ギリシャ国債格付け3段階下げ
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、ギリシャ国債の長期信用格付けを投機的水準の「BBプラス」に3段階引き下げるとともに、ポルトガルの格付けも「シングルAプラス」から「シングルAマイナス」に2段階引き下げたと発表した
(ギリシャ、パパンドレウ首相)
サブプライム・ローン問題で世界経済をどん底に叩き落した米国
その原因となった
CDS や
CDO などの紙くずみたいな
クレジットデリバティブ に
AAA等を付けていた格付け会社が言っても説得力はないですが (笑)
しかしギリシャは大変な事になっております
ギリシャ発行する10年物の国債の利回り(金利)は
9,6%
2年物の利回り(金利)なんと
14.66%に上昇
これは国がサラ金から金を借りてる様な状態です
ギリシャは4~12月に総額530億ユーロ(約6兆5800億円)の国債償還を控えておりますが
もし資金調達に失敗すると国が
デフォルト 破産することになる
1999年発足以来国際通貨として認められてきたユーロ圏の中で
ギリシャ以外でも
PIIGS と呼ばれるイタリア、アイルランド、ポルトガル、スペインも
相当ヤバイ状態です
ではデフォルト寸前のギリシャの債務がどれ位あるかと言えば
GDPのたったの130%だそうです
130%でデフォルト寸前のギリシャ
では日本の債務がどれ位かといえば
現在の時点で1000兆円
GDPの200%なんですよ!!
なぜこれで日本がデフォルトしないかといえば
日本国債は90%以上が国内で消化されているため市場原理が働かないからです
しかしこれもう限界に達しており
2~3年後は海外で資金調達をしなければやっていけなくなり
そうなれば当然の事ながら現在の利回り(金利)では誰も買ってくれません
ではどうなるか!!
考えるだけで悪夢のような状態になるのです
もし利回りが2%になっただけでも
国が払う金利負担は20兆円
4%に上昇すれば金利負担だけで40兆円
昨年度の国の税収38兆円を上回る金額になるのです
もし債務対GDPで金利が決まると考えた場合
130%のギリシャの10年物国債利回りが9.6%として
同じ利回りだとしても日本の金利負担だけでも
年間96兆円!! ミ(ノ_ _)ノ=3
債務対GDPの理屈で言えば
債務1000兆円対GDP500兆円 債務対GDP比率は200%
いったいどれだけの利回りが適当か想像も出来ません
そしてそれ+国家予算が必要になりますので
年間では200兆円+αは必要になりますが
もしそれを調達できなければその時点で日本もデフォルト??
あ~それなのに糞ミンスはバラ撒き政策で大盤振る舞い
こりゃ絶望的ですね 日本!!
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Posted at
2010/04/28 08:43:19