これも立派な道路標識です

みなさんこんばんは、つゐんかむです(^o^)/



暫く振りの更新ですね。
気が付けば三月になっちゃいました。


さて、今回は標識ネタです！

この「まわり道」って看板、一見、道路標識には見えませんよね。
その辺の施設の人が立てた看板みたいな感じですが、これも公安委員会が設置した立派な道路標識なんです！

分類は案内標識で、整理番号は 120-A が振られています。


これよりも、こっちのまわり道（120-B）の方が馴染みがありますね↓

（画像は拾い物です)


この「まわり道」標識が案内標識に追加されたのは、昭和38年に行われた道路標識区画線及び道路標示に関する命令・第三回改正の際に遡ります。

ただ「まわり道」標識の登場自体は更に古く、戦時中に制定された道路標識令が、昭和25年に大改訂された際、指示標識の分類で登場しました（整理番号 指示標識506）。この時は緑色をしていました↓

（これも拾い物です)


これは、指示標識は緑色、案内標識は青というイメージカラーがあった為に、標識区分が変更されて色も変わりました。


この標識で面白い点がもう一個あって、英語が併記されています（しかも全部大文字）。
この標識が制定された当時、まだ日本には沢山の米駐留軍がいました。その為に、米軍に配慮したものになっています。

同時期の他の道路標識にも英語が併記されていました。






（拾い物です)


その後、敗戦の色が薄くなると案内標識等の英語・ローマ字併記がなくなります。しかし、国際化の流れから、再び案内標識のローマ字併記が復活（但し一文字大文字、それ以降小文字）の現在の案内標識が登場、という流れになります。


国道標識にも、標識下部に ROUTE と入っていますが、これもこの標識が登場した当時（昭和35年）の事情あってのことなのでしょう。
※昭和35年登場当時は、案内標識106、現在は案内標識118-Aになっています。



軽〜く標識の変遷についての説明になってしまいましたね^^;

以前から存在は知っていましたが実際に目にしたのは初めてだったので、発見した時は嬉しかったですねー(^ ^)

ちなみに、まわり道の矢印の向きは指し示す方向によって、標識の右側に付いたり左側についたりします。


今後も珍しい標識に目を光らせつつ運転してゆこうと思います！




=おしまい=