野辺山まで行ってきた。小海線の野辺山駅の前にあるポッポ牛乳((株)ヤツレン)の野辺山乳製品直売所でジャージー牛乳のとてもおいしいソフトを食べに。以前は清里の清泉寮のソフトがおいしかったけど、清泉寮ファームショップが建設され、そこでソフトが販売される頃から食べなくなってしまった。
清泉寮もジャージー牛乳が売りだったはずで、以前はおいしかったんですけどね。そのころは清泉寮前の広い牧場、その頃は牛が常に放牧され、清泉寮のホテル内の売店で売られていた牛乳は濃厚で本当においしかった。
往き(復路の時間の関係で同じ)は圏央道の入間ICから乗り中央道の須玉ICから国道141号線で上がろうと思っていたけど、ナビでポッポ牛乳を目的地にしたら一つ先の長坂ICで降りろと。長坂ICで降りたことがなかったのでナビのご宣託通りに長坂ICへ。
長坂ICのそばには桜の季節に良く行く清春芸術村があるけど、そこに行くときは桃の花と七里岩ラインを走りたいので長坂ICで降りたことは無い。長坂ICで降りて北八ヶ岳公園線(県道28号線)、小淵沢からレインボーラインや大泉湧水ラインでこの路線に降りて清里方面には良く走るけど長坂ICからは初めて。
国道141号線に出る前の八ヶ岳大橋の駐車場からの八ヶ岳は見事、少し眺めてからいつも快適な八ヶ岳を眺めながらの登り、今日は清泉寮はパス、国道141号線に出る。ちょっと走るとポッポ牛乳。
ポッポ牛乳、いつも駐車場は一杯、今日は普通車枠に観光バスが停まっていたのでなおさら。以前は直売所の中で販売されていたけど、人気が出て人が多くなったからか外に列を作って買うようになった。販売所まえで、八ヶ岳を眺めながらおいしく頂きました。
頂いた後は野辺山駅に少し寄ってから天文台へ。天文台敷地の木々が高くなってきたからか、駐車場からパラボナが見えなくなった。財政難の影響なのか、守衛所から守衛さんがいなくなり、タブレットによる入場手続きになっていた。観測所を丹念に一回りすると一時間ほどになるようだけど、今日は少し割愛して45分。
帰路、何処かに寄ってからと思ったけど、以外に時間を取ってしまったので素直に往路と同じコースで帰還。今日の渋滞は談合坂SAから始まっていました、談合坂ではまだまだ明るかったけど、渋滞を抜けたら真っ暗。
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圏央道、入間ICから。
圏央道から中央道へ、今日は日曜日なのに渋滞無し。
渋滞もなく快適。
笹子トンネルを抜けて。
八ヶ岳を眺めながら。
長坂ICへ。
北杜八ヶ岳公園線に入る。
八ヶ岳大橋で。
八ヶ岳を眺めながら登る。
ポッポ牛乳に到着。
野辺山駅に。
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所。
今回も富士山を眺めながら。
いつもの渋滞、赤いテールランプが延々と。
渋滞していたので談合坂をでてすぐにある「
旧中央自動車道遺構」をゆっくり見た。
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【所長の奮闘】交付金削減で”閉鎖の危機”… 宇宙観測あきらめない天文学者 『Nドキュポケット』NNNセレクション
上のNNNセレクションの元になった動画は
「カネのない宇宙人 信州 閉鎖危機に揺れる天文台」、お時間があれば是非ご覧になって下さい。
野辺山宇宙電波観測所、存続出来るかどうかの危機。解決出来るかどうかの見通しも立っていない。近くにある臼田宇宙空間観測所、ここは衛星との通信を司るパラボラ、美笹深宇宙探査用地上局が老朽化した臼田の後継、深宇宙探査機と通信を行っている。学術研究に使用している野辺山の45mパラボナと使用目的が違う。
