2015年11月22日
始動時の点火タイミングの考察(特に冷間時)
本日の、冷間時の始動性のチェック。
芳しくありません。
COミクスチャーの調整などで、暖気後のアイドリングは、安定した感が有って一応満足出来ているのですが。
その辺りに伴って、「補助空気装置」~チョーク機能をするやつをちょっと調整。
BoschのK-ジェトロニックの参考書を持っている人は解りやすいのですが、冷間時に「空気通路」が開いている状態(チョーク機能が働いている)からENG.の温まりと通電によって「空気通路」が徐々に瀬間ばっていって本来のアイドリング状態になる、K-ジェトロの補助回路装置。
内部の汚れは、それほどでもなかったのですが、掃除して、ここから調整に入ります。
本体にM5のナットで内部が取り付けられているのを緩めて通路を「開ける」方向で調整。
本来触っていい物かどうかは、「自己責任」(笑)経年劣化で冷間時における本来の通路よりせまくなっていると考えています。
調整後の結果は?完全冷間時ではないですけど、スタート直は1600~1700rpmまでENG.の回転数が上がり、数分後には設定してあるアイドリングの回転数まで下がって安定してます。
「ヘタリ」が有りますから調整してもまたへたる可能性もあるかな?と言う事で、この部品は、最近入手可能になっているので、ICロアホースと共に1個注文しておきます。
暖気後のアイドリングは、COミクスチャーの調整も触って、今まででBEST3に入るくらいの感じ?
(笑)~いつ変貌するか解りませんが、まぁ悪くない状態と思ってます。
で、ここから、冷間時始動性の向上のチェック。
ICロアホースの「裂け」による影響もあったかとは思いますが、123UNEにしてからの始動性の脆弱な感じの対策。
多分、バキュームラインを純正から変更している事で起きている早期の点火時期による物ではないかなと、考えています。
純正のバキュームラインは、スロットル上流側とICボディの2か所に接続されて、ディストリビューターの負圧進角装置のダイヤフラムに繋がっています。
内部には、それぞれ「オリフィス」と言う小さな「穴」の開いた金属が内臓されて急激な圧力変動などを緩和、制御しています。
123TUNEは、内部に圧力センサーが入っていて、センサーで進角のコントロールをしています。
正圧側(過給圧側)で遅角をさせないのであれば、純正のバキュームラインのままで問題無いのですが、遅角制御をさせるようにする為には、スロットルへ繋がっているラインを殺す様にしないといけません。
これによって、123TUNEには、負圧、正圧の圧力を感知できるようになります。
で、これが冷間時の始動時の悪さをしているのではないか?(まだ、冷間時からのテストが出来ていません)と考えています。
純正のバキューム配管だと、ENG.スタート時には「負圧」は、ほとんどかかってはいないのではないか?
今の123TUNEで「正圧」対応にしていると、ENG.スタート時にはかなりの「負圧」をセンサーが感知して、イニシャル点火+バキューム進角で本来のスタート時の適正な進角よりも進んでいるのではないか?と考えてみました。
ENG.もO/H、慣らしで当りも付いてきてコンプレッションも良くなっているので、123TUNEのセンサーが過敏に反応しているから?と想像しているのですが。
設定は、バキューム進角のスタートセットポイントを0rpmから1000rpmに変更しただけ。
スタート時、セルモーターでのクランキングはイニシャル点火のみでスタートさせてみようかなと。
まだテスト確認まで出来ていませんが、冷間時のセルモーターでのクランキング回転数の早さに会うイニシャル点火を設定出来れば、「初爆」が確実に入れば後は問題無く回ると考えてます。
この設定で、暖気後や、中途半端に冷えた状態でのかかりの「悪さ」は本日のテストでは皆無だったので、スタート時(123TUNE設定500pm)の点火タイミングを純正イニシャルか上下に変化させてみれば良い所が見つかりそうかなと思うのですが。
このテストは、早くても4日後以降かな。
これでだめなら、「アレ」投入!かな(笑)
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123TUNE | 日記
Posted at
2017/10/16 15:19:31
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