(岩手から)戻ってきました。

というわけで、(ブログアップは1週間遅くなりましたが)復興支援のボランティアを終えて帰ってきました。

まあお盆中はボランティアセンターもお休みになっていたので実時間としてはそんなに多くなかったですが…。

とりあえず現地でやった事を簡単に書き出すと、

・瓦礫の袋詰め
→大きな瓦礫(要重機)はもうなかったのでスコップ片手に袋詰めしていました。
とはいえ、いまだに水分を多く含んだ泥や木材も多かったので袋半分ほどでも十分重たかったです。

・瓦礫の回収
→上の袋をトラックに積み込み、処分場に運搬する作業です。
ですが場所によっては車の入れないところに積んであったり、袋に半分以上入っているのもあったりしたので袋詰めの作業並みに大変でした。

・支援物資倉庫の片付け
→もう現地では避難所から仮設住宅に入った方も多く、物資的にはあまっているほどでした。
そのため衣類(新品・中古問わず)は余計なもの(タグや包装)を外してまとめて袋詰めし、繊維のリサイクル業者に引き渡すための作業をやっていました。
ちなみに同倉庫には医薬品(軟膏や湿布など)や調理用具一式、携帯ラジオなどもありましたが、配布されている様子はありませんでした。
(もう必要ないからか?または倉庫-役所間の情報伝達がうまくいっていないのか?)

・保育園の運営補助
→現地でも教育機関は再開してきているものの、(避難している方などへの)支援に回ってしまったりしていて運営が厳しいところもあるようで、自分は園庭の草むしりや園児の遊び相手をしたりしました。


支援を通して痛切に感じたことは

「とにかく人手が足りない」

支援物資は現状あまっているため、(むしろありすぎるがために仕分け作業や在庫確認の)人手が足りないせいで配布するまでのラグが大きくなっていること、
瓦礫の撤去も要望はたくさんあるが人手不足で1日1件終わらせるのがやっとなほどしかできないこと、
教育機関の職員も人手不足の影響で復興作業がメインになってしまっているがため満足に本業を行えないということがありました。


そのため自分の見解としては、

「もう支援物資は十分届いている所が多いので要望が無い限りは送らないこと」

「むしろ物資より義援金を送ったほうがいいということ」

「そしてできるなら義援金だけじゃなく直接現地に赴いて復興支援のボランティアをしてほしい。もしボランティアができなくても滞在中は現地でいっぱいお金を使ってその地域に還元してもらいたいということ」

そう感じました。

そしてもう一つ。

「もうテレビに映らなくなった被災地も、まだ復興は終わっていない、むしろこれからが大変なのを忘れないで」
ということです。


さて、次回のブログからは通常に戻ります。
ではでは。