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2010年06月19日

トヨタさん、今後3年間で更に30%生産コスト引下げると発表

トヨタさん、今後3年間で更に30%生産コスト引下げると発表 うわわわ、更に3割もコスト下げたら、クラウンなんか内装ペランペランになるんじゃないですか?大丈夫?

現時点でも、ミニバンのエンジン等基幹パーツを既に多く中国やアジアの工場で生産し輸入して組立てているといいいます。これらの品質造り込みや水準維持に、現地のトヨタ社員さん達は大変苦労されていると思いますが、更に品質管理の難しい部材を海外移転するのは大変です。

全然レベル違う話ですけど、例えば中国の100円ライターは、日本のそれと姿形は全く同一です。そりゃそうですよね、どちらも中国で製造してるんですから。でも中国国内のそれは、硬い床に落とすと金属製部品の着火部分が粉々に飛び散って壊れるモノが多いです。日本に出荷されたライターは、そんな事ありませんよね。この差はどこにあるかというと、その金属部品の強度が弱い。厚みがより薄い。中国の人に聞くと、『そりゃ、日本では100円ですが、中国では1元(15円以下)ですから当然ですよ』。

※画像は、私の持ってた中国製品を床に落とした結果。
  今、実際に手元高さから落としてみたので事実の画像です。クロームめっき金属製の
  着火覆い部品の金属板厚みが日本向けより薄くて弱いので、すぐ開いちゃうんです。

はたまた現地調達するアルミ合金やステンレス合金等の粗鋼も、ちゃんと金属含有量や比重を定期的にサンプリング調査しないと、そこを誤魔化して利鞘を取ろうとする業者もいるので要注意です。例えば、ステンレス鋼製のお台所シンク、水が残ってると翌日赤錆が浮いてたりする事が良くあります。トヨタさんも当然そんな事は承知の輔折込済みで、ちゃんと品質管理されてると思います。私が言いたいのは、外国特に中国の人が取引先/顧客に対して持つ、日本人とのCS意識の違いの事です。

現地のトヨタ社員さんは、顔かたちは日本人と同じですが全く発想の違う現地中国人に、生産技術以前に『使う人の気持ちになって』意識教育を浸透させる必要があり、こちらに費やすパワーと時間が半端じゃ無い筈だと思うのです。だから、大変なんです。賃上げストやるだけはやるけど、良いモノづくりの心も作業員ひとりひとりがちゃんと醸成してくれないと。

今後、韓国などの安価な電子/オーディオパーツを採用してそのまま組んで欧米に売って、結果問題が生じても、この前のアクセル設計問題のように『トヨタさんがOKして採用されたのだから、作った私達は悪くアリマセン』と開き直られたりするリスクもありますよね・・・。

それとも、例えば昔のMAZDA RX-7(SA-22C)はコスト削減のために、サス等足回り部品はファミリアと共通部品を使っていましたが、手っ取り早く設計上、共通部品を増やして行く方向かも知れませんね。

『改善』にはコスト削減と技術上品質維持/向上のいずれも含まれますが、品質上及び販売店網の面でトヨタさんと大きな差のある韓国車とを、ユーザーは同じ土俵では考えていないと思います。安いクルマが欲しい国には思い切った設計上のコスト削減が必要です。その国のユーザーは『たっか~い、買えないよ』クルマは要らないのですから。でも、例えば日本のユーザーは、そうした国々で生産したモノだと聞いただけで、品質上の精度/出来栄えに耳を貸さず拒否反応を起こします。そこを考慮しなければならないと思います。

************** 以下、プレス発表記事内容 *****************

2013年までに車両販売価格を3割程度引き下げたい=トヨタ


 [豊田市 18日 ロイター]
 トヨタ自動車<7203.T>の白根武史専務取締役は18日、ロイターとのインタビューで、新しいコスト削減計画により、2013年までに車両の販売価格を3割程度引き下げるとの方針を示した。


 白根専務は「グローバルにみると、韓国車に対してうちの車は3割程度高い」と指摘し、販売価格を引き下げる施策に取り組むとした。具体的には165の部品を選び、それぞれに最適の部材や設計方法を検討するという。すでに調達部門と設計部門が共同で取り組み始めているとした。