野辺山の第四代所長であった石黒氏、彼がアルマの基礎を作り世界の天文学会に計画を投げかけた。世界を調査し、アタカマに狙いを定め、あの地にバラックの観測小屋を建て、予備観測を行い、そのデータを示しながら国際学会に投げかけた。
当時、世界もその必要性は認めていたけど石黒氏の行った行動までする国は無かった。その石黒氏の投げかけに世界は賛同しアルマは始まった。主導権を握りたい各国の思惑、日本は文部省が予算の出し渋りを行い、日本は大きく出遅れた。計画立案をしたのに途中からの参入、石黒氏らは歯がゆかったに違いない。
文科省はこんな事を言っていた。(少し長いけどお許しを)
・・・引用ここから
アルマ計画中間評価報告書(案)-野辺山から30年 サブミリ波が拓く21世紀の天文学- おわりに
野辺山にある世界最大のミリ波望遠鏡である45メートル鏡を中心とする大型電波望遠鏡群は、我が国の電波天文学の研究レベルを世界第一線に押し上げた。そして、可視・赤外線望遠鏡で世界最大級の口径を持つ「すばる望遠鏡」の性能と観測成果は、現在、世界的に高く評価されており、我が国だけでなく国際的な天文学の推進に大きな役割を果たしつつある。今や日本の天文学は世界でゆるぎない地位を占めるようになった。
アルマ計画は、「すばる望遠鏡」では観測不可能な宇宙の姿を、ミリ波やサブミリ波を使って観測する前人未踏の巨大プロジェクトである。野辺山で培ったミリ波天文学の成果を引継ぎ、「すばる望遠鏡」で世界最高レベルに達した我が国の天文学研究。そこに「人類史上最強の電波の眼」が加わるのである。人類の自然観の拡大に貢献できる大きなステップとなるだろう。
スタート時点で乗り遅れた日本がどこまで不利を克服し、プレゼンスを発揮できているのか。中間評価に臨むに当たって最も心配していた事である。しかしながら、国立天文台からの説明を受けるにつれ、それは杞憂に終わり、審議の主題は「国民の負託に応え計画を成功に導くために必要なことは何なのか」ということに移っていった。
科学的意義を達成するためには、国立天文台を中心とした大学関係者の努力が必要であることはいうまでもない。また、技術面での下支えも当然重要であり、受信機や望遠鏡などの装置開発において、日本として最新・最高の技術をもって製造・設計にあたる必要がある。さらに、日本国民に対して成果を還元し続ける責務もある。本格観測開始まで4年弱、アルマ計画の成功に期待したい。
・・・引用ここまで
何を言わんかであると思う。参加した日本、各国で受信機を作る事になっていたが最難関のバンド10のサブミリ波受信機、技術的に最難関でどの国も作る技術を持っていなかった。最後に参加した日本、引き受けた。半導体メーカーの力は借りれない、天文学者達が作り上げた。多分、初めから参加していても日本が作ったんだと思う。
事業仕分けで毎年1%ずつ予算が縮小される現実、その結果野辺山は存続の危機に立っている、蓮舫さん、それで間違いないですよね。国から予算の獲得も出来ない文科省、アルマの時と同じく受け身だけ、成果を上げればあたかも自分たちの成果の如くに立ち回る狡猾な文科省。蓮舫さんそれで合っていますよね・・・
学術会議は軍事目的の研究は大学はするなとか、言っているけどそれ以外はだんまり、何故ですかね。補助金の毎年1%の削減の話が出てくると、自民党が大学への補助金を削減したからという話を出してくるけど、それなら何故それを民主党政権は廃止しなかったの、そしてあなた方は野辺山の存続危機を招いた事業仕分けを行った、蓮舫さんそうですよね。
科学技術予算に関する緊急フォーラム「事業仕分けから日本の未来の科学を考える」
JSA大学問題シンポジウム 学術研究体制の惨状と解決の展望
Posted at 2023/06/06 10:41:02 | |
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