先週の産経スポーツに、
「フクシマ」コールに川島「冗談にできない」
という記事が載っていた。
あちこちのブログに書かれているのでご存知の方が
多いと思う。ゲルミナル戦でゲルミナルのサポーターが
「フクシマ」と連呼して川島を挑発したのだ。
彼は東日本大震災による原発事故も、そして
高橋尚子さんと被災地を尋ねたりしていた。
彼は心無い「フクシマ」コールは聞き逃すことは出来ず、
サポーターに、そして主審に抗議した。
主審は川島のクールダウンのために両軍の選手を
ベンチに下げ試合を中断した。
ゲルミナルは深く反省し、
公式ホームページで日本語による謝罪文を掲載し、
東日本大震災への義捐金を募るという。
川島氏の行為はエラ・ウィーラー・ウィルコックスの名言
「抗議すべき時に沈黙するのは卑怯者である」を思う。
映画「JFK」の冒頭に意味深く表示されている。
サッカーの世界、ピクシー、ベンゲル氏、オシム氏、ザッケローニ氏、
全ての方が日本をこよなく愛してくれている。
だから、このような事があると少々残念だ。
曰く、
地下鉄に乗っていると同じ車両のお客さんが「あれ、この人…」と私に気づくことがあります。
それでも何も起こらない。話しかけたそうにしているのは分かるのですが、
踏みとどまっている感じが受け取れる。
私に迷惑をかけてはいけないと思ってか、すっと視線を外してくれる。
そういう心遣いには本当に驚きます。
イタリアで私が地下鉄に乗ろうとしたら、
あっという間に取り囲まれて改札を通ることもできないでしょう。
ザッケローニ氏
日本ほど素晴らしい国は、世界中のどこにもないだろう。
これは私の確信であり事実だ。
問題は、日本の素晴らしさ・突出したレベルの高さについて、
日本人自身が全くわかっていない事だ。
おかしな話だが、日本人は本気で、日本はダメな国と思っている。
最初は冗談で言っているのかと思ったが、本気とわかって心底驚いた記憶がある。
信じられるかい?こんな理想的な素晴らしい国を築いたというのに、
誇ることすらしない。本当に奇妙な人達だ。
しかし我々欧州の人間から見ると、日本の現実は奇跡にしか思えないのである。
アーセン・ベンゲル氏
そしてピクシーもオシム氏も名声を得られるチャンスをすててまでして日本にやってきた。
彼らは皆、欧州に比べ、日本の民度の高さを一様に口にする。
そんな事を思い出してしまいました。
そして、川島に対する挑発はその階級社会による民度が問題なのかな?
リールセ・川島に"カワシマ!フクシマ!"チャント 第4節ゲルミナル戦
↑5:03から、川島の怒りの抗議、その後に主審が両軍の選手をベンチに下げてます。
ヨーロッパは階級社会、階層によって意識は違う。日本は世界にまれな平等社会。
※
「抗議すべき時に沈黙するのは卑怯者である」がどの程度使われてるかググッたら、
見覚えのある名前が。
武蔵野市議会議員 松本清治 公式ホーム
東京電力が実施する計画停電で、市内の一部地域が対象から外れたことについて、
「松本清治の要請が実現しました」などと記したビラを配布していた民主党の市会議員。
彼の座右の銘であると言う。
なるほど、だから東京電力に「抗議」したんだ。
映画「JFK」でギャリソン検事(ケビン・コスナー)の最後の陪審員にたいする陳述の中での言葉。
・・・「愛国者は自分の国を政府から守るべきだ」・・・
そう、あんたらから守らなくては。
他にも何人かの議員様。
彼らの発言や演説を聴くとチャップリンの「街の灯」の冒頭の銅像の除幕式で
えらそうに演説するお偉方が目に浮かぶ。
City Lights (2013/6/28修正)
Charlie Chaplin - City Lights
↑最後のシーン。おもいっきりのやさしさ。(昨日LDで見たばかりだ)
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東日本大震災 | 日記
Posted at
2011/08/29 21:54:50