*********************************************************


ブログ一覧 | 品質問題 | クルマ
Posted at 2010/06/19 09:07:41

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この記事へのコメント

2010年6月19日 10:57
Super Cityさん、こんにちは♪

私は最近のニュースで トヨタ自動車と新日本製鉄が、自動車用鋼材の取引価格を1トン当たり最大2万円引き上げる方向で調整しているのを聴いて乗用車の値段がまたあがるんだなって思っていました。

Super Cityさんのブログを拝見して、9代目クラウンに比べ最新技術にはなっているものの、その分あちこちコストダウンされているんだなあってしみじみ思いました。

高級車は高級車なりに品質はぜひ維持してほしいものですね。

中国製ライター驚きです。(@_@) しかし現地で15円の品質のものが日本で100円で売られている可能性は0とは言えませんねえ。



コメントへの返答
2010年6月20日 1:13
茶~ちゃんさん、こんばんは

私も同じ記事を聞きました。
自動車用鋼板は現代ではそのカタチをキープ出来る限界まで薄板化されているそうです。

もうギリギリ迄コストダウンが進んでいて、鋼材原料価格の変動を吸収する余地は無く、鋼材メーカーは利鞘をどんどん吐出して来たのでしょう。これ迄は恐らく鋼材メーカーに相当なコストダウンを要請し、粗鋼コストアップ分を鋼材メーカーコストに転嫁して来て、然し乍ら遂にメーカーからの価格値上要請を受けざるを得ない段階まで来た、という事だと思います。

ただ今回の価格水準設定に際しては、粗鋼購買価格の市況変動に対する中期的交渉余地を残す事を条件に、トヨタさん側の要求価格に寄った価格設定で交渉妥結していると思いますので、メーカー側からすれば依然として厳しい売価なのだと推察します。

娘なんか産まれた時から9代目クラウンしか知りませんから、奥さんばかりで無くその娘にまで『この内装、安っぽい』と言われ、ガックンです。クラハイに決める迄にはそれは様々な条件を検討して、私自身は『安っぽくなった』事をも解った上で発注掛けましたが、9代目より内装の質感を下げない事が最優先でしたらフーガとかにしてたと思います。
14代目クラウンがどんなのに仕上がって来るか、何と無く想像出来るような・・・。

日本国内で売っている100円ライターも、良く床に落としてみましたけど、今のところ壊れたものは無いです。15円品質を日本でそのまま売るのは、受容れ側でNoだと思いますよ。安全品質基準が違うそうです。中国国内流通モノは、我々シロウトに解る程、金属部分が柔らかくて曲がり易いのです。カタチは同じですけど、全然違います。
2010年6月19日 12:14
Super Cityさん、こんにちは~(^o^)/

確かに、中国など外国でエンジン等基幹パーツを生産して、国内で組み上げる…

これはこれで、コスト面のメリットとは別に、品質面での不安はつきまといますよねぇ…(>_<)b

わかり易い例で、100円ライターでの品質事案、とてもよく理解できました。

確かに、中国国内と日本とでは…同じアイテムを作っても、求められる品質レベルの違いは歴然ですよね…

今後3年間で、更に3割もコスト削減されるとなると…

クラウンでも、今回の13thクラウンの内装見ただけで、先代ゼロクラウンより落ちている感は否めないのに…

トヨタ車の先行きに、不安がつのりますよねぇ…
コメントへの返答
2010年6月20日 1:52
ぷぅ~ちゃんさん、こんばんは。

そう、日本人ユーザーは求める品質レベルが外国とは違います。そのプロダクトが良ければ満足する訳では有りません。然し、もともとは国内自動車メーカーがこれ迄自ら『モノづくり』の追求を続けて来て、それを強みとして来た訳です。

クルマに限らず、日本国内製造業はそうした『モノづくり』文化を醸成させてここまで来て、それが世界に『壊れない日本品質』『改善の日本製造業』として認められ信頼を得ているのだと思います。
それは、主として『下請部品製造の中小まちこうば』が支える技術品質レベル、改善能力に負うところ大です。こうした『まちこうば』はお客様の手に渡った時の事を自ら考えて品質の造り込みに手間を掛け、品質責任をきちんと受けて立っています。海外のローカル製造業者とは隔絶の差が有るのです。

