を支えた6人のアニメーターについて書かれています。
TVアニメなんてまだ放送されていない頃、「まんが映画」と呼ばれていたころに活躍した6人の生涯について、また当時の制作エピソードについて書かれています。
近藤喜文さん:「赤毛のアン」「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」など作画監督、 「耳をすませば」監督 など
小田部羊一さん:「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」など作画監督,「スーパーマリオブラザーズ」公式イラスト など
奥山玲子さん:「アンデルセン童話 にんぎょ姫」作画監督,「注文の多い料理店」「長靴をはいた猫80日間世界一周」など原画,「冬の日」演出
大塚康生さん:「太陽の王子 ホルスの大冒険」「ルパン三世」「パンダコパンダ」
「未来少年コナン」「ルパン三世 カリオストロの城」など作画監督
森康二さん:「こねこのらくがき」演出・作画,「わんぱく王子の大蛇退治」「長靴をはいた猫」「どうぶつ宝島」「やまねずみロッキーチャック」など作画監督
大工原章さん:「白蛇伝」「少年猿飛佐助」原画,「わんわん忠臣蔵」「アンデルセン物語」作画監督
正直、私は名前も知らない方がほとんどでした。
世代的には宮崎駿さんの師匠にあたるような方もいらっしゃるわけで。
読んでいて一番興味をひかれたのは森康二さん。
山ねずみロッキーチャックにかかわっておられたというエピソードを読んで、あるキャラクターが頭に浮かびました。
アニメ「SHIROBAKO」の杉江さん。
「山はりねずみアンデスチャッキー」のOPなどを手がけ、特に動物を描かせると右に出るものはいない・・・管野光明さん(モデル:庵野秀明さん)が「あの人は天才」と言ってました。
奥様もアニメーターをされてたというあたりも同じ。
やっぱりこの方がモデルなんでしょうか。
子供たちが笑顔になるアニメを作りたい、という思いが強い方だったそうです。
作品名忘れましたが、ある作品で主人公が岩にたたきつけられるシーンで「痛々しくてとても見ていられない」なんておっしゃっていた、とも。
世界に誇る日本の「アニメ」(海外では日本の「アニメ」は「アニメーション」とは明確に区別されているそうです)はこういった方々によってその根幹のようなものがつくられた、といっていいでしょう。
興味のある方、機会があれば読んで頂きたいと思います。
ちょっと暇つぶしにこのみなさんについてググってもらうのも良いかもしれません。
Posted at 2016/01/25 21:35:05 | |
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