我が書庫より～ダイハツ・ムーヴ(L600系) その①

今回はダイハツの初代ムーヴのカタログをUP。

「裏ムーヴ」ことカスタムシリーズ登場時のものだが、裏には「9710」とあったので'97年10月発行のものであろうか…。

シリーズ最強の4気筒・DOHC16バルブターボ・JB-JL型エンジンを搭載するSR-XX。

発売当初はコレが「SR」を名乗っていたが、遅れて追加された3気筒ターボがSRとなり、4気筒ターボがSR-XXに改名された。

しかし、最終型では3気筒ターボがSR-XXを名乗るという、何だかヤヤコシイ状態になっている…(；・∀・)

RV志向のZ4はリアラダーやガード付きの大型フォグランプ、メッキの大型ミラーなどを装備してRVルックに装う。

ボディカラーも2トーンカラーのみの設定だ。

発売当初右1・左2ドアのみだったワゴンRに対抗すべく、ムーヴは発売当初から5ドアボディで登場。

さらに、現在まで続くムーヴ伝統の横開きバックドアは軽い力で開閉できることをアピールしていた。

リアシートには150mm(4WDは105mm)の左右分割・前後スライド機構と19段のリクライニングを装備。

他車より床の低かったミラのシャーシがベースだったため可能になった装備だが、折りたたみは前に跳ね上げる方式なので長い荷物だと畳んだシートがちょっと邪魔になったかもしれない。

前後フルフラット状態。

これなら大人2人で車中泊もできそうだ…。

また、スライド機構もあるので、荷物がかさばる場合はシートを前気味にセットすることで対応できるのも便利だ。

この年式になると、エンジンは全車DOHCとなっており、シリーズ最強の4気筒ターボ・JB-JLを筆頭に3気筒ターボのEF-RL、3気筒EFIのEF-ZL、キャブ仕様のEF-GLの4種類が設定された。

また、ターボ全車とCXのATは4速となる。

4WDはターボ全車とNAのAT車はフルタイム4WDとなるが、NAのMT車はパートタイム式が採用されていた。

切り替えスイッチはスバルのヴィヴィオなどと同様にシフトレバー上に設置されている。