日本製造メーカーは、一度世に出した製品でも『もっと良くならないか』『もっとお客さんに喜ばれるために』製品ライフサイクル内でもどんどん考える。でも外国の下請工場は、全く違います。

それは、販売ディーラー網のサービスにも現われています。韓国メーカーのディーラーは、一般ユーザーがクレームを入れても殆ど対応しようとしません。韓国現代自動車の日本国内販売が不振に終わり、撤退を余儀なくされたのは当然です。中国人も、現代自動車のそうした対応に辟易としています。

世界に認められた日本製造業の『モノづくり』文化、これが今、海外の安い価格でモノを造るメーカーとの厳しいコスト競争にぶちあたり、今どうやってコスト削減をすれば良いかもがいています。
コスト削減が必至命題であるのは我々ユーザーも簡単に理解出来ます。しょうがない面は多々あります。けれど、トヨタさんには、是非上述の『モノづくり文化』が崩壊しないよう、コスト削減に押し潰されないよう、踏み止まって欲しい。日本丸を引っ張っているのは、昔も今も自動車産業です。

それから『モノづくり』の根幹とも言える『下請負まちこうば』の基幹技術を簡単に海外流出させるのでは無く、是非日本国内に留め(トヨタさんが抱き抱え)、次世代に引き継いで行って欲しいと望みます。出来る筈ですし、やって欲しい。
2010年6月21日 7:21
Super Cityさん おはようございます。

先日はコメントありがとうございました。

>品質上及び販売店網の面でトヨタさんと
>大きな差のある韓国車とを、>ユーザーは
>同じ土俵では考えていないと思います・・・

まったくその通りだと思います!。

聞いた話ですが、バブル景気時代に生産された日本車は非常に出来がいいと聞きました。
バブル崩壊以降、クルマも売れなくなりコストダウン、ダウンの結果、先日のトヨタ車大リコールにつながっていっているのでは・・・。

レクサスのハンドルが戻らないリコールなんて、以前のトヨタ車では考えられないですよね!

私の13年乗ったWINDOMは、まったく故障とは無縁でした。

トヨタはやはり日本車のフラッグシップカンパニーですから、変な価格競争でなく別の土俵で頑張って欲しいですね!
コメントへの返答
2010年6月21日 8:12
元気 p( ^ ^ )q さん、お早う御座います。
コメ有難う御座います。

9代目クラウンの内装仕上には、特にロイヤルサルーンGのシートには身体を包み込むような良さがありました。
流石にスポーツバケットシートのような横Gホールド性は有りませんでしたが、長時間運転しても腰や背中が疲れない適度な張りと柔らかさのバランスでした。

前後共電動パワーシートであるのに加え、前助手席は運転席同様座面高さ/傾斜角度調整を備え、後席は背角度リクライニングと連動して座面が前後に70~80mmだったかな、スライドしてくれました。

13代目になってみると、シートの硬さ、座面のホールド性に違和感が有り、ちょっと疲れ易く感じます。助手席には座面高さ調整が省かれ、後席座面も前後スライドが省かれました。

モケットの材質も明らかに表面毛の手触りに差があり、小学生の娘から、生産から14年も経過した9代目のシートに軍配を上げられてしまいました・・・。

この腰の落ち着きの無さは本革シート仕様でも多くのクラハイユーザーが苦言を呈しているので、支板や座面下地、シート内ウレタン材の品質や使用枚数等、明らかにユーザーから見えない部分のコストダウンをどんどん進めて来た結果、不評を被っているのだと思います。

元気 p( ^ ^ )qさんのWINDOMも、恐らく故障フリーのみならずこのような目に見えない部分の材質/品質はよろしかったのでは?

こうしたコストダウンが内装だけでなくエンジニアリングの基本設計部分を侵食していく事に、一抹の不安を感じているのは、皆さん同じなのですね。

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「ホント、めんたまの手術恐怖ですよね…。局所麻酔だから眼球開いた状態で、自分の眼球が切られて行くのを見てる👀
んで茶色いヨードチンキジャバジャバ」
何シテル?   04/18 11:58
2010年3月、GWS204クラウンハイブリッドを納車してから15年目に突入し、積算総走行距離100,000kmを達成、益々現役です。ノーマルの柔らかさに我慢出...
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