Windows10の時刻調整（その２）

「その１」のNTPサーバ変更だけではうまく解決しなかったので、もうちょっと突っ込んだ対処を行うことにしました。

今回は、Windowsのレジストリをいじる方法ですので、ちょっと知識がないと危ないです。

「スタートメニュー」から「Windowsシステムツール」＞「プログラム名を指定して実行」をクリックします。

名前の欄に「regedit」と入力してEnter。

レジストリエディタが開きます。

キー「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProvidens\NtpClient\SpecialPollInterval」を開きます。

この値は16進数で表示されてるので、ラジオボタンで10進数に変更したうえで、同期を取りに行くタイミングを「秒」で設定します。

デフォルトは604800・・・つまり、1週間ごとなので、1日ごとにする場合は60x60x24=86400に設定します。

「1日じゃ遅い！もっと細かく同期を取りたい」という場合もありますが、頻繁にNTPサーバにアクセスするのは、サーバ負荷になるので、接続先サーバの制限事項を確認した上で同期をとるタイミングを決めます。

ntp.nict.jpは1日の上限を480回（1時間に20回）としています。

1時間に20回ということは、3分に1回ということです。
さすがに、そこまで細かくいく必要はないかな～ということで、900で設定してみることにしました。

これで15分に1回の同期になります。

1～7までの対応でも解決しなかったので、根本的な原因は別にあると判断し、調べたところ、ある機能が原因だということが判明。

じゃ、その機能を動かなくすれば、以前のように普通に時を刻むはず。

キー「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\Config\UtilizeSslTimeData」を開き、値を「1」から「0」に変更します。

これで、機能が無効化されます。