小ガリ傷補修①（カナリダメかも・・・編）

前オーナーがホイール4本とも写真のようなガリ傷をいっぱい付けてくれていました。ホイール自体にはあまりダメージはありませんが、塗膜が削れて変色しており見た目が悪いので盆休みに補修してみました。

とはいえ、簡単に決断したわけではなく、あ～でもない・こ～でもないと色々迷いましたが。

一番の問題はホイールに施してある「ハイラスター塗装」（他メーカーではハイパーシルバー塗装というらしい）

普通のアルミホイールのようなアルミの上に粉体塗装で厚いクリア塗装して終わりでは無く、粉体塗装でベース塗装を塗ったら一度ブラック塗装をしてから薄～くシルバー塗装をすることで光の当たる部分と当たらない部分のコントラストを強調する塗装なんですが、市販の缶スプレーで塗ったのでは色が合いません。
傷を埋めるのに必ずパテを使うので、その処理をどうするかが一番の悩みどころでした。

結局「パテ盛りの範囲を出来るだけ少なくして」「リム外径から5mmぐらいなら塗装しても目立たないんじゃね？」という方針で行くことにしました。

まず抉れて盛り上がっている部分を棒ヤスリや耐水ペーパーで削り落とします。
リムの縁はベース塗装まで露出してしまいましたが、まぁここまでは想定の範囲内

脱脂をしてパテが付着して欲しくない部分をマスキングテープで養生してからアルミパテを盛っていきます。

使用したホルツのアルミパテは密着性をあげるため柔らかめです（調整不可）
余分なところに付かないように気を付けつつ、必要なところには厚さに余裕を持って盛っていきます。

盛り終わったらさっさとマスキングテープは剥がします。（パテが固まってからだとテープが千切れるかパテがごっそり剥がれそうだったので）

パテ硬化のため、丸1日放置します。
（パテの取説には気温20℃なら2時間で硬化と書いてありましたが念のため・・・・・・・・・ウソ、暑くてダレてただけ）

で、硬化したパテを棒ヤスリと耐水ペーパーで削っていきます。（耐水ペーパーはブロックに巻き付けて使用）

はい、どう見ても当初の目論見より広い範囲を削っております。本当に有り難うございました。
いや～、ここまでやらないと面が滑らかに繋がらないんだわ～。

一カ所こうなってしまうと吹っ切れて他のスポークもこんな感じで削っていきます。

とりあえず4本とも削り終わったところで作業終了。

部屋に戻って涼みながら塗装案を練ります。